『ゲルマニア』とは? わかりやすく解説

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『ゲルマニア』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/21 06:42 UTC 版)

ネルトゥス」の記事における「『ゲルマニア』」の解説

著書『ゲルマニア』にて、ゲルマン地域スエビ族について論じているローマ歴史家タキトゥスは、第38章から第40章において首族とされるセムノーネース族と好戦的なランゴバルド族のほか、スエビに属す支族7つあると記している。それはレウディーグニー(Reudigni)、アウィオーネース(Aviones)、アングリーイー(Anglii)、ワリーニー(Varini)、エウドセース(Eudoses)、スアリーネース(Suarines)、ヌイトーネース(Nuitones)である。7つ部族は川や森林囲まれており、タキトゥスによると、個別では特に記述値するものはないが、彼らはみな女神ネルトゥス崇拝している点で特に際立っており、その集団における女神崇拝記録残されている。その章の読解次のとおり。 ラテン語: Contra Langobardos paucitas nobilitat: plurimis ac valentissimis nationibus cincti non per obsequium, sed proeliis ac periclitando tuti sunt. Reudigni deinde et Aviones et Anglii et Varini et Eudoses et Suardones et Nuithones fluminibus aut silvis muniuntur. Nec quicquam notabile in singulis, nisi quod in commune Nerthum, id est Terram matrem, colunt eamque intervenire rebus hominum, invehi populis arbitrantur. Est in insula Oceani castum nemus, dicatumque in eo vehiculum, veste contectum; attingere uni sacerdoti concessum. Is adesse penetrali deam intellegit vectamque bubus feminis multa cum veneratione prosequitur. Laeti tunc dies, festa loca, quaecumque adventu hospitioque dignatur. Non bella ineunt, non arma sumunt; clausum omne ferrum; pax et quies tunc tantum nota, tunc tantum amata, donec idem sacerdos satiatam conversatione mortalium deam templo reddat. Mox vehiculum et vestes et, si credere velis, numen ipsum secreto lacu abluitur. Servi ministrant, quos statim idem lacus haurit. Arcanus hinc terror sanctaque ignorantia, quid sit illud, quod tantum perituri vident. A・Rバーリー読解の訳: 対照的にランゴバルド族は数が少ないことで際立っている。 従順ではなく戦い大胆さによって自分達を守ってきた多く屈強な民族囲まれている。彼らの隣にはRuedigni、Aviones、Anglii、Varini、Eudoses、Suarines、Huitonesがいて、川と森林によって守られている。これら国家個別について特に注目に値するものはないが、彼らは共通してネルトゥス、すなわち母なる大地、の崇拝際立っており、彼女が人間関係介入して彼らの民族じゅうを取り持ってくれると信じている。大洋の島には鎮守の森があり、そこには神官だけが触れてよい布で覆われた、神聖化された二輪牛車がある。彼が最奥聖廟女神存在感じ取り大きな敬意払って彼女の牛車に彼女をエスコートすると、それが牝牛によって牽引されるその時歓喜日々であり、彼女が訪問しておもてなしを受ける予定となっている場所はどこでも田舎お祭りを祝う。誰も戦争に赴かず、武器取りだす者もなく、鉄製あらゆる物体閉じ込められて、それから初めその時に彼らは平和と平穏経験する女神人間社会満たしてしまい、神官が彼女を彼女の神殿に連れ戻すその時まで、彼らはそれらを称賛するのみである。その後牛車と布と、もしそれ信じるのなら、神である彼女自身秘密の湖で洗われる。 この任務実行する奴隷直ちに同じ湖に沈められる死にゆく者達だけが見られるだろうものを彼らに知らさないようにしており、それゆえ恐ろしいほどの神秘さと敬虔さが起こるのであるJ・Bライヴズ読解の訳: ランゴバルド族は、対照的に人数少なさ際立っている。服従ではなく戦闘とその苦難中に安全性見いだす多く屈強な民族によって彼らは丸くになっている。彼らの後に来るReudingi、Aviones、Anglii、Varini、Eudoses、Suarini、Nuitonesは川や城壁背後にいる。これらの民族に関して個別で特に注目に値するものはないが、彼らは共通してネルトゥス、あるいは母なる大地への崇拝際立っている。彼女は人間関係における自分自身興味があり、彼らの民族間を取り持ってくれると彼らは信じている。大洋の島には聖域があり、中には神官だけが触れてよい布で覆われた、神聖化された荷車がある。彼女の荷車出産経験のない若い雌牛によって牽引されるので、神官はこの最も神聖な場所に女神存在認識し、最も深い敬意表して女に接する。それから歓喜日々祝宴が、彼女が訪問して楽しまれる予定全ての場所で続く。誰も戦争に赴かず、誰も武器取り出さない鉄製あらゆる物体閉じ込められている。その時その時だけは平和であり静穏知られ愛される。彼女が人間親交満たしてしまい、神官女神を再び寺院に戻すまでは。その後荷車と布と、もしあなたがそれを信じるのなら、女神自身人里離れた湖できれいに洗われる。この奉仕直後に湖に沈められる奴隷によって実施される。したがって神秘さが、死ぬ運命にある者達だけが見ることができる光景が何であるかを尋ね恐怖不本意な敬虔さもたらしている。

※この「『ゲルマニア』」の解説は、「ネルトゥス」の解説の一部です。
「『ゲルマニア』」を含む「ネルトゥス」の記事については、「ネルトゥス」の概要を参照ください。

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