アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥとは? わかりやすく解説

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アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ

(アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/23 05:17 UTC 版)

Alejandro González Iñárritu
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
2019年 カンヌ国際映画祭にて
本名 Alejandro González Iñárritu
生年月日 (1963-08-15) 1963年8月15日(61歳)
出生地 メキシコメキシコシティ
国籍 メキシコ
職業 映画監督脚本家映画プロデューサー
ジャンル 映画
配偶者 María Eladia Hagerman
主な作品
監督
アモーレス・ペロス
21グラム
バベル
BIUTIFUL ビューティフル
バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
レヴェナント: 蘇えりし者
バルド、偽りの記録と一握りの真実
製作・製作総指揮
美しい人
ルドandクルシ
愛する人
受賞
アカデミー賞
作品賞
2014年バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
監督賞
2014年 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
2015年レヴェナント: 蘇えりし者
脚本賞
2014年『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
特別業績賞
2017年Carne y Arena英語版
カンヌ国際映画祭
監督賞
2006年バベル
エキュメニカル審査員賞
2006年『バベル』
東京国際映画祭
東京グランプリ
2000年アモーレス・ペロス
監督賞
2000年『アモーレス・ペロス』
黒澤明賞
2022年
放送映画批評家協会賞
オリジナル脚本賞
2014年『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
アリエル賞
監督賞
2000年『アモーレス・ペロス』
編集賞
2000年『アモーレス・ペロス』
初監督作品賞
2000年『アモーレス・ペロス』
英国アカデミー賞
作品賞
2015年『レヴェナント: 蘇えりし者』
監督賞
2015年『レヴェナント: 蘇えりし者』
非英語作品賞
2001年『アモーレス・ペロス』
グラミー賞
最優秀サウンドトラック・アルバム作曲賞(映画・テレビ・その他映像部門)
2015年『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』[1]
ゴールデングローブ賞
監督賞
2015年『レヴェナント: 蘇えりし者』
脚本賞
2014年『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
セザール賞
外国映画賞
2015年『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
その他の賞
ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞
外国語映画賞
2001年『アモーレス・ペロス』
備考
第22回東京国際映画祭 審査委員長(2009年)
第72回カンヌ国際映画祭 審査委員長(2019年)
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アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥスペイン語: Alejandro González Iñárritu1963年8月15日 - )は、メキシコ映画監督脚本家映画プロデューサーである。

来歴

メキシコシティで生まれ、中流階級の家庭で育つ。その後、イベロアメリカーナ大学へ進学。ここで後に脚本家としてイニャリトゥの作品に参加するギジェルモ・アリアガと知り合う。また、この時期イニャリトゥは、ラジオ局でディスクジョッキー、テレビ番組のプロデューサー、コンサートのプロデューサーなどの活動をしていた。

2000年に『アモーレス・ペロス』で長編映画監督デビュー。全世界興行収入が製作費の約10倍となり、第53回カンヌ国際映画祭の批評家週間部門、第13回東京国際映画祭でグランプリを受賞[2]アカデミー外国語映画賞にノミネートされた。 イニャリトゥは本作を亡くなった息子のために作ったと述べており、「人は失ったもので形成される。人生は失うことの連続だ。失うことでなりたかった自分になるのではなく、本当の自分になれるのだ。」とコメントしている。

2003年、『アモーレス・ペロス』での成功が認められたことによって、ショーン・ペンナオミ・ワッツベニチオ・デル・トロ を迎えてアメリカで監督した『21グラム』が第60回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門に出品され、ショーン・ペンが男優賞を受賞した。また、第76回アカデミー賞ではナオミ・ワッツが主演女優賞に、ベニチオ・デル・トロが助演男優賞にノミネートされた。

2006年、『バベル』をモロッコカリフォルニアティフアナ、そして東京を舞台に製作。第59回カンヌ国際映画祭監督賞第64回ゴールデングローブ賞でドラマ部門の作品賞第79回アカデミー賞作曲賞受賞し、その他作品賞監督賞を含む7部門にノミネート。本作は役所広司の出演や、聾唖の女性役を演じた菊地凛子助演女優賞にノミネートされたことに加え、日本公開中にクラブのダンスシーンが視力に刺激的な映像だったため不快感を訴える観客が現れたことなどで、日本でも広く注目された。

2010年、『ビューティフル』をメキシコで製作。第63回カンヌ国際映画祭で上映され、主演のハビエル・バルデム男優賞を受賞。また、第83回アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた。

2014年、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』が第71回ヴェネツィア国際映画祭のオープニング作品に選出された[3]。映画祭では主要部門の受賞は逃したが、第72回ゴールデングローブ賞で最多7部門にノミネートされ、脚本賞、主演のマイケル・キートン主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門)を受賞、第87回アカデミー賞でも最多9部門にノミネートされ、作品賞監督賞脚本賞エマニュエル・ルベツキ撮影賞と4部門を受賞した[4]

2016年、『レヴェナント: 蘇えりし者』で、第68回アメリカ監督組合賞の受賞。前年に『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』でも同賞を受賞し、2年連続で受賞する快挙を達成した[5]。第88回アカデミー賞でも『バードマン』に続いて2年連続で監督賞を受賞、主演のレオナルド・ディカプリオは初の主演男優賞を、エマニュエル・ルベツキが撮影賞を受賞。

2017年第9回ガバナーズ・アワードで、エマニュエル・ルベツキが撮影した短編VR作品『Carne y Arena英語版』(肉と砂)に、アカデミー特別業績賞が授与された[6]

2019年第72回カンヌ国際映画祭審査委員長に就任した。

2022年第35回東京国際映画祭で黒澤明賞を受賞[7]

フィルモグラフィ

映画

劇場公開映画

題名 役割 備考
2000 アモーレス・ペロス
Amores Perros
監督・製作
2002 11'09"01/セプテンバー11
11'09"01 September 11
監督 オムニバス映画
『メキシコ』
2004 21グラム
21 Grams
監督・製作
2006 美しい人
Nine Lives
製作総指揮
2007 バベル
Babel
監督・原案・製作
2010 ルドandクルシ
Rudo y Cursi
製作
2011 愛する人
Mother and Child
製作総指揮
BIUTIFUL ビューティフル
Biutiful
監督・脚本・原案・製作
2015 バードマン あるいは (無知がもたらす予期せぬ奇跡)
Birdman or The Unexpected Virtue of Ignorance
監督・脚本・製作
2016 レヴェナント: 蘇えりし者
The Revenant
監督・脚本
2017 肉と砂英語版
Carne y Arena
2026
Judy

WEB配信映画

題名 役割 配信局
2022 バルド、偽りの記録と一握りの真実
Bardo (or False Chronicle of a Handful of Truths)
監督・脚本・製作 Netflix

参考文献

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