きんかん‐がっき〔キンクワンガクキ〕【金管楽器】
金管楽器
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金管楽器(きんかんがっき)は、演奏者の唇の振動によって発音する管楽器群の総称であり、日本語の「喇叭(ラッパ)」に相当する。
- ^ 中国学園大学紀要『金管楽器奏法における適性について ~身体的特徴とアンブシュアの関係~』(2010年、森利幸、三川美幸)
- ^ クラウド・ゴードン 著、杉山正、聖公会出版 訳 『金管演奏の原理―クラウド・ゴードンによる自然科学的解明』、2001年、22頁。ISBN 4-88274-112-1、ISBN 978-4-88274-112-1。
- ^ “Why Was the Valve Invented?”. John Ericson. 2014年9月20日閲覧。
- ^ a b c “Early Valve Designs”. John Ericson. 2014年9月20日閲覧。
金管楽器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/29 04:21 UTC 版)
詳細は「金管楽器」を参照 金管気鳴楽器は、奏者の唇の振動と共鳴した管状の共鳴体中の空気の共鳴によって音を出す楽器である。金管楽器における異なる音高の発生に関与する要素は複数存在する。スライド、バルブ、クルック、またはキイが管の振動長を変化させるために使用され、これによって利用可能な高調波列(英語版)が変化するが、奏者のアンブシュア、唇の引っ張り、および空気の流れが利用可能な高調波列から生み出される特定の高調波(倍音)を選択することができる。その他全ての気鳴楽器と異なり、金管楽器は弱音することができる。言い換えると、銃器でサイレンサーを使用するように、金管楽器の音は弱音器(ミュート)を使用することで幾分抑制することができる。プラスチック製から金属製、形状も様々な弱音器がこれらの楽器用として存在する。 金管気鳴楽器の例 アルトホルンは金管楽器・気鳴楽器の一種である。 ロータリーバルブC管トランペット
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金管楽器
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「ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団」の記事における「金管楽器」の解説
1841 - 1853在籍 エドゥアルト・ポーレ(Eduard Pohle, 1.Hornist) ※1850年シューマンのコンツェルトシュテュックを初演。 1864 - 1899在籍 フリードリッヒ・グンペルト(Friedrich Gumpert, 1.Hornist) 1903 - 1946在籍 アルビン・フレーゼ(Albin Frehse, 1.Hornist) 1949 - 1961在籍 エーリッヒ・ペンツェル(Erich Penzel, Solo-Hornist) 1956 - 1992在籍 ヴァルデマール・シーバー(Waldemar Schieber, Solo-Hornist) 1959 - 1969在籍 ペーター・ダム(Peter Damm, Solo-Hornist) 1951 - 1956在籍 ロルフ・クインケ(Rolf Quinque, 2.Trompeter) 1957 - 1998在籍 アルミン・メンネル(Armin Männel, Solo-Trompeter) 2006 - 2011在籍 ジュリアーノ・ゾンマーハルダー(Giuliano Sommerhalder, Solo-Trompeter) 1822 - 1846在籍 カール・トラウゴット・クヴァイサー(Carl Traugott Queisser, 1.Bratscher u. Posaunist) ※1837年ダーヴィットのトロンボーン協奏曲を初演。 1876 - 1909在籍 ロベルト・ミュラー(Robert Müller, Bass-Posaunist)
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金管楽器
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管の途中のU字型のスライド式の二重抜き差し管(チューニング管、チューニングスライド、などと称する)の抜いた長さを調整して行う。U字型ではなく直管部分にチューニングスライドがある楽器もある。演奏中のピッチの微調整は息のスピード、アンブシュア(唇の力の入れ具合)や、替え指で行う。トランペットのようにバルブのスライドの長さを指で変えられる楽器ではそれも使う。トロンボーンではスライドポジションの修正でも行う。フレンチホルンではベルに差し込んだ右手の調整でも行う。
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金管楽器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/23 00:59 UTC 版)
金管楽器は、3管編成では、ホルン4・トランペット3・トロンボーン3(テナー2+バス1)・チューバ1が標準である。また1管編成では各1ずつ、4管・5管編成になるとそれぞれの楽器の数が増えたり様々な金管楽器が追加されたりすることが多い。また、巨大な編成ではホルン6〜8、チューバ2(テナー+バス)などという編成も、そう珍しくはない。 フランスでは、パリ・オペラ座において、ナチュラル式のトランペット2本と、ピストン式のコルネット2本を併用する慣習があった。このことは、ベルリオーズ『幻想交響曲』をはじめ、ドリーブの『コッペリア』・『シルヴィア』、ドビュッシー『海』などのフランスの作品に影響を与えている。また、ワーグナーは、パリ・オペラ座でも上演を想定して、『リエンツィ』・『さまよえるオランダ人』などをこの編成で作曲している。 現在では特殊な金管楽器として、フリューゲルホルン、ユーフォニアムなどが挙げられる。吹奏楽ではスーザフォンが用いられることもある。ワーグナーやブルックナーなどが後期に用いたワーグナーチューバは、ホルンと共通するマウスピースで演奏可能なことから、ホルン奏者の持ち替えで用いられる。またヴェルディのオペラ『アイーダ』では、トランペットの柄がまっすぐで長い「アイーダ・トランペット」(ファンファーレ・トランペット)と呼ばれる特殊なトランペットが舞台上で用いられる。 通常音色のほか、弦楽器と同じように弱音器も多く用いられる。ホルンにはストップ奏法(ドイツ語でゲシュトップフト)も頻繁に要求される。現代では弱音器の種類は豊富であり、特にトランペットのワウワウミュート、およびその芯管をはずしたハーマンミュートは、通常のストレートミュートとは区別されて用いられる。武満徹がこれらのミュートの差異を好んでオーケストラ内で使い分けた。
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金管楽器
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トランペット(2パートまたは3パート。ポピュラー系の曲や大規模な楽曲では4、5パートになる場合もある。B管が主流。ミュートにより音色を変えることも多い)コルネット(かつては吹奏楽の中心的な楽器だったものの、近年はトランペットが主に使用される。編成によってはトランペットとは別パートとして用いられる) フリューゲルホルン(持ち替えで使用されることがある。その場合はソロ楽器として用いられることが多い) フレンチホルン(2パートないし4パート。F-Bフルダブルホルンが主流であるものの、F管またはB管シングルホルンもよく用いられる。かつての日本ではサクソルンとメロフォンを用いていた時期があった) トロンボーン(3パートまたは4パート。ミュートにより音色を変えることも多い)テナー・トロンボーン バス・トロンボーン ユーフォニアム(大方1パートであるものの、2パートの場合もある)バリトン チューバ(大方1パートであるものの、2パートの場合もある。ピストン式チューバとロータリー式チューバがある。B管が主流)バス
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金管楽器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 06:34 UTC 版)
ホルン属弱音器(ミュート)を付ける;ストレート・カップなど ゲシュトップ:右手でベルを塞ぐことにより金属的な響きを出す。(ゲシュトップミュートという物もある) ハーフストップ:右手の位置を変えることにより息の通りを狭くして音程・音色を変化させる。 グリッサンドをする(上行と下行が可能) ベルアップ トランペット属弱音器をする:ストレート・バケット・ワーワー(芯ありと芯なし)・カップなどがある、(ルートヴィックスブルク金管五重奏団の提供) プランジャーをする(ヴィンコ・グロボカールの提供) グリッサンドをする(主に下降) シェイク リップトリル ベンド フラッターツンゲ* グロウル ダブルタンギング トリプルタンギング ハーフバルブ マウスピースなしの奏法 マウスピースだけの奏法 スラップ・ピチカート(一通りのピストンの指使い分の音が出る) 平手でマウスピースの部分を弱くしかしはっきり叩く 息だけを吹き込む(一通りのピストンの指使い分の音が出る) 接吻(一通りのピストンの指使い分の音が出る) 低い二つの倍音を同時に吹く重音奏法:完全5度のみで非常に難解(ヴィンコ・グロボカールの提供) ペダルトーンと其の更に下のサブ・ペダルトーン及び下方倍音(マルクス・シュトックハウゼンの提供) 循環呼吸(ルッツ・マンドラーの提供) マウスピースを爪と指で下方に瞬間的に押し込み底に当てる(ポザウネン・コア・プーダ-バッハの提供) 発音の際にバルブを少し押す(アルトゥーロ・サンドヴァルの提供) ベルアップ 微分音の演奏(主にベンド奏法によって行われるが、微分音バルブを備えた楽器も存在している) トロンボーン属重音奏法:低い二つの倍音を同時に吹く重音奏法:完全5度のみで非常に難解(ヴィンコ・グロボカールの提供) 重音奏法:楽器で音を出すと同時に歌う 循環呼吸:頻繁に使うことだけ推奨されない。 マウスピースなしの奏法 マウスピースだけの奏法 グリッサンド リップトリル フラッターツンゲ* グロウル ダブルタンギング トリプルタンギング スラップ・ピチカート(一通りのピストンの指使い分の音が出る) 弱音器をする:ストレート・バケット・ワーワー(芯ありと芯なし)・カップなどがある、(ルートヴィックスブルク金管五重奏団の提供) プランジャーをする(ヴィンコ・グロボカールの提供) 手をベルにかざす 平手でマウスピースの部分を弱くしかしはっきり叩く 息だけを吹き込む(一通りのピストンの指使い分の音が出る) 接吻(一通りのポジション分の音が出る) ベルアップ ファゴットのリード及びボーカルをつける(トロンブーン) 微分音の演奏 動物の鳴き真似(オリジナル・ディキシーランド・ジャズ・バンドによる提供) スライドにマウスピースを付けて演奏する チューバ属重音奏法:低い二つの倍音を同時に吹く重音奏法:完全5度のみで非常に難解(ヴィンコ・グロボカールの提供) 重音奏法:楽器で音を出すと同時に歌う 循環呼吸:頻繁に使うことだけ推奨されない。 マウスピースなしの奏法 マウスピースだけの奏法 グリッサンド フラッターツンゲ* グロウル ダブルタンギング トリプルタンギング ハーフバルブ リップトリル ベンド スラップ・ピチカート(一通りのピストンの指使い分の音が出る) 弱音器をする 平手でマウスピースの部分を弱くしかしはっきり叩く 息だけを吹き込む(一通りのピストンの指使い分の音が出る) 接吻(一通りのピストンの指使い分の音が出る) クラリネットやサックスのマウスピースをつけて吹く トロンボーンのスライドをつけてグリッサンド 息を吸って音を出す 微分音の演奏
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金管楽器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/05 06:20 UTC 版)
金管楽器も円錐形あるいは円筒形に分類されるが、実際はほとんどは円錐形部分(マウスピーステーパー[リードパイプ])と円錐形でも円筒形でもないフレア部分(ベル)との間に円筒形部分を有する。Benadeによる典型的な各部分の割合を以下の表に示す。 トランペットトロンボーンホルンマウスピーステーパー21% 9% 11% 円筒形部分29% 52% 61% ベル50% 39% 28% これらの割合はバルブやスライドを操作すると変動する。上記の数字はバルブが開いている、あるいはスライドを完全に入れている楽器のものである。円筒管や円錐管の標準モデルからのこのずれは、金管楽器の固有振動周波数が第1固有振動の整数倍に対応していないこと意味する(第1固有振動は演奏には使用されない)。しかし、高音域は「架空の基音」の整数倍に相当する。「架空の基音」はペダルトーンとして演奏することができる。木管楽器とは対照的に、金管楽器の奏者は、音を大きく上または下に「リップ」させることができ、楽器によっては特権的な周波数(ペダルトーンおよびフォルストーン)を利用して、可能な範囲外の調和した音を得ることができる。
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金管楽器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/03 09:04 UTC 版)
Brass instruments(略記Brass)普通のマウスピースを使用(詳細はマウスピース (楽器)を参照)。しかしリムが厚く底が浅いと高音が出しやすくなり、音が割れやすくなる。 上限は奏者によって異なる。例えば、トランペットの場合、中央C音の2オクターヴ半上のG音以上まで出せる奏者がいたり、ユーフォニアムの場合では中央C音の約2オクターヴ半上のA音まで出すことが可能な奏者もいる。一般に3管編成の場合第一奏者は高音が専門である、第二奏者は中音、第三奏者は低音専門となる。4管の場合は2管ずつグループを作り、第一と第三奏者は高音、第二と第四奏者は低音専門となり、その中でも第一グループ:1と2では高め専門、第二グループ:3と4では低め専門にスコアリングされる。 ホルン<(F管)の場合> - 中央C音の2オクターヴと長2度下のB♭音から3オクターヴ半上のF音まで。ドミートリイ・ショスタコーヴィチの交響曲第5番のようにペダルトーンとして中央C音の2オクターヴ以上下のA音をよく要求されることもあるがこれはB管のダブルが入っていないと不可能であり、したがってウインナーホルンでは出せない。記音は完全5度上だが低音部記号を用いる場合は完全4度下(in Fの場合)。他の移調譜で書かれることもある。 トランペット(B♭管) - 中央C音の短6度下のE音から2オクターヴ半上のB♭音まで。グスタフ・マーラーの交響曲第8番などに例外あり。楽曲のジャンルによってはそれ以上の高音を要求される場合がある。現代音楽ではペダルトーンを使われることもある。C管、D管になるとその分音が高く出せるが低音はその分出せない。記音は長2度上。他の移調譜で書かれることもある。ピッコロトランペット(B♭管)- 中央C音の長2度下のB♭音から3オクターヴ上のB♭音まで。主にバッハトランペットとして使われる。 コルネット(B♭管) - 中央C音の短6度下のE音から2オクターヴ半上のB♭音まで。記音は長2度上。 フリューゲルホルン(B♭管) - 中央C音の短6度下のE音から2オクターヴ半上のB♭音まで。記音は長2度上。 トロンボーンテナートロンボーン - 中央C音の1オクターヴと短6度下のE音から2オクターヴ半上のB♭音まで。 バストロンボーン - 中央C音の2オクターヴと短6度下のE音から2オクターヴ半上のB♭音まで。 ユーフォニアム - 中央C音の2オクターヴ下のC音から3オクターヴ上のB♭音まで。(4バルブの場合) チューバ - 中央C音の3オクターヴ下のC音から3オクターヴ上のB♭音まで。(4バルブの場合)
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金管楽器
「金管楽器」の例文・使い方・用例・文例
- 金管楽器.
- 金管楽器の奏者.
- 金管楽器の合奏団.
- 金管楽器の音に似ている
- 最低音域の金管楽器
- (金管楽器について)バルブがあるさま
- 弁のない金管楽器
- 中世の金管楽器で明瞭な高い音をもつ
- 鮮やかなトーンのある金管楽器
- コルネットに似ているがより広い穴のあいた金管楽器
- 螺旋に巻かれて、弁によって演奏される円錐チューブからなる金管楽器
- U字形のスライドで長さが変えられる長い管でできた金管楽器
- 音の高低を変えるために、気柱の長さを変えるための金管楽器の装置
- 金管楽器以外の管楽器
- 金管楽器で演奏される短く活発な節
- 金管楽器の仲間
- 金管楽器を演奏するバンドやオーケストラのセクション
- 金管楽器と打楽器のみを演奏する音楽家たちのグループ
- 金管楽器と木管楽器、打楽器を演奏する音楽家たちのグループ
- 金管楽器の管の長さを変化させる装置
金管楽器と同じ種類の言葉
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