「しおさい」の登場まで
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「しおさい (列車)」の記事における「「しおさい」の登場まで」の解説
1958年(昭和33年)7月10日:両国駅 - 銚子駅間に初の優等列車として準急列車「犬吠」が運転開始。車両は普通列車に運用されているキハ25形を使用。 11月10日:両国駅 - 千葉駅間で房総東線(現在の外房線)経由安房鴨川行きと房総西線(現在の内房線)経由館山行きを併結した3階建て列車となり、列車名を「房総」に改める。ただし、誤乗を防ぐ観点から銚子方面の列車には「房総(犬吠)」のように列車名のあとにカッコ書きが入っていた。 1959年(昭和34年)7月1日:「房総」を「京葉」に改称(カッコ付けは継続)。総武本線・房総東線・房総西線の臨時準急列車を2往復増発し、新たに「房総」とする。新設された「房総」は新宿駅 - 銚子駅・(房総東線・房総西線経由)新宿駅・(房総西線・房総東線経由)新宿駅間準急列車(3層建て列車かつ循環列車)の名称となる。系統別のカッコ書きも踏襲する。 1960年(昭和35年)4月25日:「房総」が定期列車に格上げ。 11月21日:「京葉」を1往復増発。ただし、増発分に関しては併結運転を実施するにもかかわらずすべての方面へ向かう列車が、下りは「京葉1号」、上りは「京葉2号」と名乗った。 1961年(昭和36年)10月1日:「房総」の新宿駅・両国駅 - 千葉駅間での併結運転を中止。総武本線方面へ向かう列車を分離し、新宿駅・両国駅 - 銚子駅間に準急「総武」が運転開始。あわせて佐倉駅で分割併合する佐原駅発着の臨時準急を運転。成田線初の優等列車でもあった。「京葉」の括弧付け名称を2往復ともに廃止し、発車順にすべての方面へ向かう列車が「京葉1号」「京葉2号」となる(上下それぞれに「京葉1号」が存在)。 1962年(昭和37年)10月1日:準急は房総東・西線系統と総武本線系統の両国駅 - 千葉駅間での併結運転を中止。列車名の整理を行い、佐倉駅以東総武本線経由の準急は「犬吠」とし、「犬吠」は4往復の体制となる。なお、同年4月16日に定期列車化した成田線方面の準急は「水郷」と命名。 1963年(昭和38年)10月1日:「犬吠」の2往復にキロ28形を連結。 1966年(昭和41年)3月5日:走行距離が100kmを越える準急列車をすべて急行に格上げしたことで「犬吠」は急行列車に昇格。 1969年(昭和44年):房総夏ダイヤでは臨時「犬吠」を千葉駅 - 銚子駅間に下り1本と上り2本運転。DE10形牽引による客車急行だったが、普通列車並みの速度だったことから不評に終わりこの年限りで終了。 1970年(昭和45年)10月1日:「犬吠」は7往復体制となり、車両もキハ58形に揃えられる。 1972年(昭和47年)7月15日:「水郷」と併結運転していた2往復をそれぞれ単独運転とする。
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