サスケと仲間達
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 05:24 UTC 版)
サスケ 声 - 雷門ケン坊 主人公。父から甲賀流忍術を受け継ぎ、「猿飛の術」「分身の術」「微塵がくれの術」などの忍術を駆使して戦う少年忍者。父と共に様々な強敵と戦い続け、忍者の心技体を磨いていく。生き残るために敵を倒す非情さを心得ているが、やはり素顔は幼さを残す少年であり、死んだ母親に対する思慕の情を強く持ち続けている。第2部では成長し、腹違いの弟・小猿を抱えて放浪する。 最終的に、力を貸そうとした農民たちが引き起こした百姓一揆に巻き込まれて小猿を失い、放心状態のままどこかへと姿を消した。 大猿大助 声 - 外山高士 サスケの父。真田幸村配下の甲賀忍者。猿飛忍群の一人であり、「猿飛の術」の使い手。サスケにあらゆる忍術を教えるとともに、忍びとしての心構えを説く。素手で暴れ牛の首を折るほどの怪力の持ち主。人間だけでなくイノシシにも化けるなど、変装術にも優れる。幼い頃、忍者にさらわれて忍として育てられたという過去がある。 宗教の類は一切信じておらず、神仏に縋るよりも自らの地力を持って生き延びるために努力することが何よりも肝要という現実的な視点を持ち、どんな逆境においても決してあきらめず、追い詰められた末に自らの意志で殉教を選ぼうとするキリシタンたちを鼓舞する強い精神力の持ち主。 長い放浪の末にサスケと共にキリシタンの隠れ里に移り住み平穏な日々を過ごしていたが、隠れ里壊滅の際に脱出する人々を手助けする道中に半蔵によって仕掛けられた罠により死亡する。 サスケの母 声 - 平井道子 サスケにとっては優しい母であり、大猿にとっては良き妻だったが、大猿を追ってきた服部半蔵の娘に殺されてしまう。 アニメ版では、死後もサスケの回想などを通じて登場する。 スガル/若菜 声 - 北浜晴子 伊賀抜け忍の住む隠れ里に逃げ込んできたキリシタンの一人。旅の途中で病に倒れた大猿を看病したことがきっかけで大猿と愛し合うようになり、結婚して家族四人で一時幸せな生活を送った。隠れ里壊滅の際は妊娠中で大岩の隙間に隠れて地下水を飲んで生き延びており、サスケの介助で小猿を産んでそのまま息を引き取る。アニメ版ではキャラクター名が「若菜」となっている。 楓/薫 声 - 栗葉子 スガルの娘。サスケよりも年上であることもあって精神的にも大人であり、母の面影を引きずるサスケと違って大猿と母の再婚を容認していた。母の再婚によりサスケの義理の姉となったが、隠れ里壊滅の際、半蔵の仕掛けた罠に巻き込まれ死亡する。 アニメ版ではキャラクター名が「薫」となっている。 小猿 大猿とスガルの間に生まれた子でサスケの異母弟。第2部最終回において村で起こった一揆の騒動に巻き込まれ行方不明となってしまう。 石猿佐助 声 - 池水通洋 猿飛忍群の一人。普段は石工をしている。 石猿の妻(雪) 声 - 平井道子 サスケの叔母。サスケの母の双子の妹であるため、サスケの母とそっくりの容姿を持つ。アニメ版ではキャラクター名が「雪」となっており、声をサスケの母役の平井道子が二役として演じている。 石猿の子供達 声 - 雷門ケン坊 容姿はサスケとそっくりで、服装にいたっては完全に同一の四つ子。山の中で遭遇した猟師(九鬼一族の一人)を分身四つ身の術でからかったことで一人は撃たれて死んでしまう。 アニメ版では、声をサスケ役の雷門ケン坊がサスケと合わせて一人五役でこなしている。 さらにアニメ版では、生き残った三人のうちの一人は右目の下にあるほくろで見分けることができる。 赤猿 大猿の仲間である元・忍者。現在は易者と絵師で生計を立てている。 猿飛忍群 声 - 富山敬、野本礼三ほか 「猿飛」とは人の名ではなく術の名であり、猿飛の術を使う者はみな「猿飛」である。真田幸村に仕える猿飛忍群は同じ顔に変装し、「大猿」「石猿」といった名前で呼び合っている。他にも「赤猿」「土猿」「日猿」「木猿」がいる。 霧隠才蔵 声 - 近石真介 大猿の盟友。謎の忍者「霞の小源太」に扮して根来衆に命を狙われた大猿を救う。ヨーヨーや「霧がくれの術」「霧ケシの術」を使う。
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