その他の古代の記述とは? わかりやすく解説

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その他の古代の記述

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 20:59 UTC 版)

セミラミス」の記事における「その他の古代の記述」の解説

ヘロドトス『歴史』第一巻 バビロン支配した女性セミラミスニトクリス二人がおり、前者後者より5世前にあたる。セミラミス平野全体浸水するに対して堤防築きあげた、といった記述が残る。また、バビロンには彼女の名を冠した門が存在したが、ダレイオス1世バビロン反乱鎮圧した際にその他のもろとも取り壊された。 オロシウス『歴史』第一巻 紀元前2053年ローマ建国紀元1300年バクトリアの街を攻撃中に矢が元でニヌス王が死ぬと、彼のであったセミラミスが後を継ぎ退位するまで息子と共に40年の間、人々の血を使って残酷に国を支配した。彼女は女性という枠組み囚われず、夫から継承した戦士エチオピア戦争して領土加えたまた、インド戦争もたらしたが、それは彼女以外ではアレキサンダー大王でさえもなし得なかった。その頃は、現在よりも残酷で、平和に暮らす人々を殺すことを求め戦禍身近にあった。彼女の激し色欲残虐さにより、絶え間ない淫靡と殺人が続き、ついに息子との間の近親相姦周囲露見した。そこで彼女は、誰もが親と子の間であっても自由に結婚できるように法令出したルキアノスエッセイシリア女神について』 シリアには「神聖な都市(ヒエラポリス)」(マンビジ)と呼ばれる都市があり、ルキアノスはその寺院風習について現地司祭達から聞き知ったことを書き残している。それよると、その地の寺院創設者諸説あるがセミラミスとする場合、それは彼女の母親デルケトーに捧げられ建物だという。また、フェニキアにおけるデルケトーは太股から下がだが、ヒエラポリス肖像画では普通の女性として描かれていた。現地ではデルケトーが半分であり、セミラミス下半身形態をしていることから、神聖な生き物として崇められ食用されないという。寺院の中のゼウスヘラ像の間には詳細不明な像があり、ある人は金の戴冠しているためセミラミスの像だと主張している。また、寺院にはギリシャ様々な像が立ち並ぶ中で、左側右手寺院指しているセミラミスの像がある。これには由来があり「あるとき女王シリア人に自身を神と崇めヘラであろう例外なく信仰してならない法令出した。しかし、病気不幸によって改心して自身単なる死人宣言し女神への信仰立ち戻るよう人民命じた。」といった経緯からそうした姿勢をしているのだという。 ウァレリウス・マクシムスの『著名言行録Facta et dicta memorabilia)』 1世紀前半ローマ歴史家ウァレリウス・マクシムス著書にはバビロニア鎮圧逸話が残る。セミラミスが髪の手入れをしている最中バビロニア反乱の報が入ると、彼女は髪の半分を結わずにすぐさま街を包囲した。そして鎮圧が終わるまで髪を纏めることはなかった。このためバビロニアにあるセミラミス彫像の髪は半分だけ結わえられた状態のもので、いかに復讐急いだかを示している。同様の逸話ジョヴァンニ・ボッカッチョの『名婦伝(De mulieribus claris)』や『神曲註解』に取り上げられている。

※この「その他の古代の記述」の解説は、「セミラミス」の解説の一部です。
「その他の古代の記述」を含む「セミラミス」の記事については、「セミラミス」の概要を参照ください。

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