オールド・ファッションドとは? わかりやすく解説

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オールド・ファッションド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/02 17:46 UTC 版)

オールド・ファッションド
基本情報
種別 ロングドリンク[1]
作成技法 ビルド
琥珀色透明
グラス   オールド・ファッションド・グラス
アルコール度数
度数
32度[1][2] 〜 40度[3]
国際バーテンダー協会のレシピ
ベース バーボン・ウイスキーまたはライ・ウイスキー
装飾材料 スライスオレンジまたはオレンジゼストマラスキーノ・チェリー
材料
角砂糖 …… 1個
…… 数dashes
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オールド・ファッションド: Old Fashioned)は、バーボン・ウイスキーまたはライ・ウイスキーを用いたカクテルの名。

由来

アメリカで作られたとされるカクテル。ウィンストン・チャーチルの母が作ったという説と、1800年代にケンタッキーダービーが行われるチャーチルダウンズ競馬場バーテンダーが作ったという説がある。

このカクテルやミント・ジュレップを作るときに使うオールド・ファッションド・グラスは、毎年ケンタッキーダービーが行われる際に観客に配られ、それを集めているコレクターがいる。

レシピの例

国際バーテンダー協会によるレシピを以下に挙げる[4]

材料
作り方
  1. オールド・ファッションド・グラスに角砂糖を入れ、アンゴスチュラ・ビターズを浸み込ませる。
  2. グラスに水を加え、角砂糖が溶けるまで混ぜる。
  3. グラスを角氷で満たし、ウイスキーを注いで静かに混ぜる。
  4. スライスオレンジゼストを飾る。マラスキーノチェリーを飾る。

バリエーション

スコッチ・オールド・ファッションド[5]
ウイスキーをスコッチ・ウイスキーにかえる。
ラム・オールド・ファッションド[5]
ウイスキーをラム酒にかえる。

逸話

  • 伝説の相場師として知られる投機家、ジェシー・リバモアが生前、好んで飲んでいた[要出典]
  • 1935年公開のミュージカル映画『カジノ・ド・巴里英語版』では主演のアル・ジョルソンが「素晴らしい古風なコクテール(An Old Fashioned Cocktail with an Old Fashioned Girl」という劇中歌を歌っている[6]

出典

  1. ^ a b 桑名 伸佐 監修 『カクテル・パーフェクトブック』p.238 日本文芸社 2006年2月25日発行 ISBN 978-4-537-20423-0
  2. ^ YYT project 編 『おうちでカクテル』p.161 池田書店 2007年2月20日発行 ISBN 978-4-262-12918-1
  3. ^ 稲 保幸 著 『色でひけるカクテル』p.126 大泉書店 2003年12月18日発行 ISBN 4-278-03752-X
  4. ^ Old Fashioned” (英語). 国際バーテンダー協会. 2022年10月24日閲覧。
  5. ^ a b 吉田芳二郎『洋酒入門』保育社、1992年、63頁。ISBN 9784586508280 
  6. ^ デイヴ・ブルーム、鈴木隆行『ウイスキーバイブル: 本当のたのしみ方を知りたくなったら、この本からはじめよう』日本文芸社、2018年、231頁。 ISBN 978-4537215946 

外部リンク





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