イシュタルの冥界下り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 17:15 UTC 版)
「エレシュキガル」の記事における「イシュタルの冥界下り」の解説
イシュタルは夫ドゥムジを追って冥界へ赴くが、7つの門を過ぎる度に衣服を剥ぎ取られ、全裸となってエレシュキガルに捕えられる。そして女王の命令によってナムタルが60の病を浴びせ、イシュタルは身動きが取れなくなった。その頃地上では、性愛を司るイシュタルの留守によって動物も人間も繁殖活動をやめてしまい、不毛の地と化していた。状況を打開すべく、エアは人間を作ってエレシュキガルの元に遣わし彼女の機嫌を取ると、最終的にはイシュタルも衣服を取り戻しながら地上へ帰ることができた。
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イシュタルの冥界下り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 02:13 UTC 版)
この神話はニップル市やウル市などから出土したシュメール語版『イナンナの冥界下り』のほか、アッカド語『イシュタルの冥界下り』としてニネヴェ版とアッシュール版の2つが知られている。『イナンナの冥界下り』は「大きな天から大きな地へ」を意味するシュメール語『アンガルタ・キガルシェ』を古代の書名として成立した400行以上の長編物語となるが、アッカド語で再編された『イシュタルの冥界下り』は140行ほどの短編である。故に内容も同一ではなく、イシュタルが冥界へ下った理由、死に方などに違いがある。
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