3階建て列車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 16:46 UTC 版)
2011年3月11日(3階建て運行最終日)時点の編成図かもめ・みどり・ハウステンボス ← 長崎・早岐・ハウステンボス 佐世保/博多 → 列車名区間「かもめ」博多駅 - 長崎駅間 「ハウステンボス」博多駅 - ハウステンボス駅間 「みどり」博多駅 - 佐世保駅間 号車1 2 3 4 5 7 8 9 10 11 12 13 14 座席G 指 指 指 指 指 自 自 自 自 G 指 指 指 指 自 自 自 G 指 指 指 自 自 自 自 各号車とも長崎・早岐・ハウステンボス寄りのA室と佐世保/博多寄りのB室に分かれる 「かもめ」「ハウステンボス」の一方を連結しない場合がある 7 - 10号車は「みどり」として運転する場合がある 「かもめ」「みどり(・ハウステンボス)」は肥前山口駅で分割・併合 「みどり」「ハウステンボス」は早岐駅で分割・併合、「みどり」は進行方向を変える 座席種類 G=グリーン車座席指定席 指=普通車座席指定席 自=普通車自由席 3つの列車を併結運転している例である。新幹線が開業する以前は東北地方を中心に3階建て以上を組む列車も存在したが、新幹線開業に伴う急行列車を中心とする優等列車の整理・廃止に伴いこうした列車は少なくなり、2011年3月11日を最後に日本国内において定期運行の3階建て列車は存在しなくなった。 2012年3月時点における日本最後の定期運行の3階建て列車は、1992年3月25日から2011年3月11日まで鹿児島本線・長崎本線の博多駅 - 肥前山口駅間で併結運転を行っていた「かもめ・みどり・ハウステンボス」である。この併結は1976年の長崎本線・佐世保線電化に伴い運行を開始した「かもめ・みどり」の2階建て列車が母体で、1992年に「ハウステンボス」が運行を開始した際、博多駅 - 早岐駅間で「みどり」に併結することになったことから、列車によっては3階建て列車を組むことになった。なお、従来通りの「かもめ・みどり」の2階建て列車や、「かもめ」を欠いた「みどり・ハウステンボス」の2階建て列車も存在したほか、2000年代に入ると「ハウステンボス」編成を連結した「みどり」が「かもめ」と併結する場合も見られるようになった。車両は2000年3月10日までは485系、それ以降は783系が用いられていた。 2011年3月12日のダイヤ改正で「かもめ」が全列車単独運転となったことから、現在は「みどり・ハウステンボス」の2階建て列車のみが存続している。2017年3月4日のダイヤ改正では「有明」と併結を組む形で「かもめ」の2階建て列車が1年間だけ復活した。
※この「3階建て列車」の解説は、「多層建て列車」の解説の一部です。
「3階建て列車」を含む「多層建て列車」の記事については、「多層建て列車」の概要を参照ください。
- 3階建て列車のページへのリンク