《御用達》の正しい読み方
「御用達」の正しい読み方
「御用達」は、「ごようたし」と読む。また、この他に「達」の読み方を変えて、「ごようたつ」や「ごようだち」とする場合もある。どの読み方を選んでも間違いではなく、辞書にもしっかり三通りの読み方が記載されている。しかし、現代では「ごようたし」という読み方が一般的であり、主流だ。そのため、「ごようたつ」や「ごようだち」と呼んだ場合に間違いだと指摘されるケースもあるが、これらも正しい読み方で、間違っているわけではない。「御用達」の意味解説
「御用達」の本来の意味は、「宮中や官庁に物品を納入すること」、もしくは「江戸時代に、幕府・諸藩の役所・屋敷に出入りし、様々な用品を調達した特権商人」である。この特権商人は、御用商人とも呼ばれており、宮中や幕府、諸大名などから許可を受けた者だけが許された読み方だ。しかし、この認可制は1954年に廃止され、御用商人などの意味で使われることもなくなっていった。現代では、宮内庁や王室など、権威あるものに納められたものを指して「御用達」と呼ぶことが多い。また、誰かが愛用しているものや、よく訪れる店などを説明する際に、「おすすめの」や「いつも使っている」、「お気に入りの」といった意味合いで使われることも多い。なぜ「御用達」と読むのか・理由
元々、「御用達」は「ごようたつ」と呼ばれていた。しかし、時代の流れと共に「ごようたし」と読まれるケースが増えていった。「ごようたし」の方が一般的になったのである。このように、間違った読み方でも、一般的に広く使われるようになり、正しい読み方として定着した場合、その読み方は「慣用読み」や「慣用音」と言われている。「御用達」の類語・用例・例文
「御用達」の類語には、「お気に入り」「おすすめ」「贔屓」などがある。用例・例文・ここは、セレブ御用達のホテルなので、少しドキドキしてしまう。・王室御用達のお菓子であれば、あの方も気に入ってくれるのではないでしょうか。・芸能人御用達の中華料理店を予約できたので、今度一緒に行ってみませんか。・モデル御用達のエステサロンは、なかなか予約を取るのが難しい。・社長御用達のお店だけあって、とても美味しかったです。・あのサッカー選手御用達のお店と聞くと、つい気になってしまう。・このお店は、モデルの○○さん御用達だそうですよ。・モデル御用達の美容グッズは、やはり売れ行きが良い。・宮内庁御用達のものは、高い価値があるように感じます。・芸能人御用達のバーは、敷居が高くてなかなかチャレンジできない。・あのブランドは、王室御用達として大きな注目を集めている。・こちらのトレーニンググッズは、野球選手御用達のため、入荷してもすぐに完売してしまう。「御用達」の英語用例・例文
「御用達」の英語表現には、「purveyor」「favorite」などが挙げられる。用例・例文・This is purveyor to the Royal Household.(これは、王室御用達です。)・I went to a restaurant purveyor to entertainers.(芸能人御用達のレストランに行ってきた。)・This cosmetology cream is a model's Favorite product.(この美容クリームは、モデル御用達の商品だ。)・She gave me a pen from United Kingdom that has royal warrants.(彼女から、イギリス王室御用達のペンをもらった。)・I want a soccer player's favorite training goods.(サッカー選手御用達のトレーニンググッズが欲しい。)・I was able to book her favorite shop.(彼女御用達のお店を予約できた。)- 《御用達》の正しい読み方のページへのリンク