寄生獣
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/19 16:54 UTC 版)
テレビアニメ
『寄生獣 セイの格率』(きせいじゅう セイのかくりつ)のタイトルで、2014年10月より2015年3月まで日本テレビほかで放送された。全24話[172]。副題のうち「セイ」にはさまざまな同音異義語を含んだ多義的な意味づけがなされ、また「格率」はイマヌエル・カントによる哲学用語に由来するとされる[173]。
テレビアニメ化の発表は、同年の実写映画版の発表と同時に行われた[2]。テレビアニメ化が発表された2013年頃における映画・放送業界では、実写映画とテレビアニメの企画を同時進行させることが多く行われており、本作の同時映像化もその流れに沿ったものである[2][174]。こうした商業展開には、原作に準拠した内容のテレビアニメ版で原作の世界観を視聴者の間に浸透させた上で、原作とは別物という認識が一般的となっている実写映画版へと繋げるという意図が込められている[174]。
原作漫画が連載当時の時代を舞台としており、不良生徒の描かれ方などに当時の時代性を感じさせる描写がされていたのに対し[3][110]、物語の舞台が21世紀に変更されており[172][3]、登場人物がインターネットを利用する様子が描写されたり、登場人物が所持している小道具類がスマートフォンなどのデジタル機器に変更されたりするなど、放送開始時点における世相を反映させた日常風景が描写されている[3][175]。
また多くの登場人物の外見は、原作者である岩明の了承を受けた上で変更されている[176][110]。これについてプロデューサーの中谷敏夫や、キャラクターデザインを務めた平松禎史は、原作における普遍的な部分は連載開始から26年が経過した現在においても変わっていないとし、これを現代の出来事として視聴者に見せるためのアレンジだったとしており[177][110]、物語の舞台となる時代は置き換えつつ、変更は表層的な部分のみに留めるようにするという意識が制作スタッフの間で共有されていたとしている[177]。
制作スタッフの間には原作ファンも多く、展開の都合で原作にあった台詞を削ると不満の声を寄せる者もいたという[178]。放送前にキャラクターデザインや出演声優が発表された際には原作読者の間で賛否両論を起こしたが[3][175]、本編の内容は原作の台詞や伏線を忠実に拾ったものとなっており[3]、放送開始後は出演声優やキャラクターデザインに対する批判は沈静化していった[175]。
パラサイトが人間を殺戮する場面の残酷表現は、闇雲に除外してしまっては原作の持つ哲学を表現できないという考えから、細部に渡って検討を重ねることで、表現規制や視聴者層との折り合いをつけることが試みられた[110]。Ken Araiによる劇伴は、一般的なテレビアニメのセオリーに反して自己主張の激しいダブステップ風のエレクトロニック・ダンス・ミュージックを用いる挑戦的な作風となっており[175]、放送開始直後から視聴者の間で賛否両論を呼んだ[175]。
登場人物(アニメ)
主人公
- 泉 新一
- 声 - 島﨑信長
- 主人公。容姿にアレンジが施され、目鼻立ちは原作に沿った容姿となっているものの、登場当初は眼鏡をかけており、原作とは印象を異にする姿で描かれている[176][3]。しかしこの眼鏡は新一の変化や成長を表現するための小道具で[176][175]、第6話でミギーとの融合が進んでからは眼鏡を外すようになり[注釈 72]、さらに第7話で母親の仇との決着がつき復讐を終えた後には原作同様に髪型をオールバックにして登場する。オープニング映像では第1話の時点から後者の姿も描かれている。
- 物語開始時の年齢には差異があり、原作では物語序盤の時点で高校1年生だったが[注釈 3]、本作では高校3年生となっている[179][180]。また原作の新一がしばしば英単語が入ったTシャツを着ており、書かれた単語によってその心情を暗示するという描写がされていたのに対し[175]、交通標識が書かれたTシャツによって彼の状況を暗示している[175][注釈 73]。新一が通う高校は、原作では単に「西高」と呼ばれていたが、「西福山市立西福山高校」という架空の学校名が設定されている[181]。
- ミギー
- 声 - 平野綾
- 新一の右手に寄生したパラサイト。原作では、新一の協力で図書館から借りた本で知識を得ていたのに対して、時代設定の変更を反映し、タッチパネル式スマートフォンやデスクトップパソコンを用いて、インターネットからも知識を得るという描写に変更されている[3][175]。
新一を取り巻く家族
- 泉 一之
- 声 - 相沢まさき
- 新一の父親。原作に忠実な容姿で描かれている。紙面で新聞を読んでいた原作とは違って、本作ではタブレット(スレート型PC)画面上で新聞を読み、携帯電話を使いこなす人物として描写されているが[175]、第5話ではいずれもパラサイトに襲われて海に落ちた際に水没して破損し[182]、新一に助けを求める際には原作通りに公衆電話を使う描写がされている。
- 泉 信子
- 声 - 笹井千恵子
- 第1話から第5話にかけて登場。新一の母親。役回りに変更は無いが、原作とは髪型や服装が異なる。第5話でパラサイトに背後から襲われた際には、伸ばしていた後ろ髪を首ごと切断されたことを示唆する描写がされており、パラサイトに寄生されて以降は、髪を肩口で斜めに切り揃えた髪型で登場する。
新一を取り巻く学生
- 村野 里美
- 声 - 花澤香菜
- ヒロイン。新一と同じ学校に通う[注釈 74]ガールフレンド。原作の連載当時のアイドルのような髪型[178]のシルエットを継承しつつも、放送時点での現代風の容姿に変更され[178]、前髪を髪留めでまとめて額を出したポンパドゥールの髪型になっている。
- 君嶋 加奈(きみしま かな)
- 声 - 沢城みゆき
- 第5話から第12話にかけて登場。隣町の高校の少女。原作では「スケ番」[34]と形容されるような昭和の不良少女として描かれていた。原作では靴下を履いていないが、アニメでは白い靴下を履いており、制服のスカート丈が短くなりイヤーマフを常用するなど容姿や服装が変更され、「君嶋」という姓が設定されている。スマートフォンに保存した新一の写真や、新一の髪の毛を大事に持ち歩くなど独自の描写がされ、ミツオから「ストーカー」と形容される一幕も描かれた[186]が、基本的には原作と同じ役回りを演じる。原作では加奈が外出していたため新一と固定電話での連絡が取れず、最期を迎える展開となっていたが、自分の超能力を試すために敢えてスマートフォンを部屋に置いていく描写に改められている[186]。また、原作では最期までミギーの存在を知る事はなかったが、本作では今際の際にミギーの姿を目にしている[186]。
- 立川 裕子(たちかわ ゆうこ)
- 声 - 安野希世乃
- 原作では物語中盤において島田秀雄の同級生[注釈 75]として合計3話のみ登場する人物であったが、本作では第1話からレギュラーキャラクターとして登場している。容姿や、美術部員で兄が警察官[注釈 76]などの設定は原作を踏襲しつつも、「立川」という姓の、新一の同級生という設定に変更されており[188]、島田秀雄とは学級が異なっている[185]。
- 里美の幼馴染という設定になり[189]、新一と里美の間柄を取り持とうとする。アキホからは、里美と共に新一に好意を寄せる恋敵の一人として認識されていたが、裕子自身は慌てて否定している[185]。転校してきた島田秀雄の観察を続けているうちに正体を悟り、そのことを問いただそうとして襲われ、薬品の入った瓶を投げつけて島田から逃げるという役回りは原作同様だが、本作では島田に異性としての好意を抱いたために観察を始めたという経緯が描かれている[190][185][191]。原作では逃れた後の様子は語られていないが、本作では最終話まで登場し、学校に登校して新一や里美と会話を交わす様子が描かれている。
- 鈴木 アキホ(すずき アキホ)
- 声 - 前田玲奈
- 新一の同級生。本作のオリジナルキャラクター[189][176]。明るい性格で[176]、そばかすのあるポニーテールの女子高校生。新一に密かな想いを寄せているが、彼には気づかれていない。第8話では里美との仲を深める新一を半ば諦めており、転校してきた島田秀雄に好意を抱いた。その他にも、原作において端役であった複数の生徒たちの台詞を担う描写がされている。
- 長井 和輝(ながい かずき)
- 声 - 浜添伸也
- 新一の同級生の不良少年。里美に想いを寄せており、彼女と仲の良い新一に喧嘩で決闘を申し込むが、ミギーの反撃を受けて逃げ出す[192]。後にミツオの所属する他校の不良グループに叩きのめされたところを新一に助けられるが、後に新一が里美を人質に取られてミツオに叩きのめされていた際には、仲間を引き連れて助太刀する[193]。その後も新一の同級生として登場しており、パラサイト・島田秀雄が転校してきた際には、新一との会話に割り込もうとして島田に殴られている[185]。最終話では、高校卒業後はアキホに言い寄っていることが言及されている。
- 原作では第4話に、「古谷」という名の同級生が里美に横恋慕して新一に決闘を挑む場面が、原作第10話には「長井」という同姓の同級生[注釈 77]と光夫のエピソードが、原作第18話には島田に殴られる上級生のエピソードがあり、原作において端役であった複数の生徒の役割を担っている。なお本作には古谷タク(声 - 榎木淳弥)という名の新一の同級生が登場しているが、原作の古谷とは容姿も役回りも異なっている。
- ミツオ
- 声 - KENN
- 第5話から第12話にかけて登場。隣町の不良少年。原作では「光夫」という名前で表記されていた人物だが、本作では漢字ではなくカタカナで役名が表記されている[194][195]。原作では大柄の典型的な昭和の不良生徒風であった外見は、痩せていてニット帽を被った茶髪の若者という容姿に変更されており、学生であるのか否かは曖昧に描写されている[注釈 78]。西高の生徒に囲まれた際には多勢に怯まず向かっていくなど[193]、独自の描写もあるものの、基本的には原作の光夫と同じ役回りを演じる。
新一とミギーの事情を知った者
- 宇田 守
- 声 - 鈴木琢磨
- 第7話、第14話、最終話に登場。パラサイトに寄生されながらも脳が残っている人物。概ね原作に準じた描写がされている。原作では斜線で表現されていた頬の赤みの表現は、赤丸ほっぺとして表現されている[注釈 79]。原作では公衆電話を用いて新一と連絡を取り合っていた描写[79]から折り畳み式の携帯電話(フィーチャーフォン)を介するように[196]変更されているが、原作同様、パラサイト同士の信号を用いて新一と近距離通信を行う様子も描写されている[88][197]。
- ジョー[注釈 80]
- 声 - 村瀬歩
- 第7話、第14話、最終話に登場。宇田の下顎に寄生しているパラサイト。原作のカラーページにおいては瞳の色は黒茶であったが[198]、本作では鮮やかな緑色となっている。
- 倉森 志郎(くらもり しろう)
- 声 - 二又一成
- 第13話から第17話にかけて登場。興信所の調査員。「志郎」という名が設定された。概ね原作に沿った描写がされているが、原作では写真フィルム式のスチルカメラを所持していたのに対し、デジタルカメラ式のカムコーダを用いて新一を付け回す描写となっている。
警察・自衛隊の関係者
- 平間
- 声 - 鈴木琢磨
- 第12話から第21話にかけて登場。パラサイトたちが引き起こした事件を追う刑事。原作に準じた描写がされている。
- 山岸
- 声 - 小山力也
- 第19話から第21話にかけて登場。広川勢力の掃討作戦を指揮する人物。原作では自衛隊[注釈 2]の作戦指揮官、2014年および2015年の実写映画版では警察の特殊部隊の隊長という設定であったが[199]、本作では山岸が指揮する武装集団は自衛隊とも警察とも説明されず、山岸の所属や階級は曖昧にされている。また、外見が変更され、額に向こう傷のような傷跡がある容姿となっている。
- 浦上
- 声 - 吉野裕行
- 人間の殺人鬼。第1話にも登場し、快楽殺人にふける最中、パラサイトの卵と思わしき物体が空から飛来するのを目撃する姿が描かれている。第18話から最終話にかけては原作に沿った形で登場している。最終話で被っている帽子に書かれたロゴは、サブタイトルでもある「格率」を意味するドイツ語「MAXIME」に変更されている。
その他の人間
- 真樹子[注釈 81]
- 声 - 芹澤優
- 第6話から第7話にかけて登場。新一が旅先で出会う少女。乗り合わせた船の中で出会い民宿で再会し、その後新一が劇中で初めて超人的な身体能力を発揮する場面に立ち会うという骨子は原作に準じているが、新一と出会う経緯や、家族の描写は削られている。着ているセーラー服は原作では夏服だが、本作では冬服。
- 美津代
- 声 - 藤生聖子
- 第22話から第23話にかけて登場。後藤との対決によってミギーを失い、負傷して山中を徘徊していた新一を数日間自宅に匿う老人女性。自分の過去を語る描写の一部や、新一から超人的な身体能力を明かされる場面などが省略されているものの、概ね原作に準じた描写がされている。
パラサイトとそれに与する者
- 田宮 良子 / 田村 玲子
- 声 - 田中敦子
- 第2話から第18話にかけて登場。高校教師として赴任してきたパラサイト。本作では妊娠してから年単位の時間が経過した描写がされていないものの、人間の赤子を出産し、おおむね原作に準じた描写がされている。第4話に登場した田宮良子の母親の声は藤生聖子が演じている。
- パラサイト犬
- 声 - Velo武田
- 第1話に登場。新一が初めて遭遇したパラサイト。原作では単に「イヌ」と呼ばれていたが、「パラサイト犬」という役名が設定された[200][注釈 82]。原作では首輪をつけていない中型犬として描かれていたが、外見が変更され、ドッグウェアを着せられたコーギーのような小型犬として描かれている。役回りや台詞は原作を踏襲している。
- B
- 声 - 奈良徹
- 第2話に登場。原作で新一が初めて遭遇する、人間に寄生したパラサイトに相当する[201][注釈 83]。ただし劇中でそのように呼ばれることはなく、由来も不明[注釈 84]。容姿は大きく変更されているが役回りや台詞は原作と同様。
- A
- 声 - 保村真
- 第2話から第4話にかけて登場。田宮良子の仲間のパラサイト。第2話では、原作第3話冒頭に登場したサラリーマン風の外見をしたパラサイト(声 - 相沢まさき)も「A」であったとされている[注釈 85]。一方で原作第4話の、檻から脱走したライオンと戦うエピソードは削られている[24][注釈 86]。田宮良子によって新一やミギーと引き合わされてからは原作に沿った描写となっているが、第4話では、田宮良子に誘い出されて最期を遂げる経緯が具体的に描かれている[注釈 87]。
- 島田 秀雄
- 声 - 石田彰
- 第8話から第10話にかけて登場。田宮良子が新一の学校に送り込んだパラサイト。一人称は「ぼく」[注釈 88]。アキホからは「ヒデ」というニックネームで呼ばれる。原作では新一の上級生であったが[29]、同学年で里美の同級生という設定に変更された[185]。裕子から投げつけられた薬品は、原作では硫酸のような強酸性の液体であったと言及されているが[93][注釈 19]、本作では同年の実写映画版と同様、油彩剥離剤になっている[202]。
- 広川 剛志
- 声 - 水島裕
- 第9話から第21話にかけて登場。生身の人間でありながらパラサイトに与する政治家。原作同様の役回りを演じるが、髪型などの容姿は原作から変更され、彼が人間を「寄生獣」であると糾弾する最期の演説は、中継モニターを介して新一たちも聴いていたという描写になっている。
- 後藤
- 声 - 井上和彦[注釈 89]
- 第11話から第23話にかけて登場。広川勢力に所属する、頭部と四肢に5体が融合したパラサイト。原作と比べて、口元にほうれい線が入り、やや老けた顔立ちに変更されている。第23話で後藤に致命傷を負わせた産業廃棄物に付着していた毒物は、原作では有機塩素化合物[203](=ダイオキシン類[64])、2015年の実写映画版では放射性物質だが[64]、本作ではシアン化水素(青酸)に設定されている。
- 三木
- 声 - 浪川大輔
- 第15話から第16話にかけて登場。後藤の右腕を構成するパラサイト。表情豊かなパラサイトであるという設定や、新一やミギーと戦う際に後藤の前座を務めるという役回りは原作通りだが、他のパラサイトとの会話内容が削られ、表情が豊かな理由の説明などが語られていない。
- 草野
- 声 - 青柳尊哉
- 第11話から第17話にかけて登場。広川勢力に所属するパラサイト。「田村玲子」と仲間割れを起こして戦いを挑む役回りは原作同様だが、その際などに行動を共にしているパラサイトの男女は、前澤(声 - 鈴木琢磨[204])、氷川(声 - 大本眞基子[205])という名前が設定された[206]。原作同様に「田村玲子」に敗北するものの、原作では仲間と分断されて各個撃破されるのに対し、テレビアニメ版では相手の手の内の一部始終を目撃しながらも[注釈 90]、その作戦を理解できずに敗北するという経緯となっている。
スタッフ
- 原作 - 岩明均(講談社「アフタヌーン」所載)
- 監督 - 清水健一
- 監督補佐 - 山城智恵、川村賢一(10話、13話、16話、22話)
- プロデューサー - 中谷敏夫、稲毛弘之、桐本篤、大島由香、塩入聡太、深田大介
- シリーズ構成 - 米村正二
- キャラクターデザイン - 平松禎史
- サブキャラクターデザイン・総作画監督 - 小丸敏之
- プロップデザイン - 垪和等
- アニメーションディレクター - 垪和等、菅野芳弘、Yang Byung-Gil、水谷正之
- 美術監督 - 赤井文尚
- 色彩設計 - 橋本賢
- 撮影監督 - 伏原あかね
- CG監督 - 福士直也
- 編集 - 木村佳史子
- 音響監督 - 山田知明
- 音響効果 - 和田俊也
- 音楽 - Ken Arai
- 音楽プロデューサー - 千石一成
- アニメーションプロデューサー - 林雅紀
- アニメーション制作 - MADHOUSE
- 製作著作 - 日本テレビ、バップ、フォアキャスト・コミュニケーションズ
主題歌
- 「Let Me Hear」
- Fear, and Loathing in Las Vegasによるオープニングテーマ。
- 「IT'S THE RIGHT TIME」
- 三浦大知によるエンディングテーマ。
各話リスト(アニメ)
原作とはサブタイトルが異なる。第1話から第21話までのサブタイトルは文学作品のタイトルから採られている[注釈 91]。
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
stage:1 | 変身 | 米村正二 | 清水健一 | 山城智恵 | 平松禎史 |
stage:2 | 肉体の悪魔 | 葛谷直行 | 吉田徹、垪和等 | ||
stage:3 | 饗宴 | 藤田伸三 | 澤井幸次 | 嶋謙一 | |
stage:4 | みだれ髪 | 米村正二 | 佐藤雄三 | 石田暢 | 芦谷耕平 |
stage:5 | 異邦人 | 高橋亨 | 又野弘道 | 山崎展義 | |
stage:6 | 日はまた昇る | 青山弘 | 山城智恵 | 櫻井邦彦 | |
stage:7 | 暗夜行路 | 藤田伸三 | 細川ヒデキ | 稲葉友紀 | Kim Bong Duck さゆみれい、原田理恵 |
stage:8 | 氷点 | 米村正二 | 澤井幸次 | 嶋謙一 | |
stage:9 | 善悪の彼岸 | 藤田伸三 | 原博 | 川村賢一 | 芦谷耕平、垪和等 |
stage:10 | 発狂した宇宙 | 米村正二 | 三條なみみ | 白石道太 | 川村有希、川村幸紀 中小路佳毅、松下純子 窪敏、篠田章 |
stage:11 | 青い鳥 | 宍戸淳 | 又野弘道 | 山崎展義 | |
stage:12 | こころ | 清水健一 | 山城智恵 | 櫻井邦彦 | |
stage:13 | 悲しみよこんにちは | 藤田伸三 | 佐山聖子 | 葛谷直行 | 原田峰文、崎口さおり 上原史也、窪敏 |
stage:14 | 利己的な遺伝子 | 米村正二 | 澤井幸次 | 嶋謙一 | |
stage:15 | 何かが道をやって来る | 藤田伸三 | 青山弘 | 石田暢 川村賢一 |
垪和等、芦谷耕平 |
stage:16 | 幸福な家庭 | 米村正二 | 三條なみみ | 稲葉友紀 | 原田理恵、牙威格斗 LIM SEUNG BONG |
stage:17 | 瀕死の探偵 | 藤田伸三 | 澤井幸次 | 又野弘道 | 山崎展義 |
stage:18 | 人間以上 | 米村正二 | 佐山聖子 | 山城智恵 | 櫻井邦彦 |
stage:19 | 冷血 | 清水健一 | 白石道太 | 川村有希、松下純子 中小路佳毅、石井ゆみこ 木下由美子 | |
stage:20 | 罪と罰 | 藤田伸三 | 澤井幸次 | 嶋謙一 | |
stage:21 | 性と聖 | 米村正二 | 石田暢 | 芦谷耕平、垪和等 | |
stage:22 | 静と醒 | 三條なみみ | 葛谷直行 | 原田峰文 | |
stage:23 | 生と誓 | 佐藤雄三 | 又野弘道 | 山崎展義 | |
final stage | 寄生獣 | 佐山聖子 | 山城智恵 | 櫻井邦彦 |
放送局
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [208] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2014年10月9日 - 2015年3月26日 | 木曜 1:29 - 1:59(水曜深夜) | 日本テレビ | 関東広域圏 | 製作局 |
2014年10月18日 - | 土曜 1:55 - 2:25(金曜深夜) | 鹿児島読売テレビ | 鹿児島県 | |
土曜 2:00 - 2:30(金曜深夜) | 札幌テレビ | 北海道 | ||
土曜 2:25 - 2:55(金曜深夜) | ミヤギテレビ | 宮城県 | ||
2014年10月21日 - | 火曜 1:59 - 2:29(月曜深夜) | 福岡放送 | 福岡県 | |
2014年10月22日 - 2015年4月8日 | 水曜 2:30 - 3:00(火曜深夜) | BS日テレ | 日本全域 | |
2014年10月23日 - | 木曜 2:04 - 2:34(水曜深夜) | 静岡第一テレビ | 静岡県 | |
2014年10月24日 - | 金曜 2:14 - 2:44(木曜深夜) | テレビ信州 | 長野県 | |
2014年10月25日 - | 土曜 2:55 - 3:25(金曜深夜) | 南海放送 | 愛媛県 | |
2014年11月2日 - | 日曜 2:05 - 2:35(土曜深夜) | 福島中央テレビ | 福島県 | |
2014年11月4日 - 2015年5月5日 | 火曜 3:08 - 3:42(月曜深夜) | 読売テレビ | 近畿広域圏 | 『MANPA』第3部 |
2014年11月6日 - | 木曜 1:59 - 2:29(水曜深夜) | 広島テレビ | 広島県 | |
2014年11月23日 - | 日曜 1:39 - 2:09(土曜深夜) | 長崎国際テレビ | 長崎県 | |
2014年12月8日 - | 月曜 1:20 - 1:50(日曜深夜) | テレビ大分 | 大分県 | |
2015年1月31日 - | 土曜 1:30 - 2:00(金曜深夜) | 日テレプラス | 日本全域 | リピートあり |
2016年6月17日 - 9月30日 2016年10月9日 - |
土曜 0:00 - 0:30(金曜深夜) 日曜 23:30 - 24:00 |
チバテレビ | 千葉県 | 独立局 千葉県内では実質再放送 stage:16まで金曜深夜、stage:17以降は日曜深夜に放送 |
配信期間 | 配信時間 | 配信サイト | 備考 |
---|---|---|---|
2014年10月9日 - | 木曜 0:00(水曜深夜) 更新 | 日テレオンデマンド | |
Hulu | |||
木曜 23:00 - 23:30 | ニコニコ生放送 | ||
木曜 23:30 更新 | ニコニコチャンネル | 第2話以降無料期間なし | |
2014年10月10日 - | 金曜 0:00(木曜深夜) 更新 | GYAO! | |
金曜 12:00 更新 | バンダイチャンネル | ||
dアニメストア | 見放題サービス利用者は全話見放題 |
BD-BOX / DVD-BOX
巻 | 発売日 | 収録話 | 規格品番 | ||
---|---|---|---|---|---|
BD | DVD | ||||
I | 2015年3月18日 | 第1話 - 第12話 | VPXY-72950 | VPBY-29918 | |
II | 2015年7月22日 | 第13話 - 第24話 | VPXY-72955 | VPBY-29921 |
- ^ a b 劇中で新一の胸を刺し貫いたパラサイトは「心臓を貫いた。人間部分は即死だ」と述べている[10]。傷の状態を見たミギーも「心臓への直撃」であったと述べている[11]。
- ^ a b c d 劇中で迷彩服を着用してパラサイトの殲滅作戦に参加する武装集団が「自衛隊」や「自衛官」であると明言される場面はなく、ミギーや浦上から「軍隊」[12][13]と呼ばれたり、自らを「軍人」[14]と自称したりしている。ただし指揮官である山岸は「二佐」という階級で呼ばれており、彼らが自衛隊員であることを示唆している。
- ^ a b パラサイト「田宮良子」が赴任してきた時点では高校1年生[16]、母親を殺害された時点では高校2年生で16歳[17]。物語終盤で「後藤」と対決する際には高校卒業を間近に控えており[18]、クライマックスから1年後となる最終2話では大学合格を目指して浪人生をしている。
- ^ 劇中では「コード」で縛ったと言及されているが、それまで音楽を聴いていたヘッドホンのコードを使ったのか、何かの電源コードを使ったのかははっきりとした描写がない。2014年のテレビアニメ版ではヘッドホンのコードを、同年の実写映画版では電源コードを用いる描写となっている。
- ^ 最終回のラストシーンを含めて数回、口頭の会話ではなく夢の中で「有線」と称する意識の共有も行っている。
- ^ 食事や健康を気遣い、新一の置かれている状況や精神状態に応じて考えを変更するなど柔軟な思考も持つようになり、一時の感情や自己満足に流されて行動しようとする新一を諌めることもあった。
- ^ 9巻のラストには、後藤との戦いに負け自己犠牲とも取れる行動を起こしたり、死を予感した際に「きみの脳を奪わなかったお陰で、友だちとして色々な楽しい思い出を作れた」と回想するなど、この頃には新一に対して友情めいた感情を抱いている。最終話では人間を「心に余裕(ヒマ)のある生物」だと賞賛するなど価値観に変化が生じている。
- ^ 不定期で眠りに落ちることがあるが、新一の身に危険が及んだり、パラサイトが殺意を発すれば反応して目覚める。
- ^ 物語の最後で里美がビルから突き落とされた際、新一に代わって彼女を救ったかのような描写があり、2人の繋がりが完全に切れた訳ではないことを示唆している。
- ^ 加奈自身は自分の見た夢を思い返して爆笑していたが[35]、夢の中の新一は右手を剣に変化させ、頭が口になっている怪物と戦っている。加奈の死の間際にはその光景が現実のものとなり、夢のことを思い返している[38]。
- ^ その際にも逆上した新一に反撃されて叩きのめされている。
- ^ エピローグではアメリカン・コメディの翻訳調セリフ回しに似せた表現を披露するなど、作中他のパラサイトにはあまり見られないユーモアもある。
- ^ その際、彼の慌てふためいた滑稽な動作が、田村に「笑い」の感情を芽生えさせた。
- ^ 田村は倉森に調査を依頼してはいるが、倉森が深入りしようとした際は妄言だとして取り合っておらず、また、阿部を殺害したのは三木、妻子を手にかけたのは先走って動いた草野グループの仲間である。その後も田村は彼の事は特に気にかけておらず、むしろ騒ぎを大きくすることを懸念して放置しようとしており、実態から言えば逆恨みに近い
- ^ その他、倉森の復讐行動は田村の母性本能を自覚させる契機となっている。
- ^ 直感的なものではなく、視覚的にも別の存在として捉えられるようで、後藤を目の当たりにした際には「あれが人間に見えたのか」と言っている。さらに、新一とミギーが「混ざっている」ことをも見分けている。加奈のように信号を送受するような力ではないため、パラサイトから狙われることは無い。
- ^ その後の容態は不明。
- ^ 劇中において新一は真樹子の家族に対して、旅の目的は父親の見舞いが目的であると受け取られる発言をしており、実際に見舞いにも行っている。しかし新一はモノローグで、母を殺害したパラサイトへの復讐と、狙われている父をパラサイトから守るのが主な動機であるかのような発言もしている。どちらが主目的であったとも解釈できる描写だが、主人公に関しては原作と同様の描写がされているテレビアニメ版『セイの格率』の公式サイトにおける第6話あらすじでは、父の身を守り母の仇を取ることを理由として紹介している[44]。
- ^ a b c d e 劇中において瓶の中身を浴びた島田は、台詞で「強い酸だ! 硫酸か……!?」と述べている[46]。
- ^ 「#設定」も参照。
- ^ 同僚の教師達からそれについて追及を受けたためで、人間の倫理観までは理解していなかった。
- ^ 生まれてきた子供は普通の人間であり、「実験に使うか、用が無くなれば食う」という程度の考えで育て始める(実験するにしてももう少し育てる必要があったため)。
- ^ ただし「田村玲子」として新一と再会した時には彼の強さを感じ取り、「今戦ったら負けそうだ」と話している。
- ^ ミギーによれば、通常一匹のパラサイトの攻撃は防御との兼ね合いや、自分の触手との空中衝突を防ぐため、パターンが決まっているが、彼女の場合は少なくとも2パターン以上を持っているとのこと。また、頭部の上半分を意識的に本体から分離して敵パラサイトの体内に侵入させ、相手の体の制御を奪うなどといった攻撃手段を用いたこともある。
- ^ 講義のテーマは「動物の利他行動とその疑問点」
- ^ 広川剛志に興味を覚え、彼が提唱したパラサイト組織の設立やコロニー計画の策定に協力するが、本人としてはパラサイトが生まれた目的の追求が第一になっており、設立後の組織の目的にはあまり協力的ではなく、傍観者的立場を取っていた。そのため新一とミギーを始末するという意見が出た時も、彼等との戦いは避けるように反論していた。
- ^ 彼女へのリンチ及び抹殺を企てた草野らを撃退しているさなかに、自身が直接行った事ではないがパラサイト達の元凶と見られた。
- ^ 銃撃を受けた際、新一の母親に擬態化したため新一に大きな影響を与え、彼の「胸の穴」を塞いだ。
- ^ 劇中では、直接的な描写はないものの「田宮良子」が何らかの方法で「A」を罠にかけて手を下したことが強く示唆されており、その後のモノローグで新一も「A」を始末したのは「田宮良子」だと考えていることが描写されている[52]。
- ^ 劇中において遺体が人間側に回収されたことが初めて明確に描写されているパラサイトとなっており、それ以前にはパラサイトの生物的特性について詳しいことが分からなかったことが描写されている。これより以前には、「A」が田宮によって爆死し、そのことが劇中で公となったことが描写されているが、劇中内の報道では「上半身が吹き飛ばされており……」と言及され、この時点でパラサイトの存在に関する情報や、寄生部分のサンプルが人間側に回収されたかどうかは描写がない。なお2014年の実写映画版では、新一とミギーが物語序盤で倒した名前不明の人に寄生したパラサイトに当たる登場人物や、「A」の遺体も回収され、胃袋から人間の指が発見されたという言及があるが、原作ではそうした言及がない。
- ^ ただし広川の死後は、後藤から「よくわからんやつだった」とも評されている[58]。
- ^ 実際、劇中で描かれる広川の目元は、表情をうまく作ることができないパラサイトと同じような表現で描かれている[59]。
- ^ 新一とミギーは広川を初めて見かけた際、四肢に複数のパラサイトを融合させた「後藤」と並んでいた広川を、反応の数からパラサイトであると誤認していた[60]。
- ^ ただし後藤の台詞でそのように説明されているものの、具体的な経緯がどのようなものであったのかという描写はされていない。
- ^ このことが仇となり本拠地となっている市役所にて警察と自衛隊との掃討部隊と戦うことになる。
- ^ 射殺された際、パラサイト特有の変形をしなかったため、この時になってようやく彼が普通の人間だったことが明かされた。
- ^ 作品タイトルになっている「寄生獣」の語が作中で使われたのは、広川が人間を指して「寄生獣」と呼んだ、この1件のみである。
- ^ 田村玲子がどのようにして作成したかは描かれていない。
- ^ 三木と後藤が同一の身体を共有していることは、当初は読者に対して伏せられていた。
- ^ 頭部として全身の寄生生物を統率できるのは「後藤」と「三木」の2匹で、自身以外の4匹を完全に統率できるのは後藤だけである。これについて後藤自身は三木との交代時に「できるようになったのはつい最近」と述べており、非常に難しい行為のようである。
- ^ 統率が完全では無い「三木」について、ミギーは「3体のパラサイト」と感じたことがある。なお後藤と新一が初めて目を合わせた広川の選挙演説の時、広川と後藤、および草野を含めた壇上の選挙スタッフたちを見てミギーは6体のパラサイトがいると判別していた[60]。新一は壇上にいた6人全員がパラサイトであると誤認するが、後に少なくとも広川が人間であることが明かされる。
- ^ この時、広川を初めとする多くの仲間を失うも、前述の通り単身で戦局をひっくり返し、「戦いこそが自分の存在意義である」と自覚するようになる。
- ^ その後は純粋な殺戮本能に従って、殺し損ねた新一とミギーを追跡。両者に追いつき戦闘を始めた。予想外の作戦に追い詰められながらも勝利し、新一から分離したミギーを取り込んだ。その後、人間の容姿を捨てて化け物となって山中に潜み、入山者を殺戮し捕食していた。以後は人間に対して凄まじい怒りを見せており、性格が変わったように激情的で人間を強く卑下するようになっていた。
- ^ 劇中の表現では「以前ゴミの焼却過程でよく発生していた有機塩素化合物」[62]「猛毒」[63]とされており直接的に明言はされない。しかしダイオキシン類のことであると読み取れる表現になっている[64]。
- ^ この時、新一にとどめを促されたミギーは「一度は肉体を共有した同種を殺すのは人間で言う殺人と同じだ」として、手を下すのを止めている。新一も長い逡巡の後、一度は手を下さない決意をして立ち去るが、ミギーとの会話を経て考えを改め、泣きながら謝罪しつつも自分が手を汚すことを決断する。
- ^ 走るスピードが遅いため新一とミギーに追いつけず、両腕を変形しての攻撃をうまく扱えずに空中で衝突させてしまい勝機を逃す。
- ^ ただし直後の場面では、「後藤」が「三木」だと思って呼び掛けた相手は、実は後藤に取り込まれていたミギーであったことが明かされる。
- ^ 劇中ではミギーから「育った環境のせいもあるだろうが不勉強なヤツ」と指摘されている。
- ^ テレビアニメ版『セイの格率』では「B」という名前が設定されている。詳細はテレビアニメ版の節を参照。
- ^ 本編では1度きりの出番のキャラクターだが、アフタヌーンKC版単行本の第1巻では表紙に大きく描かれて登場している。
- ^ 当時このような髪型は「リーゼント」と呼ばれていたが、厳密には「ポンパドゥール」の一種である。詳細は「リーゼント」を参照。
- ^ パラサイト「島田秀雄」が学校内で殺傷事件を起こす場面。
- ^ 福山市は実在するが、広島県の東端に位置する市である。
- ^ 2014年のテレビアニメ版では「西福山市立西福山高校」、同年の実写映画版では「西稜館高等学校」という独自の正式名が設定されているが、いずれも原作には登場しない名称である。
- ^ 作中では、世界中でパラサイトによると思われる殺人事件が頻発していることは言及されたが、日本以外の国の状況は描写されていない。日本政府がアメリカに問い合わせた結果、はぐらかしの回答しか得られていないことだけが描写されている。
- ^ その描写と後述の「形状」から、作品紹介などの二次資料では宇宙からの飛来物として解釈されることが多かったという[81][59]。
- ^ 擬態を解いている時には表情豊かなパラサイトが、人間に擬態すると途端に無表情になることについて、実は物語世界の人間たちは(パラサイトの側から見て)元々表情に乏しい存在なのであり、パラサイトはそれを忠実に模倣しているだけなのではないかと読み解く解釈もある[47]。
- ^ このため劇中ではミギーに、改名後も元の名前と語感の似た名前となっていることを看破されている[88]。
- ^ 劇中における「後藤」の説明によれば、寄生部分には大量の小銃弾を正面から受け止めるほどの耐久力はないが、斜めに角度をつけて弾道を逸らすことは可能とされる[91]。
- ^ 死ぬなどして失われた細胞は成長などで補えるのか、それとも失ったまま新たに増えることは無いのかは不明。
- ^ 直後に不具合が生じたのは泌尿器。作中においてパラサイトが生殖器をその目的で扱った例は、Aと田宮良子のみ。
- ^ 頭部であれば眉毛や鼻毛でも良いとされる[54]。
- ^ 本能的か後天的かは不明。
- ^ しかし、生まれてからずっと飼育されていたため野生の直感を信じられず[96]、襲い掛かったところに返り討ちに遭った。
- ^ 目に埃が入ったときには普通に涙が流れるため、新一は涙を流すことができないのは心の問題だと推測している[104]。
- ^ 例えば2014年および2015年の実写映画版で脚本を担当した古沢良太は、パラサイトと混じったことよりも、〔母の死や新一自身の臨死体験といった〕極限状態に置かれた経験と悲しみが彼を変貌させたのではないかという旨の見解を述べているが、あくまで個人的な解釈であるとも語っている[105]。
- ^ 劇中の表現では「田村玲子がおれを救ってくれたんだ。おれの胸の穴を」[106]。
- ^ 岡田は「BSマンガ夜話」の「寄生獣」の回の放送(1998年05月27日)で「T1000は寄生獣のパクリか」という視聴者からの問いに「ジェームズ・キャメロンは寄生獣の掲載された「アフタヌーン」を毎月号読んでいた」「エイリアン以降でスタイリッシュだったモンスターデザインが突然シュールなった」と言って肯定しているがその根拠になる反証は提示していない
- ^ 岡田は「オタクアミーゴス」の対談本などでも同様の発言はしているがこちらも笑い話のネタ程度で触れている
- ^ ジェイムズ・キャメロン自身はT-1000のアイディアは第一作当時から構想していたとドキュメンタリー番組「ディレクターズ」の中で回答している
- ^ T-1000のメインアームは銃器が中心であること、また刃物に変形する際も直線的な形状であることなど寄生獣との類似点はそれほど多くない
- ^ 第5話のラストシーンで心臓を貫かれ、第6話で瀕死の重傷を負ったところをミギーに救われて蘇生し意識を回復した直後に、一度は眼鏡をかけ直すものの視力が変化しており、眼鏡をかけると視界がぼやけ、裸眼ではくっきり見えることに気がつくという描写がされている。なお原作においてもミギーとの融合が進んだ後の新一は視力が向上したという言及があり、300メートル先の群衆の中から個人の体格や服装を正確に把握できると説明されている[102]。
- ^ 物語の終盤では英単語が入った服も着ているが、書かれた単語は原作と異なっている。
- ^ 公式サイトでは「新一の同級生」とされているが[183]、劇中では3年3組の生徒であると言及されており[184][185]、新一とは学級が異なる描写になっている。
- ^ 原作における「島田秀雄」の学級は、新一の学級より1学年上であると言及されている[29]。
- ^ 原作で不明だった兄の名前は、立川ハルキ(声 - 横尾博之)と設定された[187]。
- ^ 「和輝」という名が設定されているが、原作では姓のみしか明かされていない。
- ^ 加奈と校門の外で逢っている描写がされている[185]。加奈の葬式の際には黒の背広と黒のネクタイを着用している[186]。
- ^ ただし寄生される前は普通の頬となっている。
- ^ 「ジョー」と命名される前のエピソードであるテレビアニメ第7話では、エンディングクレジットで「宇田のパラサイト」と役名表記された。
- ^ 原作では学校の教師から「早瀬」と呼びかけられる場面があり姓が明らかにされていたが、本作にはその場面がない。またエンディングクレジットや公式サイトでも姓が明かされておらず、名のみが表記されている。
- ^ ただし劇中でそのように呼ばれる場面はない。
- ^ ただしテレビアニメ第2話のエンディングクレジットの役名では、単に「パラサイト」と表記されている。
- ^ なお原作においては、島田秀雄が「A」と対比され、殺人鬼「B」と呼ばれる場面がある[93]。テレビアニメ第10話でも同様。
- ^ 第2話では、3人の男と1人のOLを惨殺した後、容姿を「A」の顔に変更する様子が描かれており、エンディングクレジットではサラリーマン「A」という役名で表記されている。
- ^ 逃げたライオンと「A」のエピソードは、原作の連載時に掲載誌が変更された際の再導入部として描かれたものであった[24]。エピソードが省略されたのは、原作連載時と異なり再導入の必要がないためであると言われている[24]。
- ^ 「田宮良子」が「A」を「理科準備室」という表札のある部屋に誘い出し、部屋に入るのを見届けた後、「酸素ガス」と書かれた3本のガスボンベを開栓した状態で窓から飛び降り、爆発させたという描写となっている。
- ^ 原作の単行本4巻の第23話で、硫酸[注釈 19]を掛けられて精神が錯乱した時モノローグで「おれ」になったが、第10話では同様の場面では「ぼく」のままで、統一されている。
- ^ 初登場の場面では原作と同様、普段と異なる姿で登場しているが、この際には奈良徹が声を演じており、エンディングクレジットでは後藤と併記して「タンクトップの男」と役名表記された。
- ^ 原作と異なり、テレビアニメ版の草野は前澤が撃破される現場を目撃した以降に氷川と別行動を取り、また「田村玲子」がパラサイトの正体を現したまま群衆の前に現れた後も追跡を続け、再び人間の女性に擬態する様子を目撃した後で立ち去っている。
- ^ 『青い鳥』は童話劇。
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