『福沢諭吉の戦争論と天皇制論』の出版
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/23 09:58 UTC 版)
「安川・平山論争」の記事における「『福沢諭吉の戦争論と天皇制論』の出版」の解説
安川は、平山の『福沢諭吉の真実』と、その理論的な根拠となる井田進也大妻女子大学教授(当時、現・名誉教授)の『歴史とテクスト――西鶴から諭吉まで』(光芒社、2001年)とを批判した『福沢諭吉の戦争論と天皇制論――新たな福沢美化論を批判する』(高文研、2006年)を出版した。 安川は同書の「まえがき」において、 本書は、語彙や文体から起草者を推定する「井田メソッド」による『福沢諭吉全集』無署名論説の筆者の再認定作業を行い、アジアへの侵略・蔑視や天皇尊厳を説く社説は「民族差別主義者・天皇賛美者」の石河幹明らが起草した論説であるという誤った認定にもとづいて、新たな福沢諭吉の美化・偶像化をはかった平山洋『福沢諭吉の真実』、井田進也『歴史とテクスト』の二著を、全面的な誤謬の書として批判したものである。 — 安川寿之輔、安川 2006、まえがき と宣言し、同書の執筆目的を明らかにした。
※この「『福沢諭吉の戦争論と天皇制論』の出版」の解説は、「安川・平山論争」の解説の一部です。
「『福沢諭吉の戦争論と天皇制論』の出版」を含む「安川・平山論争」の記事については、「安川・平山論争」の概要を参照ください。
- 『福沢諭吉の戦争論と天皇制論』の出版のページへのリンク