「陰謀」の内容
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/05 07:32 UTC 版)
「右翼トロツキスト陰謀事件」の記事における「「陰謀」の内容」の解説
被告人21名は以下の通り。 アクマリ・イクラモフ ウラジーミル・イワノフ イグナチー・カザコフ (ru) グリゴリー・グリニコ(スペイン語版) ピョートル・クリュチコフ (de) ニコライ・クレスチンスキー ヴァシリー・シャランゴヴィチ プロコピー・ズバレフ(ロシア語版) イサーク・ゼレンスキー ミハイル・チェルノフ(スペイン語版) ニコライ・ブハーリン パーヴェル・ブラノフ(スペイン語版) ドミトリー・プレトニョフ(スペイン語版) セルゲイ・ベッソノフ(ロシア語版) ファイズッラ・ホジャエフ ヴェニアミン・マクシモフ=ジコフスキー (ru) ゲンリフ・ヤゴーダ フリスチアン・ラコフスキー(英語版) アレクセイ・ルイコフ レフ・レヴィン(ロシア語版) アルカジー・ローゼンゴリツ(スペイン語版) 事件の存在を「明らかにした」側は、以下のような内容を主張した。 右翼トロツキスト・ブロックは、ドイツ・日本・ポーランドの手先である。セルゲイ・キーロフをはじめソビエト指導者を暗殺したのもすべて右翼トロツキスト・ブロックの仕業であった。そしてソ連経済が発展しないのもソ連人民生活が貧困しているのもすべては右翼トロツキスト・ブロックの反ソ陰謀のせいだったのである。しかもスターリン同志を殺害して権力を握った後、右翼トロツキスト・ブロックは反ソ国にソ連の領土を割譲するつもりであったのである。 そしてこの卑劣な右翼トロツキスト・ブロックの中心にいる者こそがブハーリン達である。当然この者たちは裁かねばならぬが、NKVD長官であるヤゴーダも協力していたことは見逃せない。NKVDが今日まで右翼トロツキスト・ブロックの反ソ陰謀を取り締まれなかったのは無能だったからではなく、長官がグルだったせいである。したがってこの者も同罪で裁かねばならない。
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