アンチョビー王国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/28 17:32 UTC 版)
「海底人類アンチョビー」の記事における「アンチョビー王国」の解説
超古代アトランティス文明の流れをくむ海底王国。アンチョビー「王国」だが国家元首が「皇帝」。ホンダワラとの戦争で滅亡したといわれていたが、実際には大勢生き残っており、地上でそれなりの地位に就くなどして溶け込んでいる。 アラスカ・サーモン・キング皇帝 アンチョビー王国皇帝。劇中最強の人物。圭の「育ての親」で「実の親」。地上人に幼い我が子の養育を託すつもりが、親バカすぎて心配になり「先回りして地上人になりすまし、我が子を引き取って育てた」。皇帝が国を空けている間にアンチョビーは滅んでしまったが、それは表向きの話で、実はアニサキス王妃とオキアミスが多々良川に拉致され、それぞれホンダワラとカランバの人質になっていたせいで迂闊に手出しができなかったというのが真相。オキアミスを取り返すや瞬く間にホンダワラを壊滅させた。女をたらし込むことに関しては超一流のケダモノ親父でご近所の奥さんとも懇ろの仲という。またバイセクシャルを思わせる描写があり、スモークとの背景には薔薇が描かれている。 地底共和国カランバ殲滅後は王家を解散させてサラリーマンになった。休日の家では和服で過ごす。 アニサキス王妃 アンチョビー王国王妃。その容姿はモルミルスが「老けただけ」というもので、母親の顔を知らない圭は再会するなりモルミルスの手の込んだ嫌がらせだと思い込み母親をしばき倒すことになった。それ以前にも事情を知らない圭からはアホ、マヌケ呼ばわりされている。対するアニサキスも圭を「みすぼらしい少年」などと言っている。本来は夫に負けず劣らぬ実力者だが幼いオキアミスを抱えた身では多々良川に逆らえず14年近く幽閉される。多々良川を恨んでおり「変態和尚」と呼んで「王家の呪い」をかける(=王妃自身によるヤキを入れる)つもりだった。見かけと王妃という身分からは想像できないほどガラが悪い。 日常生活では割と家庭的で面倒見も良く、カランバ殲滅後は普通の主婦になる。ただ、モルミルスから受け取った髪飾りが圭にとってはトラウマ。 キザクラ姉弟 姉がキザクラ、弟がハザクラ。親衛隊員でスモーク直属の部下。キザクラは小柄でおしゃべり、ハザクラは巨漢で無口。 ホンダワラから最も恐れられたアンチョビーの戦士で半魚人たちを捌きまくる。だが、スモークの命令で地上での潜伏生活を送ることになり、大濠公園でカッパになりすまし美人局同然の相撲勝負を挑んでは財布を巻き上げるといういかにもスモークの部下らしいことをやっていた(圭たちは当然のようにスモークの仕業と疑う)。だが、海仙中学が海底人との共学校になったというニュースを知り、ホンダワラの侵略を受けたと勘違いして乗り込んでくる。その結果、ハザクラがスモークとの相撲対決に敗れ、お互いの正体を明かして圭たちに合流した。 その後、半魚人を捌いていた経験が魚を捌く寿司職人として生かせるのではないかと考え、アルバイトとして「海月寿司」で働くことになり、くらげの父を監禁して先輩店員に成りすまそうとしたライマンダを半殺しにした。ライマンダは突如戦線を離脱し所在不明となったキザクラ姉弟を討ち取ったと大嘘ついてボーナスをせしめ仲間との飲み会に使ったため正に自業自得の結果となる。終盤ではアニサキス救出や逃げた多々良川にトドメを刺すなど大活躍。終戦後は本格的に寿司職人を目指すことになった。 和白(わじろ) 自衛隊幕僚長。地面の上司として登場。海仙中学潜入中の地面にいちごを贈ってやるなど部下思いの上司。 後に彼自身もアンチョビーの一員と判明。ただ圭が王子だとは断固として認めたがらなかった。
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