切稜立方体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 01:50 UTC 版)
切稜立方体(せつりょうりっぽうたい、chamfered cube)とは、立方体の辺(稜)に平行な平面によって辺(稜)を含む三角柱部分を切り離す操作(切稜)を、12本の辺(稜)に対して一様に行うことによって得られる凸多面体である。切り離される三角柱の底面が二等辺三角形である場合、いいかえれば切稜角が45度の場合には、最大の切稜深度すなわち立方体の辺(稜)の中点を含む平面で切稜することによって得られる多面体は菱形十二面体とよばれている。したがってそれよりも浅い切稜によって得られる多面体は、菱形12面体の4価の頂点6箇所を切頂した切頂菱形12面体(tetratruncated rhombic dodecahedron)ともよばれる18面体となる。
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- ^ 多面体. シュプリンガー・フェアラーク東京. (2001/12/5)
- ^ 正多面体を解く. 東海大学出版会. (2002/5/20)
- 1 切稜立方体とは
- 2 切稜立方体の概要
- 3 立方体切稜のバリエーション
- 4 外部リンク
- 切稜立方体のページへのリンク