サニーベルの大人たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 09:50 UTC 版)
「花の魔法使いマリーベル」の記事における「サニーベルの大人たち」の解説
タクロー 声 - 小野健一 ユーリとケンの父。以前はゲームデザイナーとしてゲーム会社に勤めていたが、脱サラしてサニーベルへ移り住み『フラワーショップ・マリーベル』を開いた。のんびり屋で少々気弱だが子供達をしっかり見守っており、魔法使いであるマリーベルのことも、正体を知った当初は驚いたものの、子供たちの良き遊び相手として穏やかに受け入れている。 また、いざという時には子供たちの直面した問題の解決のため、保護者として知恵を貸すこともある。 レミ 声 - 玉川紗己子 ユーリとケンの母。夫のタクローと共にフラワーショップを切り盛りしている。優しく聡明な母親であり、てきぱきと仕事をこなすしっかり者。タクローと同じく、マリーベルのことを受け入れている。 ローズ 声 - 京田尚子(幼少時 - 横山智佐 → 西原久美子) ユーリとケンの家の隣に住んでいる、一人暮らしのおばあさん。穏やかで優しく、お菓子作りが得意。老いてなお、魔法使いや妖精の存在を夢見る純真な心を失わず、幼少時から大切にしていた「マリーベルの絵本」の主役であるマリーベルに会いたいと思い焦がれてきた。ユーリとケンに絵本を貸したことで遅まきながら夢が叶い、憧れのマリーベルと親交を結ぶことになった。また、草花や木々を深く愛しており、自宅の見事なバラの庭園で子供たちを招いてよくお茶会を開いている。 良き理解者として常に暖かな眼差しで子供たちを見守っており、子供の心を理解しようとしないバートに嘆息している。 バート 声 - 西村知道(幼少時 - 山口勝平) ビビアンの祖父で、ローズの幼馴染。頑固で短気な人間嫌いで、かなりの意地っ張り。町中の子供たちに対して怒鳴り散らしているため快く思われておらず、孫のビビアンにも恐れられている。幼少時のトラウマから花が大嫌いな他、妖精といった不可思議な存在や世の中に起きる不思議な現象を一切信用しない現実主義者でもあり、いい年をして妖精を追い続ける甥のジートに憤慨している。 マリーベルの活躍で花嫌いが治った以後も彼女のことを快く思わず草花に対する邪険な態度も相変わらずであったが、聖なる樹を阻止すべく立ち向かったマリーベルの言葉を聞いて考えを改めるようになり、大切な友達を失って悲しむユーリたちに心境の変化を吐露して慰めた。 最終回エンディングではローズの自宅の庭で一緒にお茶をしており、道行く子供たちに穏やかな笑顔で手を振っている。 ジート 声 - 松本保典 → 辻谷耕史 バートの甥。妖精ハンター。28歳独身。口癖は「うんうん」。 幼い頃に迷い込んだとうもろこし畑で妖精に助けられた経験を持つが、嘘つき呼ばわりされたため妖精を捕まえてその存在を証明しようとしている。根底には「目に見えない不思議なものの存在をみんなに理解してもらいたい」という純粋な思いがあり根っからの悪人ではない。しかし、目的に固執するあまり「妖精を金で売る」「妖精を捕まえて有名になる」といった俗悪な発想に至ってしまい、犯罪行為もいとわぬ強引なやり口ゆえにマリーベルたちの反感を買う。 タンバリンをさらおうとして懲らしめられた後も、妖精やマリーベルの正体を巡って懲りずに騒動を巻き起こすが、後に恩師シェルボー教授の企みを知ってショックを受け、再会したとうもろこし畑の妖精に過ちを諭されて改心し、妖精の存在を純粋に信じる大人の1人として子供たちの良き友となった。 後にキューピッドの導きによって女子アナウンサーのマギーと相思相愛の仲となり、最終回のEDでめでたく結ばれた。 ブラ 声 - 塩屋浩三 サニーベルの警察官。小太り、ビン底メガネ。マリーベルの魔法を幾度も目撃している。その度に相棒のノッポに訴えるが信じてもらえないというやり取りがほぼ毎回のお約束となっている。 ノッポ 声 - 長島雄一 サニーベルの警察官。名前通り背が高く、のんびり者。常にブラと行動を共にしているが、マリーベルの魔法をいつも見逃してしまい、ブラに対して呆れ顔でツッコミを入れるのを繰り返している。 マギー・エーデルワイス 声 - 池本小百合 サニーベルテレビの女子アナウンサー。サニーベルで起こるニュースをさわやかな笑顔で届け、時には自ら現場レポートを行ったり、番組やイベントの司会でも活躍している。何かとマリーベルらと現場で顔を合わせることも多く、顔見知りになっている。 シェルボー教授 声 - 神山卓三 サニーベル大学の教授。ジートの恩師でもある。表向きは生物学者であり妖精学の権威。人格者としても有名であるが、実は妖精を捕まえて解剖しようと企む妖精ハンター。妖精の瞬間移動を阻止する網や虫かごを製作するなど、マッドサイエンティストな面も併せ持つ。 最終3話では、妖精たちをおびき出すべく都市計画開発によって草花や木の迫害を始め、地球を未曾有の危機に晒してしまう。 そんな彼も、子供の頃は自然を愛する純粋な少年であり、マリーベルの手引きによってその過去を思い出した後、己の過ちに気づいて改心し聖なる樹と和解した。 最終回エンディングでは、大学の講義室に草花を生けた花瓶を置いており、再び自然と親しむようになった姿が描かれている。
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