シュンドルボン【Sundarbans】
シュンドルボン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/07 19:06 UTC 版)
シュンドルボン(英語:The Sundarbans、ベンガル語: সুন্দরবন、ヒンディー語: सुंदरवन)はバングラデシュ・クルナ管区南部にまたがり、インドに接して広がるマングローブの群生地帯。バングラデシュ側はそのほとんどの地域が政府によって保護されており、1997年には国際連合教育科学文化機関の世界遺産(自然遺産)に登録された。1987年に自然遺産に登録済みのインドのスンダルバンス国立公園も同様の保護区である。シュンドルボンはベンガル語で文字通りには〈美しい森〉を意味する(< সুন্দর sundara〈美しい〉+ বন bana〈森〉)が、むしろこの地域に生育するアオイ科サキシマスオウノキ属のスンドリの木(ベンガル語: সুন্দরী sundarī; 学名: Heritiera fomes)が関連していると考えられる[1]。ヒンディー語ではスンダルバンと呼ばれる。またシュンダバンズと表記している資料も存在する[2]。
- 1 シュンドルボンとは
- 2 シュンドルボンの概要
シュンドルボン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 06:41 UTC 版)
詳細は「シュンドルボン」を参照 シュンドルボンの河口デルタは世界最大のマングローブ林である。ガンジス川の河口にあり、バングラデシュからインドの西ベンガル州に亘って広がる。バングラデシュ側とインド側でそれぞれシュンドルボンとシュンドルボン国立公園としてユネスコの世界遺産に登録されているが、もとは一続きの密林である。スンダルバンは潮汐の水路となる汽水域と干潟、小島からなるマングローブ林であり、生態系の観察には最適である。この一帯は豊かな動物相で知られる。有名なベンガルトラのほか鳥やヘビの種類は多く、ワニやシカも生息する。現在ベンガルトラは約400頭、シカは約3万頭が生息すると推計されている。
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