イシュタル12
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/09 02:10 UTC 版)
「機神大戦ギガンティック・フォーミュラ」の記事における「イシュタル12」の解説
POWER - 4、ATTACK - 3、DEFENCE - 2、SPEED - 6 インド共和連邦のギガンティックで、最後に作られた機体。腰部には4つの電磁ユニットが配備され、女性的なデザインとも相まって可憐な様相を見せる。インド的意匠も多分に含まれている。 その強大なエネルギーは、他のギガンティックを遥かに超える「頭像」の保存度が由来している。イシュタル12に用いられている「頭像」は最早「胸像」とも言える程原型を残しており、それに比例した大出力を発揮することが出来る。そのエネルギー量はイシュタル12一体で世界全体のエネルギー供給をカバーしきれる程であり、もし制御体であるOXIIが破壊されれば、エネルギーは制御を失って大爆発を起こす。これは電磁雲によるエネルギー供給で無限の出力を得るジュピター2とは異なる、根本的な大出力である。 だがイシュタル12にはそれら以上の特徴とも言うべきものがある。それはイシュタル12そのものが持つ、異常なまでの戦闘意欲である。敵対者が断片になるまで切り裂き、それを果たす為ならパイロットの操縦さえ無視して独自に行動する。それが「頭像」の高い保存度に由来するものなのかは不明だが、イシュタル12が搭乗者達さえ無視する強い意志を持っているのは確かである。 その圧倒的な戦闘力でケレス4に圧勝した。しかしその後ユーノワVIIIとの決闘戦では幻覚を見せられ、自らの武器で己を切り裂き敗北した。しかし、上記説明に反しその強大な力だけは「頭像」抜きでユーノワに、そしてユーノワを倒したスサノヲに受け継がれた。 装備 スカートユニット〝シヴァ〟:腰部に装備する、4基のEMシェイカーを搭載したユニット。噴射器としてイシュタル12を飛行させるだけでなく、OXIIのエネルギーをカスケードして様々な光学兵器へと変換する強力な装備。燃料は水素。 ケイブル=ループ(ナーヴ・ケーブル・ループ):イシュタル12のメイン武装。両腕に備えられたループメイカーからナーヴ・ケーブルを延伸・変質させてチャクラム型のエネルギー体を生成、使用する。チャクラム本来の用途である投擲武器としても強力だが、手に持ったまま標的を切り裂くことも可能。 インパクトウォール:〝シヴァ〟の機能を用いて生成する衝撃波電界。バリアとして機能するが、展開できるのは一瞬で、その後広がるようにして拡散・消失する。なので敵の攻撃あるいは敵そのものを瞬時に弾き飛ばしたりするのに用いる。 インパクトブレイカー:マニピュレーターを格納し、蓮の花をモチーフにしたナックルガードを閉じてそれを高速回転、エネルギーを集めて標的に叩きつける。 超伝導フライホイール〝ブラフマン1〟:頭部後方に装備された超伝導フライホイール。イシュタル12はリアクターを持たず、代わりにここにエネルギーを蓄積することで瞬時に圧倒的なエネルギーを取り出すことを可能としている。 ヴァイタスティカ(スピア):頭像覚醒時に使用できる武器(そもそもその状態で機体の制御がきくのかは不明)。投げキッスの要領で光弾を放つらしい。 ブラックスフィア:イシュタル12に備えられた武器の内でも最大の威力を誇る黙示録兵器。頭像覚醒時に使用できる…というよりは、この状態ではもはやパイロット達の制御を受け付けなくなってしまうので、イシュタル12自身が自身の意思で使用するといった方が正しい。莫大なエネルギーによって得体の知れない黒い球を生成し、それを地面に落とすことにより周囲の物質を問答無用で吸い込む。つまりマイクロブラックホール兵器といえよう。 デザイン - 山下いくと
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