シラッシの多面体とは? わかりやすく解説

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シラッシの多面体

(シラッシの環状多面体 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/16 15:21 UTC 版)

シラッシの多面体

種別 穿孔多面体七面体
面数 7つの六角形
辺数 21
頂点数 14
頂点形状 6,6,6
対称群 C1, [ ]+, (11)
双対多面体 チャーサールの多面体
特性 非凸
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シラッシの多面体(シラッシのためんたい、: Szilassi polyhedron)は7つの六角形の面からなる、トーラスに同相な、凸でない多面体である。

彩色と対称性

シラッシの多面体の全ての面は、他のどの面とも一辺を共有している。よって、隣接する面を異なる色で塗るためには七色を要し、七色定理の下界値を与える。シラッシの多面体は180度回転対称の軸を1つ持ち、3対の面は合同である。対にならない残り1つの六角形は、この軸に関して垂直かつ180度回転対称である。14個の頂点と21本の辺は、トーラス表面へと埋め込まれたヒーウッド・グラフの形をしている。

面の完全な隣り合い

数学の未解決問題
面の数が7より多く、全ての面同士が一辺を共有するような非凸多面体は存在するか?

四面体とシラッシの多面体は、全ての面同士が一辺を共有する多面体として(今のところ)知られているただ2つのものである。

もし f 枚の面を持つ多面体が h 個の穴を持つ曲面に埋め込まれていて、全ての面が他のどの面とも一辺を共有しているならば、オイラー標数の式を変形して

  • 各面を異なる色で表示した正射投影。ファイルを開くとマウスを左右に動かして模型を回転させられる。[1]

  • 回転するシラッシの多面体

  • 参考文献

    1. ^ Branko Grünbaum, Lajos Szilassi, Geometric Realizations of Special Toroidal Complexes, Contributions to Discrete Mathematics, Volume 4, Number 1, Pages 21-39, ISSN 1715-0868

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