エメリッヒ版以前の北米版ゴジラとは? わかりやすく解説

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エメリッヒ版以前の北米版ゴジラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 04:30 UTC 版)

GODZILLA」の記事における「エメリッヒ版以前の北米版ゴジラ」の解説

GODZILLA King of the Monsters 3-D1983年1983年に『13日の金曜日 PART3』などの映画監督スティーヴ・マイナーにより企画された。脚本はフレッド・デッカー。3D映画ゴジラ日本式ぬいぐるみではなくストップモーション・アニメーション撮影される予定で、画家のウィリアム・スタウトが絵コンテを、彫刻家アマチュア恐竜研究家であるスティーブン・ツェルカスは検討モデル製作し、デイビッド・アレンがゴジラ本体を、リック・ベイカークローズアップ用の頭部などを製作することに決まり、ドリームクエストとILMVFX担当することになったスタウトゴジラ肉食恐竜似たデザインにし、恐竜以前存在した体内核エネルギーを持つ太古の生物という設定で、放射能火炎を吐くシーンもある。現在、いくつかのイメージボードやコンセプトアート検討モデルを見ることが出来る。 ソ連核ミサイル太平洋上で誤爆し深海から放射能突然変異した恐竜出現メキシコ海岸打ち上げられ恐竜のこどもの死体追ってゴジラサンフランシスコ破壊するというストーリーであった劇中にはゴジラ幼体登場し、またゴジラ人間の子供と心を通わせるようなシーンもある。 マイナー企画売り込み奔走しワーナーブラザーズ決まりかけたが、予算額で折り合いがつかなかった。マイナー20世紀FOXにも企画持ち込むが、同様の理由頓挫1984年末に本作の製作は中止となったGODZILLA1994年1994年ヤン・デ・ボン監督予定で、後に「パイレーツ・オブ・カリビアンシリーズ担当することになるテッド・エリオットテリー・ロッシオによって脚本執筆されたが、製作費の問題最終的に内容大幅に改変され1998年『GODZILLA』原案となった。製作費が高額になった理由は、ゴジラファンであるデ・ボン着ぐるみこだわりCG使わずにミニチュアセットを作って撮影しようとしたためであり、スタジオ意見対立したデ・ボン降板している。 ゴジラ地球古代文明が遺した生物という設定で、身長250フィート(約80メートル)と描写されている。デザインスタン・ウィンストン担当しデ・ボン着ぐるみ希望していたため人型に近いデザインになっているゴジラ体内に持つ核エネルギー活動抑制する羊水のような液体」が登場し、これを使って軍がゴジラ捕獲するシーンがある。敵役として、地球侵略を狙う異星人送り込んだ探査機により誕生した有翼巨大怪獣「グリフォン」登場しクライマックスでは両怪獣ニューヨークで激突する主演には高倉健予定されていた。これは、デ・ボン撮影監督時代に『ブラック・レイン』で一緒に仕事をして以降互いに交友深めた縁からでもあった。デ・ボン高倉ロサンゼルス呼びテスト撮影まで行っている。

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「エメリッヒ版以前の北米版ゴジラ」を含む「GODZILLA」の記事については、「GODZILLA」の概要を参照ください。

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