〇・零とは? わかりやすく解説

〇・零(漢数字)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 15:44 UTC 版)

0 (曖昧さ回避)」の記事における「〇・零(漢数字)」の解説

漢数字における表記。 「〇」(JIS:213B、Unicode:U+3007)は、西暦辞典ページ数など用いられる表記(例:「百→一〇〇」、「千→一〇〇〇」)。元は則天文字で、「星」を表す象形文字由来する。 「〇」で始まるページの一覧 タイトルに「〇」を含むページの一覧 「」は、説文解字出ている古い字であり、熟語などに用いられる零下零細企業など)。なお、「」を用いた各種用語については次項の「」を参照のこと。 「漢数字#〇、零」も参照

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〇、零

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 21:05 UTC 版)

漢数字」の記事における「〇、零」の解説

他の漢数字異なり「〇」は新しい字であり、唐より前に現れない。唐の武則天在位690年 - 705年)が制定した則天文字初めて「〇」が現れるが、これは「星」代替字であり 0 の意味はなかった。星の球形表した典型的な象形字で、楷書とは言いがたい文字であった則天文字には、このように楷書的でない形の字がいくつかある)。 後漢完成した九章算術』には「(引き算の時)同符号は引き、異符号加える。正を無入から引いて負とし、負を無入から引いて正とする」とある。この「無入」とは 0 のことであるが、専用の字はなく、表記には空白用いていた。 718年太史監天文台長)の瞿曇悉達が『九執暦』を漢訳し、0 を点で記すインド数字導入した。しかし算木用いていた中国天文学者数学者受け入れなかった。『旧唐書』945年)は 3040 および 0 を「三千四十」、「空」記し、また『新唐書』1060年)は 3201 および 0 を「三千二百一」、「空」記している。この「空」仏教の空と同じくサンスクリット語の शून्य(シューニャ)の訳語である。現在も、朝鮮語ベトナム語「空」を 0 の意味用いる(공/gong と không)。また江戸時代和算家も 0 を「空(くう)」と呼んでいた。 南宋時代、蔡元定1135年 - 1198年)は『律呂新書』の中で、118098 および 104976 を「十一萬八千□□九十八」、「十□四千九百七十六」と書いている。この「□」は、以前から欠字を示すのに使われてきた記号、虚欠号である(中国語版: 虚缺号)。秦九韶の『数学九章』(1247年)では、算木数字空位および 0 に「〇」を用いている。この「〇」は「□」が変化したものであり、アラビア数字「0」ならびに則天文字の「〇」を借用したのではない。もっとも、インド数字ゼロ触発され可能性もある。 一方、「」は『説文解字』にも出ている古い字で、音符の「令」と意符の「あめかんむり)」を合わせた形声字である。元々は小雨零雨)を意味し、後にわずかな量(零細零余の意味にもなったが、0 の意味はなかった。『孫子算経』(4世紀頃)では「」が余りの意味使われている。李冶は、『測圓海鏡』1248年)の中で 1024 を「一千二十四」、2220302 を「二百二十二三百二」と書き、「〇」と「」を同一視している。それぞれ一千とんで二十四」、「二百二十二あまり三百あまり二」の意味である。 現在、位取り記数法では主に「〇」を使う。ただし、熟語は必ず「」を用いて、「零下」、「零封」などと書く。このようなことから、「〇」を独立した文字であると考えるのはかなり無理がある。「〇」は部首不明で、一般に漢和辞典では漢字ではなく記号扱いとなっており、記号であるとみなすのが適切である。 「〇」の文字コードは、漢字領域ではなく記号領域定義されている。

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