オスカとは? わかりやすく解説

オスカ

英語 OSCA

マセラティ創業した4人兄弟のうち、ビンド、エットーレエルネストの3人が1947年設立したイタリアメーカー社名はOfficine Specializzate Costruzioni Automobiliの頭文字からとった。小型市販スポーツカー生産する一方、フォーミュラマシンやレーシングスポーツカーなどを製作してレース出場した初期のF1は失敗終わったが、50年代初めのF2や60年ごろのFJでは成功収めたまた、レースカーデチューンして乗りやすいスポーツカーGTカー生産した。しかし、63年2輪メーカーMVアグスタ吸収され姿を消した

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

オスカ

名前 Oscar

オスカ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/06 04:31 UTC 版)

オスカ・MT4(1955年式)

オスカ (O.S.C.A.,Officine Specializzate Costruzione Automobili) は、イタリアボローニャ県サン・ラッザロ・ディ・サーヴェナに、1947年から1967年まであった小さな自動車製造業者である。

歴史

1937年に、エットーレ、エルネスト、ビンドのマセラティ兄弟は彼らの工場 (La Officine Alfieri Maserati) を製鉄所と道具工場を持っていたアドルフォとオメール・オルシに譲った。譲渡の契約から10年後の1947年、マセラティ兄弟は小排気量の競技用自動車を生産する自分達の工場「la OSCA」を設立した。

サン・ラッザロで最初に生産されたモデルは1948年式MT4バルケッタ、1,092cc DOHC 72馬力のエンジンでレースでは1.1リットル級に分類された。

「MT4」はルイージ・ヴィッロレージの操縦で1948年のナポリ・グランプリに勝利し、アーダ・パーチェの指揮により所属する排気量では多くの成功をおさめ制覇したが、その中でもタルガ・フローリオでの勝利は特に評価が高かった。

続く数年は1,392cc(92馬力)、1,453cc(110馬力)、1,491cc(120馬力)1,568cc(140馬力)とエンジンの排気量が拡大していった。

フルアミケロッティザガートヴィニャーレによる車体の競作により華麗でスポーティーな2シーターのクーペ、ザガートによる1600GTがもたらされた。

DOHC 2リットル165馬力のエンジンを装備する「MT4」を生み出したことによりワールドチャンピオンシップとミッレミリアに参加するという野心をもたらした。この車両はパルマレスでオスカに勝利をもたらした(セブリング12時間レースでのスターリング・モスによる操縦)。

年老いたマセラティ兄弟は1964年末、その活動をMVアグスタに譲った。そして1967年にオスカはその扉を閉じた。

その他

オスカのエンジンはより広く普及したモデルとして当初1,491ccで後に1,568ccとなった90または100馬力のデチューン仕様があり、フィアット・1500S1959年 - 1963年)と1600S(1963年 - 1966年)に搭載された。

幻の新生O.S.C.A.

1998年、日本人実業家で、ザガートジャパンの代表を務めたこともある藤田尚三によって、名門コーチビルダーのトゥーリングを傘下に収めた、O.S.C.A. TOURINGグループが組織され、O.S.C.A.は活動を再開した事を発表した。

同時に新生O.S.C.A.はニューモデル「ドロモス」の開発を発表、パワーユニットは富士重工スバル)製の水平対向4気筒2.5リッターエンジンをミドに搭載、187PS/6,000rpmの最高出力と24kg・m/2,800rpmの最大トルクを発生し後輪を駆動。サイズは全長4,090×全幅1,760×全高1,150mm、ホイールベースが2,350mm。デザインは、1960年代にザガートのチーフデザイナーとして活躍したエルコーレ・スパーダが、技術面は元アバルトの技師マリオ・コルッチが、ボディワークはトゥーリングが担当すると発表された。なお時点での発売時期、価格は未定とされた。


オスカ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/30 09:41 UTC 版)

キメラ (漫画)」の記事における「オスカ」の解説

少年突撃部隊こまどり隊」の隊長少年ありながらその指揮能力武芸大人顔負けである。当初リンたちと敵対するが、自分たちがラウド利用されていたことを知り翻意リンたちと手を結び共闘するファルケン一撃からルカ庇って重傷負いビュウの手にかかり命を落とす。このことがルカキマイラとしての覚醒引き起こすこととなった

※この「オスカ」の解説は、「キメラ (漫画)」の解説の一部です。
「オスカ」を含む「キメラ (漫画)」の記事については、「キメラ (漫画)」の概要を参照ください。

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