コンタックスTシリーズとは? わかりやすく解説

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コンタックスTシリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 00:22 UTC 版)

コンタックス」の記事における「コンタックスTシリーズ」の解説

レンズゾナー搭載した焦点コンパクトシリーズ高級コンパクトカメラという分野築いた。名称は「小型の」を意味するTiny由来するコンタックスT(CONTAX T 、1984年発売) - Tシリーズ初代機、かつヤシカ京セラ吸収され以後最初の製品135フィルム使用し24×36mm(ライカ)判。マニュアルフォーカスコンパクトレンジファインダーカメラ。フラットなフロントカバー前に倒すとレンズ出てくるというギミック特徴レンズは4群5ゾナー38mmF2.8、距離計連動し最短撮影距離は1m。クオーツ制御絞り優先AE電子シャッターシャッター最高速1/500秒。京セラカール・ツァイスポルシェデザインによる共同開発チタンボディ検討されたが、加工技術的に時期尚早として見送られた。専用フラッシュ・T14オート装着することでフラッシュ撮影可能。電源はSR44×2個またはLR44×2個。製品自体写真除きカタログ写真全てコンタックスTで撮影しレンズ高性能アピールしたコンタックスT2(CONTAX T2 、1990年11月発売) - Tシリーズ2代目135フィルム使用し24×36mm(ライカ)判オートフォーカスコンパクトカメラ。高級コンパクトカメラ代表的機種他社の追随生んだ素材デザイン・機能有機的に統合され工業製品として長期わたって好評博しコンタックスT3の発売以降愛用するユーザーは多い。ボディー素材にはチタンを、ファインダーカバーガラスにはサファイアガラスを、フィルム圧板には京セラセラミック新たに採用。レリーズボタンはTと同じく人工多結晶サファイアレンズ沈胴式で、電源を入れるチタンカバースライドしてレンズせり出すレンズには絞りリング付き電源ダイヤルそのままフォーカスダイヤル(オートフォーカス/マニュアルフォーカス)として機能また、露出補正には独立したダイヤル採用するなど、操作性優れる。レンズゾナー38mmF2.8、最短撮影距離は0.7mに短縮された。最高シャッター速度1/500秒。AE絞り優先、及びプログラムモード当時定価120,000円。電源本体CR123A×1個、デート用にCR2025×1個。コンタックスT2チタンブラック(1991年10月発売コンタックスT2チタンゴールド(1991年10月発売コンタックスT2ゴールド1992年3月発売) - コンタックス発売60周年記念モデルウォールナット収納箱と本革牛革ケース付属した国内2000台、海外4000限定ボディ表面強度上のため窒化処理してある。上下カバーが金イオンプレーティングしてあり、それ以外箇所は黒。 コンタックスT2プラチナ1992年3月発売) - ウォールナット収納箱と本革牛革ケース付属したボディ表面はプラチナコーティング処理してある。グリップ部はオストリッチ使用している。受注限定生産され定価240,000円。 コンタックスT2ブラック1998年発売) - 通常モデル生産終了後に、2000限定生産された。 コンタックスTixCONTAX Tix1997年10月発売) - シリーズ唯一のAPSカメラ。コンタックスブランドのフィルムカメラではボディサイズ最小最短撮影距離シャッター機構大きさデザインなどの面でコンタックスT3の前身となったコンタックスT3・コンタックスTVS III搭載されたダブルビトウィーンシャッター機構初め採用した機種で、レンズシャッター機では異例最高速1/1000秒を実現している。ゾナー28mmF2.8を搭載ライカ判換算35mm画角となる。定価120,000円(税別)。 コンタックスT3(CONTAX T3 、2001年3月発売) - Tシリーズ3代目。コンタックスブランドのコンパクトカメラ最後機種となった135フィルム使用し24×36mm(ライカ)判。シリーズの高い描写性能そのままに、コンタックスT2よりも小型化図られている。当時定価98,000円。レンズ画角を38mmからゾナー35mmF2.8に変更最短撮影距離は0.35mに短縮、またその描写は鮮やかでコントラストが高いと評される本体オートフォーカスでの使用感を向上させた一方露出補正マニュアルフォーカス操作ボタン併用となった分、煩雑となったシャッター最高速は1/1200秒に向上。

※この「コンタックスTシリーズ」の解説は、「コンタックス」の解説の一部です。
「コンタックスTシリーズ」を含む「コンタックス」の記事については、「コンタックス」の概要を参照ください。

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