平山洋
平山洋(静岡県立大学国際関係学部助教)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/14 03:48 UTC 版)
「亜細亜諸国との和戦は我栄辱に関するなきの説」の記事における「平山洋(静岡県立大学国際関係学部助教)」の解説
静岡県立大学国際関係学部助教の平山洋は、本社説が「大陸に進出すると欧米諸国との戦争になる」と注意している点に着目し、1875年の新聞掲載後「ちょうど七〇年後の昭和二〇年(一九四五)八月へと至る、日本の行く末への一種の予言、とも読める興味深い論説」であると評価している。平山によると、「アジアへの軍事的進出は、必ずや日本と西洋諸国との戦争を引き起こすであろう、というこの予想は、二〇世紀に入って現実となった」のである。さらに福澤が創刊した新聞『時事新報』の論調が創刊当時から対清国・対朝鮮強硬論だったと考えられていることが多いが、それは間違いであり、平山が『福沢諭吉の真実』で明らかにしたように、時事新報社に在籍した弟子の石河幹明が『福澤諭吉伝』で作り上げたイメージにすぎないと説明した。そして本社説を例に取り上げて、アジアの諸国とことを構えるのは西洋との関係に悪い影響を与えるので避けるべきだ、と諭吉は考えていた と説明している。
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