グランド・マスターとその仲間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/06 08:43 UTC 版)
「14歳 (漫画)」の記事における「グランド・マスターとその仲間」の解説
最高位(グランドマスター)・ローズ 不老不死研究に没頭する大富豪。既に老人となっているが、生きた人間の子どものエキスを使用したクリームを使い、自身が移る映像を若く修正させ、表向き若いままの姿で人々の前に現れる。自身の顔や手の皺を見たものは容赦なく部下に暗殺を命じるなどその執念は尋常ではない。 マーサ・ゴーマンを通じてバーバラを利用し、チキン・ジョージを一時は手中に収め不老不死の研究させるが、失敗。自身は部屋中に内臓を張り巡らせた異形の物体となった。地球破滅の間際にクローン人間(のばら)を作らせ、自身の脳の一部を移植させた上でのばらとして宇宙船に潜り込む。 のばら ローズ氏のコピーであり、ローズの脳を移植された「少女」(身体は当初は女性だったが、のちに男性型に変異)。地球破滅後はならず者と共にチラノサウルス号に乗り込んだ。選ばれた子供たちを悩ます存在であり、アメリカの部下として従っていた「もの」を自身の魔力で自らの配下に置いた(「もの」も元々はローズから作られたもの)。チキン・ジョージ死亡後は兼松博士の死を知り発狂し、子供のまま老衰し、狂死した。 もみじ・つつじ のばらと同じくローズ氏のコピーである「少女」。不老不死の研究の過程で生まれた。宇宙人の襲撃に合い、凌辱される。 バーバラ チキン・ジョージの愛人となったスパイ。マーサ・ゴーマンの命により、チキン・ジョージを虜にするため、ゴーマンにより仕掛けられた事故に巻き込まれた子どもと犬を救出するレスキュー隊員を演じ、瀕死の犬を使いチキン・ジョージをおびき寄せ誘惑することに成功する。 「心の底から人を愛せる」ように訓練されており、その訓練により任務でチキン・ジョージを本気で愛するようになった。地球破滅後は蜘蛛を飼い食糧とし生きながらえるが、ゴキンチを襲おうとして銃の暴発により死亡。死亡した後は蜘蛛の姿と化す。 マーサ・ゴーマン アメリカ副大統領。アメリカ大統領の補佐をするが、グランドマスター・ローズの手下として暗躍する。地球上の植物の枯死から国民の目をそらすために「不老不死の実現」や「大事故からの救出劇」を仕掛けるなど手段を選ばない。 地球破滅後にはアメリカ大統領を襲い、モニターを介しチラノサウルス号に乗り込むが宇宙空間に投げ出され死亡する。 繁野 チキン・ジョージを生み出した鶏肉製造工場の技師。チキン・ジョージを自宅に匿い知性を持つまでに育てる。人間を憎むようになったチキン・ジョージに睡眠薬を打たれ、そのまま逃げられる。チキン・ジョージと再会したのちはグランドマスターの命により不老不死の研究にあたる。 兼松博士 双子の兄弟で科学者。弟はチキン・ジョージに興味を持ち、肯定的な態度をとるが、兄はそれを危ぶんでいる。弟はその興味ゆえに宇宙人襲撃の際、自ら宇宙人との交配を望むがその生体エネルギーを吸い取られ死亡した。 兄は密かにグランドマスター(のばら)により冷凍保存され、チラノサウルス号に乗り込むも、冷凍保存に失敗しそのまま死亡。肉体は朽ち果てていった。 もの グランドマスター・ローズの細胞から作られた人工人間。プロレスラーや娼婦や亡くなった人間まで自由自在にその形状を変えることができる。正体を言い当てられると砂となって消える。非常時には食糧としての役目も果たすとされる。地球破滅直前には自我に目覚め狂暴化し、人類を襲いだす。
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