版と刷
刷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/11/06 05:07 UTC 版)
同じ版のなかでも、同時に印刷されたものをまとめて「刷」という。和書の場合は序数詞のみを用い、版に続けて「第3版第2刷」などと奥付に表記されるが、洋書では刷を "3rd edition, 2nd impression" などと明確に書くことは比較的少ない。標題紙の裏に再版 (reprint) の年を記すか、プリンターズキー (Printer's key) などと呼ばれる、「1 3 5 7 9 8 6 4 2」といった数字の羅列で表示する。刷を重ねるごとに一つずつ削っていき、「7 9 8 6」となっていれば第6刷である。印刷年も同じ方法で表示することがあり、「04 06 08 07 05」であれば2004年印刷を意味する。 本来、刷の間の差異は存在しないか、誤植訂正程度のものである。しかし、日本では版と刷の区別が曖昧で、実際に版や刷と書いてあるからといって、それが実際にそうなのかは判断できない。その刷での訂正・追加箇所が序文などで明らかにされているものや、刷の序数を改めずに改版を行っていることが奥付の表示(たとえば「第34刷改版」など)で分かるものもあり、長年にわたって増刷されているものでは、文字サイズの変更で数十ページもの差が生じている場合もある。本文への変更ではなく、巻末付録の資料や、正誤表が更新される場合もある。
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刷
刷
「 刷」の例文・使い方・用例・文例
- 太字体で印刷する
- 訂正済みの校正刷り
- 初版第3刷
- 印刷会社に職を得る
- きれいな印刷
- このメモ用紙の上部にはそのホテルの名前と住所が印刷されている
- 第2版第3刷
- エレクトロニクス産業では会社は常に自ら刷新していくか消えていくかである
- ブロック体の活字で印刷する
- この印刷物を小包郵便で送ってください
- 印刷機
- ボブの新しい本は印刷中だ
- その本の表紙には著者の写真が印刷されていた
- この機械は前の機械の2倍の速さで印刷できる
- この紙だと印刷がもっときれいに出ます
- 印刷術の発明
- 校正刷り
- その印刷所は紙を大量に買う
- 記事を変更するには遅すぎる,すでに新聞は印刷にまわっていますから
- 原稿を印刷機にかけてくれ
刷と同じ種類の言葉
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