「陸奥」の名称と由来とは? わかりやすく解説

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「陸奥」の名称と由来

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 02:10 UTC 版)

陸奥国」の記事における「「陸奥」の名称と由来」の解説

『古事記』には「道奥」とあり、『日本書紀』は「陸奥」が多いが古い時代に「道奥」もみられ、ともに「道奥」を「みちのおく」と訓じる。『和名抄』は「陸奥」を「みちのおく」とする。「道」は古い時代には「国」と同義使われており、「道奥」の語源は「都からみて遠い奥」にある国の意である。「道」を「陸」にかえた積極理由わからないが、常陸国場合同じく、「陸道」の意であてたものであろう平安時代和歌で「陸奥」は「みちのく」として詠まれていた。「みちのく」は「みちのおく」が訛って縮まったのである。 「みちのく」が「むつ」に変わった事情には、江戸時代から二説ある。一つは陸が六の大字として用いられることをふまえて、陸を六と書き、それに訓読みをあてて「むつ」にしたというもので、本居宣長が『古事記伝』で唱えた陸州古代中世によく使われ略し方で、「六奥国」「六奥守」「六国」という書き方平安時代にはあった。もう一つは「みちのく」が「みちのくに」になり、「むつのくに」に転訛したという説で、保田光則新撰陸奥風土記』にある。「みちのくに」は『伊勢物語』などに見える。

※この「「陸奥」の名称と由来」の解説は、「陸奥国」の解説の一部です。
「「陸奥」の名称と由来」を含む「陸奥国」の記事については、「陸奥国」の概要を参照ください。

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