しゅん‐よう【春容】
しゅん‐よう〔‐ヤウ〕【春陽】
しゅんよう【シュンヨウ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第5428号 |
登録年月日 | 1997年 3月 7日 | |
農林水産植物の種類 | 小麦 | |
登録品種の名称及びその読み | しゅんよう よみ:シュンヨウ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 長野県 | |
品種登録者の住所 | 長野県長野市大字南長野字幅下692の2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 牛山智彦 久保田基成 土屋宣明 近藤武晴 田中幹男 斎藤稔 赤沼礼一 泉克明 桑原達雄 井ノ口明義 前島秀和 羽田丈夫 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「東北148号」に「東山10号」を交配して育成された固定品種であり,育成地(須坂市)における成熟期はやや早,穂発芽性は極難,耐倒伏性が強く,粉及び麺色が明るい黄色を有する製めん適性が優れる品種である。 叢性はやや匍匐,株の開閉はやや閉である。稈長はやや短,稈の細太は中,剛柔はやや剛,ワックスの多少は少,葉色,葉鞘のワックスの多少及び葉身の下垂度は中,フレッケンの有無・多少は無である。穂型は紡錘状~棒状,穂長はやや長,粒着の粗密,穂の抽出度及びワックスの多少は中,芒の有無と多少はやや少,ふの色は褐である。粒の形及び大小は中,粒の色は赤褐,千粒重はやや大,原麦粒の見かけの品質は中の中である。播性の程度はⅣ,出穂期及び成熟期はやや早,穂発芽性は極難,脱粒性は中,耐倒伏性は強,耐雪性は中,耐凍上性は極強,収量性はやや多,粒の硬軟は中である。粒質は粉状質,製粉歩留及びミリングスコアは中,60% 粉粗蛋白質含有率はやや少,粉の白さはやや低,明るさは中,色づきは高,吸水率は中,最高粘度は大である。赤かび病抵抗性はやや強,うどんこ病及び赤さび病抵抗性は中である。 「シラネコムギ」と比較して,葉身の下垂度が大きいこと,フレッケンが無いこと,穂のワックスが少ないこと,粒質が粉状質であること,粉の白さが低いこと等で,「フクホコムギ」と比較して,叢性がやや匍匐であること,葉色が濃いこと,粒の色が赤渇であること,耐倒伏性が強いこと,耐雪性及び耐凍上性が強いこと,赤さび病抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,長野県農事試験場(須坂市)において,昭和54年に「東北148号」に「東山10号」を交配し,57年に雑種第3代で個体選抜を行い,以後,系統育種法により選抜,育成された固定品種である。60年から系統適応性検定試験,62年から「東山25号」の系統名で生産力検定試験等の調査を行い,平成6年にその特性を確認して育成を完了した。5年は雑種第15代である。 |
春陽【シュンヨウ】(食用作物)
登録番号 | 第12181号 | |
登録年月日 | 2004年 8月 18日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 春陽 よみ:シュンヨウ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 上原泰樹、小林陽、太田久稔、清水博之、福井清美、三浦清之、大槻寛、小牧有三、笹原英樹 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「NM67×NM(1-3)(後の「エルジーシー1」)」に「北陸153号」を交配して育成された固定品種であり、育成地(新潟県上越市)における成熟期は早生の晩、精玄米千粒重が大、グルテリン含量が低の水稲、粳種である。草型は偏穂重、稈長は短、稈の細太はやや太、剛柔はやや剛、止葉の直立の程度はやや立である。穂長はやや長、穂数は中、粒着密度はやや疎、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄である。芒の有無と多少はやや少、芒長はやや短、芒色は黄白-黄である。玄米の形はやや細長、大小及び精玄米千粒重は大、玄米の見かけの品質は中の下、光沢はやや不良である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は早生の晩、障害型耐冷性はやや弱、穂発芽性は中、耐倒伏性はやや強、脱粒性は難、収量は多である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a、穂いもちほ場抵抗性及び葉いもちほ場抵抗性は中、白葉枯病ほ場抵抗性はやや弱である。アミロース含量は中、蛋白質含量はやや低、グルテリン含量は低、プロラミン含量はやや低である。「ひとめぼれ」と比較して、精玄米千粒重が大きいこと、グルテリン含量が低いこと等で、「トドロキワセ」と比較して、穂長が長いこと、精玄米千粒重が大きいこと、グルテリン含量が低いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成3年に北陸農業試験場(現独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構、新潟県上越市)において、「NM67×NM(1-3)(後の「エルジーシー1」)」に「北陸153号」を交配し、雑種第2代でグルテリン含量を分析して選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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