「陸王」協力者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 03:10 UTC 版)
有村融(ありむら とおる) 演 - 光石研 スポーツ用品店「アリムラスポーツ」の店長。 坂本の紹介でランニングシューズの構造や業界の事情を知るために訪れた紘一と知り合い、人間本来の走り方であるミッドフット走法について説明したり、「シルクレイ」の技術力を最大限に評価したり、店内で紘一と「アトランティス」を退社したばかりの村野との顔合わせを実現させるなど、「陸王」の開発に協力する。 各レースで紘一に対して、レース状況・選手の特徴等の詳細なデータを説明する。 江幡晃平(えばた こうへい) 演 - 天野義久 「椋鳩通運」のセールスドライバー。元長距離選手だった影響で「陸王プロジェクト」に積極的に参加。「陸王」試作品のテスト走行を行ったりしている。 こはぜ屋の面々に会社宣伝目的で「第19回行田市民駅伝競走大会」参加を呼び掛ける。一旦は断られたが参加することになり、大会直前までコーチとして指導するかたわら、大会は1区に出場する。 飯山晴之(いいやま はるゆき) 演 - 寺尾聰 倒産した「飯山産業」の元社長。「こはぜ屋」顧問。 繭を特殊加工した「シルクレイ」を考案し、特許を取得している。 紘一の「陸王プロジェクト」に参加させることを条件に、シルクレイ製造機を格安で貸し特許使用を認め、紘一にシルクレイを作った時の興奮を味わわせることを誓う。 靴のソールに合うシルクレイの硬度を目指して、大地と共に昼夜開発に没頭するものの理想の硬度を得ることが出来なかったが、紘一の差し入れたコーヒーと安田のコーヒー雑談がヒントになり、煮繭温度を調節することで理想の硬度を得ることに成功する。 冨久子が倒れた夜、システム金融業者の待ち伏せを受けて暴力を振るわれ大怪我をして緊急入院する。入院中に抜け出そうとするが妻の素子に止められ、自分の魂だという企業秘密のシルクレイ製造機設計図を、素子に言付け大地に渡す。その後は病院を抜け出して、製造機の不具合箇所の予備部品がなく困っている大地に、前もって自分が持ってきた予備部品が入った保管箱を指示し彼が見つけた直後に再度倒れる。その後、ニューイヤー駅伝で「陸王」を履いた茂木の姿を見に有村と共に紘一らの元に現れる。 ニューイヤー駅伝の後に、シルクレイ製造機が火災に見舞われてシルクレイの製造が出来なくなったと同時に、「フェリックス」の関口からシルクレイ特許の独占使用契約の依頼をされるが、紘一に付いていくことを決意して断りの電話を入れる。 「フェリックス」が目論む「こはぜ屋」の買収話に、シルクレイの製造を「こはぜ屋」にしか許可していないことを利用し、紘一に考え直すように伝える。 飯山素子(いいやま もとこ) 演 - キムラ緑子 飯山の妻。飯山が職を失っている最中は、自分のパートで生計のやりくりをする。 村野尊彦(むらの たかひこ) 演 - 市川右團次 ベテランシューフィッター。選手に寄り添った親身な姿勢から多くの陸上選手から信頼されている。 ケガ持ちの茂木に、靴のソールを薄くしミッドフット走法に変えることを勧める。 茂木のケガを自分だけの責任に押し付け、謝罪を強要する小原を見限って「アトランティス」を退社し、「こはぜ屋」の「陸王プロジェクト」にアドバイザーとして参加する。 ニューイヤー駅伝終了後に他会社陸上部の選手たちと「こはぜ屋」との契約交渉をして、2人からサポート契約を結びたいとの報告を紘一に伝える。 シルクレイ製造機が火災により壊れてしまい、「陸王」を選手たちに供給出来なくなった際、「どうにもならない」と諦めかけていた紘一に失望して「こはぜ屋」から一旦離れるが、飯山の説得で「タテヤマ織物」製のアッパー素材に変更した「5代目 陸王」のアドバイザーとして久しぶりに戻ってくる。 「こはぜ屋」の面々がどんな状況でも茂木を応援し続けるのを目の当たりにして心を動かされ、シューフィッターの立場を無視して、紘一に内緒で最新の最後の一足と言い残して「5代目 陸王」を茂木に渡す。
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