“海棲種(セーレーン)”
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 03:39 UTC 版)
「ノーゲーム・ノーライフ」の記事における「“海棲種(セーレーン)”」の解説
位階序列十五位。腿から下が魚の尾ひれになっており、海から長時間離れることができない。そのため、海底都市『オーシェンド』に住んでいる。 女性体しかおらず、繁殖には異種族の男性が必要で、男性は絞り尽くされて死ぬため、十の盟約によって滅亡の危機にあった(他者を害する行為が禁止されたため)。しかしかつて【十の盟約】を理解せず、それによって自らの種が滅亡の危機にあるのを自覚していなかったため同じく滅亡の危機にあった吸血種から共存を持ちかけられた際に引き分けならば両者にとって益になるはずのゲームで一方的に勝ちを収めてしまった。この出来事は伝説となり世界共通でのバカの代名詞となっている。策謀や謀略を得意とする吸血種の天敵であり、最も苦手とする“真正のアホ”として相補的かつ対照的である。 体内に『水精』と呼ばれる精霊を保有しており、そのため、海にいる限り精霊を惹きつけ、ひいては精霊を体内に保有する他の生物をも惹きつける。この能力があるため優れた力も魔法も無いにも関わらず、異種族の男を捕まえていた。 ただし1世代に1人出現する水精の保有量の多い個体は他の種の男性を殺すこと無く僅かな魂から子供を作ることが出来るため、女王が健在ならば本来は種の滅亡の心配自体はない。 ライラ・ローレライ 海棲種の女王である全権代理者。地精種の御伽噺を読んで感動しゲームを始めるが、不備の多さからゲームがクリアされずに800年眠り続け、吸血種と海棲種の二種族を滅亡の危機に陥れた海棲種のバカさを集めたような存在。 本人からすれば簡単な問いかけのつもりであったが、その馬鹿馬鹿しさゆえに『 』を始め多くの種族を苦しめる難解なゲームを生み出してしまうことになる。 大量の水精を保有するための彼女自身の特性、そして王族として生まれたために初めから全てが手に入ってしまいアノミー状態にあった事がゲームを始めた原因である。なお、目覚めてからは空に踏んでもらうのが悦びである。 相手の男性を殺さず子供を作ることのできる唯一の個体であり、髪の毛数本から子供を作ることができる。このため、本来きちんと目覚めてさえいれば海棲種が滅亡の危機に瀕することもなく、吸血種も少なくとも滅亡の危機を脱するための時間的猶予を失うことも無かった。 アミラ 声 - (台詞なし) 海棲種の女王代理。人類語を話せるなど、海棲種の中では知能は高い方。非常に軽い馬鹿っぽい喋り方をするが、実際はかなり強力で空たちとの初邂逅では獣人種の五感を封じる水中で嘘を付いて油断を誘い、共謀者のプラムの裏切りさえ織り込み済みで、人類種を次なる搾取対象にしようとしていた。 海棲種がバカだと思われていることすら利用し、バカを演じて『 』に接触。勝利条件を“隠蔽する”ことによって必勝のゲームと化した女王のゲームをもって、人類種を狩ろうとした。プラムすらも、この手で出し抜いている。海棲種にしてはとても思慮深く学のあるストラテジスト。 800年眠り種族に滅亡の危機をもたらしたライラに対しては非常に怒っており、目覚めさせる方法が判明した後は空たちに全面協力し彼女を「馬鹿女」と呼び、夢の中で全力のジブリールたちによる阿鼻叫喚に巻き込まれる光景を見て他の水棲種たちと共に歓喜し(ゲーム開始前には女王の痛覚遮断に反対さえしていた)、彼女が目覚めた後も殺意を露わにしている。
※この「“海棲種(セーレーン)”」の解説は、「ノーゲーム・ノーライフ」の解説の一部です。
「“海棲種(セーレーン)”」を含む「ノーゲーム・ノーライフ」の記事については、「ノーゲーム・ノーライフ」の概要を参照ください。
- “海棲種”のページへのリンク