『福沢諭吉の真実』の出版とは? わかりやすく解説

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『福沢諭吉の真実』の出版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/23 09:58 UTC 版)

安川・平山論争」の記事における「『福沢諭吉の真実』の出版」の解説

その後平山慶應義塾福澤研究センター文献調査おこない2002年5月から『福沢諭吉の真実』の執筆始めた同書完成したのは2003年4月で、2004年8月20日文藝春秋から発行された。 同書「はじめに」で、平山は「現行版全集』のうち第七巻までの著作と、第八巻から第一六巻の「時事新報論集」とは、そこに収められ経緯が全く異なっている」ことを重大視して、 すなわち第七巻までは署名入り公刊された著作であるのに対して、「時事新報論集」はその大部分が無署名であり、大正版『福沢全集』(一九二五〜二六)と昭和版続福沢全集』(一九三三三四)の編纂者であった弟子石河幹明が『時事新報』の紙面から選んだものを、そのまま引き継いで収録しているに過ぎない現行版全集』(一九五八六四)の第一六巻には福沢没後数ヵ月してから掲載され論説が六編収められているのであるが、これらを本人書けたはずがないのは言うまでもないであろう。 — 平山洋平山 200410頁 と指摘した

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『福沢諭吉の真実』の出版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 23:35 UTC 版)

平山洋」の記事における「『福沢諭吉の真実』の出版」の解説

その後2003年平成15年4月までに『福沢諭吉の真実』の原型完成させた。この原型西川俊作推薦により、出版日の目を見ることになった。この原型新書出版するためにページ数を3分の2にまで減らしたため、無署名論説社説)の起筆者の推定に関する部分割愛された。 この本は、今まで研究のすべてが依拠していた岩波書店刊行の『福沢諭吉全集』(1964年昭和39年完結)の編纂が、そもそもでたらめであるという認識出発点としている。すなわち平山によれば現在の福沢像とは、全集編纂者にして『福沢諭吉伝』(1932年昭和7年))の著者でもあった弟子石河幹明が、自分執筆した新聞時事新報』の無署名論説社説)を、『福沢全集』(1926年大正15年完結)と『続福沢全集』(1934年昭和9年完結)に収めたことで虚構された「アジア蔑視者にして朝鮮領有中国分割目論んだ思想家福沢諭吉のである第2次世界大戦後福沢批判者依拠している、侵略的絶対主義福沢諭吉とは、実は石河幹明自身のことにすぎない、と平山主張する平山主張によれば現行版福沢諭吉全集』に収録されている『時事新報掲載の無署名論説アジア蔑視表現を含むものは、すべて石河が執筆したものであり、そこに福沢関与してなかったことになる。しかし、平山は「『福沢諭吉の戦争論と天皇制論』の逐語的註」において、「関係がある証明可能だが、無関与の証明などできないのである」と説明している@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}ように、石河が関与したことは文章含まれる語彙言い回しなどの特徴証明することは可能だが、そこに福沢関与していなかったことを証明するのは難しいと考えられる[誰によって?]。

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