『クマのプーさん』とは? わかりやすく解説

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『クマのプーさん』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 03:43 UTC 版)

クマのプーさん」の記事における「『クマのプーさん』」の解説

『クマのプーさん』(1926年)は前書き10編のエピソード構成されている。前書きでは前著『ぼくたちがとても小さかったころ』に触れられるとともに前述した「ウィニー・ザ・プー」の名の由来や、前作には登場しなかったピグレットについて書かれている本編始まりと終わりをはじめ、物語いくつかの部分語り手息子クリストファー・ロビン物語聞かせている場面挿入されており、これらの場面では「プー」たちは話した動いたりしない、普通のぬいぐるみとして描かれている。 本編はまず、プーの上蜜蜂の巣からハチミツを獲ろうとするエピソードからはじまる。プークリストファー・ロビンから風船を借り、それに捉まっての上まで浮かび上がるが、蜜蜂ではなかったことに気づきクリストファー・ロビン鉄砲風船撃ってらい地面にもどってくる。第2章では、プーラビットの家を訪問してパンごちそうになるが、お腹膨れたために出口の穴につっかえてしまい、その穴にはまったまま1週間を過ごすという失敗談語られる第3章からは、プー親友である子豚ピグレット登場する。この章では、ふたりはプーの中で見つけた謎の足跡いっしょになって追跡するが、実は自分たちの足跡追って周りぐるぐる回っていただけだったことが判明するプーピグレット冒険第5章でも語られ、ここでは「ヘファランプ」という謎の生き物捕まえるために、二人で落とし穴を掘るが、その翌日、穴の底に設置したハチミツの壺の誘惑に耐え切れずに自ら罠にはまってしまったプーピグレットたちによって発見される前後第4章、第6章では、陰気ロバイーヨー話題中心となる第4章イーヨー自分尻尾をどこかに無くして気を落としており、プーあちこち探し回った挙句、それがオウルの家の玄関の鈴ひもになっているのを発見する。第6章イーヨーは、誕生日であるにもかかわらず誰からも祝われないことで気を落としており、プー中身をすっかり食べてしまったハチミツの壺を、ピグレット持ってくる途中で割ってしまった風船プレゼントするが、イーヨーは壺の中に割れた風船が入ることに喜んでプレゼント夢中になるその後語り手クリストファー・ロビン誕生日パーティ開いてあげたことを彼に語る)。第7章では新たなキャラクターカンガルー親子カンガルーにやってきたエピソード語られる知らないうちに移り住んだ彼らにラビット反感持ちプーピグレット説得して、まだ幼いルー連れ去る計画参加させる。しかしルー身代わりになったピグレットカンガによって水風呂入れられたり、ラビット連れ去ってきたルーに情が移ってしまうなどして計画失敗に終わる。 第8章では、彼らを含めた森の仲間たち大勢ひきつれて、クリストファー・ロビン北極ノース・ポール探検称するピクニックに出かけ、そこでプーは「北極」(と称する棒(ポール))を発見しクリストファー・ロビンたちから褒め称えられる。第9章ではプー大きなさらに活躍語られる大雨によって洪水起こったのなかで、ピグレット恐怖駆られて、投瓶通信救援頼み、その瓶をプーが偶然拾う。字が読めないプーは、水の上浮かべた壺に乗ってクリストファー・ロビンのところまで行き彼に手紙読んでもらうことでピグレット窮地を知る。そしてプーのとっさの機転で、クリストファー・ロビンこうもり傘逆さにして舟にすることを思いつき、これに乗ってふたりでピグレットのもとに駆けつける最後第10章では、このプー活躍讃えるためにクリストファー・ロビン祝賀会開きプー鉛筆セットプレゼントする。そして夕日向かってプーピグレットいっしょに帰っていく様子語られて幕となる。

※この「『クマのプーさん』」の解説は、「クマのプーさん」の解説の一部です。
「『クマのプーさん』」を含む「クマのプーさん」の記事については、「クマのプーさん」の概要を参照ください。

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