エルネスツ・ブラスティンシュの時代とは? わかりやすく解説

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エルネスツ・ブラスティンシュの時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/16 18:22 UTC 版)

ディエヴトゥリーバ」の記事における「エルネスツ・ブラスティンシュの時代」の解説

ディエヴトゥリーバ運動の起源は、19世紀第一次ラトビア民族覚醒運動ラトビア伝承収拾し、第一次世界大戦ラトビア独立を目指して戦った青年ラトビア (ラトビア語: jaunlatvieši) 運動遡ることができる。1925年、エルネスツ・ブラスティンシュとカールリス・マロヴスキス=ブレグジスが「ラトビア宗教復興」を宣言しディエヴトゥリーバ運動始めた。彼らは1926年にラトビア・ディエヴトゥリ集会 (Latvju Dievtur̦u Draudze) を設立した。しかし2人運動の構想には相違点があった。マロヴスキス=ブレグジスが家族小さなコミュニティ身近な関係の中での活動志していたのに対し、ブラスティンシュはこれを政治運動化して多く人々引き込もう考え組織作り公共の場明確な声明を出すこともいとわなかった。マロヴスキス=ブレグジスは自身結成した団体登録する一方、ブラスティンシュも1927年時点で既に独自の団体結成し登録していた。二人1929年決別し以降ディエヴトゥリーバは主にブラスティンシュの名の下で展開されるようになった。 マロヴスキス=ブレグジスの団体1930年代前半消滅したが、ブラスティンシュのラトビア・ディエヴトゥリ集会1935年世俗団体として再登録するよう強制されてからも活動続けた。こうしてブラスティンシュは初期ディエヴトゥリーバ第一中心人物となった。彼は芸術家アマチュア歴史家民俗学者考古学者といった顔も持っていた。彼は数々古代ラトビア建築物に関する文献執筆し、『ラトビアのダイナスの神話的観念索引』を著した。また1932年著書『ディエヴトゥリ・カテキズム』は、ディエヴトゥリーバにおいて中心的なインスピレーションもたらす文書となった。他の戦間期理念的指導者としては、アルヴェードス・ブラスティンシュやアルフレードス・ゴバが挙げられる1920年代から1930年代にかけて、ディエヴトゥリーバ運動数々文化人から注目集めた例えば、画家のイェーカブス・ビーネ、作家のヴォルデマールス・ダンベルグス、ヴィクトルス・エグリーティス、文学史家でアルフレードス・ゴバの批判者となったユリス・コサ、作曲家のヤーニス・ノルヴィリスやアルトゥールス・サラクスなどがいる。一般大衆浸透する試み失敗終わったものの、ディエヴトゥリーバ芸術家知識人通して相当量民間伝承収集することができた。1933年から1940年にかけて、ラトビア・ディエヴトゥリ集会は『ラビエティス』(Labietis、善良な高貴な者の意)と題した雑誌刊行した。ノルヴィリス、サラクス、それに作曲家指揮者のヴァルデマールス・オゾリンシュ、ラトビア伝統的なコクレ(弦楽器)やトリーデクスニス(鳴子のような打楽器)、合唱取り入れた小音シーン作成した。また彼らは伝承音楽祝賀曲にアレンジしたり、ディエヴトゥリーバ理念触発されオリジナルの曲を作曲したりした。

※この「エルネスツ・ブラスティンシュの時代」の解説は、「ディエヴトゥリーバ」の解説の一部です。
「エルネスツ・ブラスティンシュの時代」を含む「ディエヴトゥリーバ」の記事については、「ディエヴトゥリーバ」の概要を参照ください。

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