その他の和麻の友人・知人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 07:56 UTC 版)
「風の聖痕」の記事における「その他の和麻の友人・知人」の解説
翠鈴 (ツォイリン) 声 - 牧野由依 和麻の元恋人。 神凪を追われた和麻が流れ着いた香港で出会う最愛の人にして、癒えない心の傷。綾乃に負けず劣らず気の強い性格で、自分に抱きついてきた酔客を蹴り倒した和麻に対し、おぼんの縁でがつんと殴るという行為をとり、非難されたときは「いーのよ、和麻だから」の一言で済ます。こんな感じで和麻を尻に敷きながらも、彼を愛していた。 アーウィン・レスザールに目をつけられ、魔術儀式の生贄となり、悪魔に捧げられたことで魂の欠片も残さず消滅した(現状なぜそうなってしまったかは不明)。 ヴェルンハルト・ローデスは儀式の場に残っていた彼女の残留思念からラピスを創造した。 拉致された経緯、悪魔に捧げられた理由、儀式の全容など一切不明。和麻の回想では、自分がアーウィン・レスザールの使い魔に殺されそうになった際に風術師の能力が開花したとされており、翠鈴よりも自分の命の方が大事だったと卑小な己を呪っていた。 「超解!」によれば、風術の覚醒の理由は「恋人の死」と「自分が殺されそうになったから」と記されている。 藤野 沙希(ふじの さき) 「神凪和麻」の同級生。22歳。 元気はつらつで自分に素直な性格。思ったことをすぐに口に出し、行動力も高い。 とある大学で友人の柚葉と一緒にいる時に和麻を呼び止め、その後一緒にいた綾乃から彼の境遇を聞かされた。さすがの彼女も神凪の行いには「厳しい一族なんだねぇ」と呆れと感心とどちらともつかない声音で答えていた。 和麻に「昔の柚葉は大人しい割りに、キレるとそれはもう凄いもんだった」と言われた際には「今はもっとグレードアップしているよ」と容赦のない返事をした。以後登場しない。 黄 影龍(ウォン インロン) 五巻の和麻の夢の回想にのみ登場。 九龍城(ガウロンシン)の商店街に軒を連ねる骨董屋「天水堂(ティンソイトン)」の主。見た目は好好爺然とした老人だが、実際は裏社会に身を置く名うての情報屋。それを知る者は少ない。 「神凪和麻」の職(何でも屋)を世話したりとあちこちに顔を繋いでもらっているため、和麻も頭が上がらない。日本語が不自由というのを言い訳に敬語を使わないでいる彼の心を見透かし、その幼稚な抵抗を笑って受け流している。 しかし、和麻の素性を知っており、危険に巻き込まれる彼に対し「のぼせ上がるな、若造。お前は選ばれた人間でも何でもない」と険しい眼差しで彼の行動を非難した。 それは和麻を危険に巻き込ませないように思ってのことであり、翠鈴から彼を離したくないという思いからだった。和麻もそれをわかっており、黄には感謝している。 ティアナ 声 - 真堂圭 / 小桜エツ子(ドラマCD版) 3巻と『綾乃ちゃんの災難』に登場。風と繋がりの深い妖精。初登場は番外編「綾乃ちゃんの災難」から。本編3巻にもそのまま登場しており、綾乃とは犬猿の仲。 妖精という種族は、総じて享楽的で無思慮なため、人間をからかうことを生きがいとしている。彼女は、他人を転ばせたりとかいう無邪気なものではなく、事故を引き起こして生命の危機に晒すようなレベルの悪戯をするため和麻に灸をすえられてしまった。 是怨との戦いの後、死に行く亜由美を前にした煉の心情も考えず自分勝手な発言をしたため和麻に睨まれ気絶してしまい、以後は登場しなくなる。アニメではこのやり取りはカットされている。 アニメ版では可愛らしい言動が多く描写されており、前述のような酷いイタズラ好きではなくなっている。また電車で移動はせず和麻が運転する車で移動している。
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