スケッチの内容
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/05 17:56 UTC 版)
店員が客にオウムを売るが、オウムは(最初から?)死んでおり、客はそれについて苦情を言いに店へ再び訪れる。しかし店員はオウムは休んでいるだけだ、と言い張る。 「フィヨルドが恋しいのかも」「羽根が綺麗」「ホームシック」などと詭弁を弄する店員にいらいらし始めた客は、死んでいることを証明するためオウムを起こそうとするがもちろん反応はない。その後畳み掛けるように、このオウムは死んでいるということを英語の様々な表現で以下のように主張する。 「ホームシックなんかじゃない。お亡くなりになったんだ。このオウムは、この世を去ったの。事切れてしまった。息を引き取り、神の御許に逝かれた。これは『故オウム』。死体。命尽きて、永遠の眠りについている。釘付けされてなきゃ、今頃はひな菊いっぱいのお墓の下でおねんねしてたはずなんだ。オウムはその生涯に幕を閉じ、昇天なされたの。これは「元オウム」」。(「これは『元オウム』だ」(英: "This is an ex-parrot!")という部分はアホらしさで有名)。 ついに答えに窮した店員は、ボルトンにある彼の兄弟が経営しているペットショップにいけばそのオウムを交換すると言い、客はボルトンへ向かう。しかし兄弟が経営するペットショップなど無く、彼が行き着いたのは「ボルトンにある」最初の店である。客は自分が先ほどオウムとともに持ち運んできたかごを見つけて不審に思い、店員にここはボルトンかと尋ねる。ひげをつけて(兄弟に)変装した店員はここはイプスウィッチだという。 そう言われては仕方なく、客はボルトン駅(彼はイプスウィッチ駅だと信じている)のお客さま係に苦情を申し立てるが、その係はここはボルトンだと言う。全てを察した客はボルトンにある同ペットショップに再び乗り込んで「ここは(イプスウィッチではなく)ボルトンじゃないか」と問う。 袋小路に追い込まれた店員はとっさに「さっき言ったイプスウィッチ(英: Ipswich)はだじゃれ(英: pun)だ」と言う。「pun?」と聞き返された店員は、「あの…、言葉を逆さまに読む…」と慌てふためき、客は「それは だじゃれ(英: "pun")ではなく 回文(英: "palindrome")だろう」と言い、また「ボルトン(英: Bolton)の回文はイプスウィッチではなくノトロブ(英: Notlob)だ」と指摘する。そこで、軍人の扮装をしたグレアム・チャップマンも登場してきて、「これはだんだん馬鹿げてきているよな」と言い、締めくくられ、次のスケッチにリンクする。 また、この後にボルトンを舞台にしたスケッチ『正面ストリップ』が登場するが、そこで司会者(エリック・アイドル)に「ノトロブ」と言い間違えさせ、前のネタを引っ張っている。 このスケッチはモンティ・パイソンの代表作の1つであり、クリーズとペイリンはテレビ番組上で、またレコードアルバム、ライブでもこのスケッチの多くのバージョンを演じている。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 06:05 UTC 版)
前のスケッチの舞台だった店に、スーツに山高帽という紳士風のいでたちで、体をくねらせながら歩く男(ジョン・クリーズ)がやってきてタイムズを買っていく。その後その男は見るからにバカな歩き方をしながら官庁街であるホワイトホールを歩いていき、"Ministry of Silly Walks"(バカ歩き省)と書かれた看板の前を通り過ぎる。この男は「バカな歩き方を考える」役所、「バカ歩き省」の公務員だったのだ。 その後、彼が建物に入り、バカ歩きをしている職員とすれ違いながら執務室へ行くと、気の弱そうな中年男性アーサー・ピューティー(マイケル・ペイリン)が中にいた。ピューティーは自分のバカ歩きに助成金を申請するが、彼のバカ歩きは左足がひきつったように上がるだけで、あまりバカではない。見かねた彼はバカ歩きをしながらピューティーに慇懃に省の予算の厳しさを語り(「予算が国防費を下回った……」等)、「英仏バカ歩き研究協会」への入会を勧めてビデオを見せる。 また、途中で秘書(『ハリウッド・ボウル』ではキャロル・クリーヴランドが演じた)がバカ歩きでコーヒーを運んでくるが、お盆の上でカップがひっくり返って全部こぼれてしまう、というギャグがある。秘書は配膳せずにひっくり返ったコーヒーセットごとお盆を持ってバカ歩きで退場する。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/24 20:07 UTC 版)
「スパム (モンティ・パイソン)」の記事における「スケッチの内容」の解説
何故かヴァイキングのたくさんいる大衆食堂にバン夫妻(エリック・アイドル、グレアム・チャップマン)が天井から吊り降ろされてやってきて、厚化粧のウェイトレス(テリー・ジョーンズ)にメニューを尋ねる。ウェイトレスはメニューを読み上げるが、その中は「豚肉と煮豆とスパム」「スパムと卵とソーセージとスパム」「スパムとスパムとスパムとスパムと煮豆とスパムとスパムと…」などと「スパム」ばかり入っている。スパム嫌いのバン夫人(チャップマン)は逆上するが、ウェイトレスはスパム入りのメニューしかないと言い張る。「スパム」が連発されるうちに、周りにいたヴァイキングたちが「スパム、スパム、スパム……」と合唱を始め、食堂はわけのわからない状態になる。 そこへハンガリー人(ジョン・クリーズ)がハンガリー・英語辞書を手に現れるが、辞書頼りのためウェイトレスへの注文が卑猥な発言(「かわいいお尻ちゃん」「私の腸はスパムでいっぱい」)になってしまい、不審者として警官に連れて行かれる。 カットが変わって歴史学者(マイケル・ペイリン)が登場し、ヴァイキングについて語り始めるが、その話の内容もすぐスパムだらけになり、背景の幕が吹っ飛ぶとそこは元の食堂で、結局ヴァイキングが合唱。食堂をバックに流れるクレジットも「SPAM」で溢れている。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/07/22 14:49 UTC 版)
「空飛ぶモンティ・パイソン ドイツ版」の記事における「スケッチの内容」の解説
ほとんどのスケッチはこの特番のために書き下ろされた新作であったが、「木こりの歌」や「オーストラリアのブルース」など一部『空飛ぶモンティ・パイソン』で使用されたものがドイツに舞台を移して演じられている。「バヴァリアン・レストラン」、「アルブレヒト・デューラーの生涯」など、ドイツのご当地ネタも盛り込まれている。また、パイソン前にメンバーが執筆したスケッチも流用されている。全体的に見ると、イギリスのオリジナル版と比較してビジュアル系のギャグが多く、バカバカしい作風になっている。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/27 08:56 UTC 版)
舞台は第二次世界大戦中。イギリス人の売れない作家、アーネスト・スクリブラー(英: Ernest Scribbler、scribblerは俗筆な執筆家という意味を持つ)は、世界一面白いジョークを書き上げるが、自ら笑い死にしてしまう。彼の母親は息子の死に気付き、驚きすすり泣くが、息子が手にしている原稿に気づき、それを読んでしまい、彼女もまたヒステリックに笑い死んでしまう。 犠牲者を出し続けるジョークに対し、スコットランドヤードの勇敢な警部が憂鬱な演出を重ねた上で回収を試みるが、彼もまた犠牲となってしまう。 ジョークはイギリス陸軍によって回収され、兵器としての検証とテストの後、ドイツ語に翻訳されることになる。安全確保のため、翻訳者は一人1語のみ担当(誤って2語見てしまった者は、数週間病院で過ごすこととなった)。そして英米兵は理解できないが、ドイツ兵だけが理解できるジョークが完成し、兵器として1944年7月アルデンヌの戦線に投入され、大戦果を収める。 甚大な被害をうけたドイツ軍は、捕虜への拷問と研究をかさね、対抗し「V号ジョーク」を作成するが、ドイツ人のジョークはつまらないため失敗する(実際には内容は英語のよくしられたジョーク「二人のピーナッツ」)。その後、平和が「勃発」し、国際条約でジョーク兵器は禁止され、語られることなくイギリスの片田舎で永久の眠りにつく。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 18:50 UTC 版)
共通のテーマは、男役(マイケル・ペイリン)が自分の仕事に満足できず、「僕はこの仕事はしたくなかったんだ。僕は…木こりになりたかったんだ!」と打ち明ける。そして熱狂的に木こりの生活の素晴らしさを伝えようとする。「木々を飛び越え……」など。 男は自分の着ていたシャツを脱ぎ、赤いフランネルの木こりらしいシャツ姿になる。ステージ背景には松の森が出現、木こりである事の素晴らしさについて歌いはじめる。なんとカナダの騎馬警察の装いをした男性の歌い手の集団(モンティ・パイソンのメンバーの他、パイソンズと頻繁に仕事をした合唱グループで、曲の作曲者であるトムリンソン率いる「フレッド・トムリンソン・シンガーズ」も参加している)のバックコーラスまで登場。 最初はまともな木こりを歌っていたが、歌が続くに従って興奮してきた木こりは段々と女装趣味を露呈してくる(「女装して夜のバーをうろつく」、「ハイヒール、サスペンダーにブラつけて」、など)。騎馬警察隊は困惑しはじめ、ついには愛想を尽かして退場してしまう。 TV版『空飛ぶモンティパイソン』のスケッチにおける歌詞では、男は母親に憧れて女装を行っているが、その後のモンティ・パイソンによる映画や舞台での歌詞では、ゲイの父親に憧れて女装を行う、という歌詞へと変遷している。スケッチの続きでは、そのスケッチに激怒した男が「知り合いの木こりにはその手の趣味はそんなにいない」、と抗議文を送っている)。モンティ・パイソンでは「ゲイ」がよく語られる(ゲイの軍人、裁判官、サッカー選手など)。
※この「スケッチの内容」の解説は、「木こりの歌」の解説の一部です。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 18:58 UTC 版)
「スペイン宗教裁判 (モンティ・パイソン)」の記事における「スケッチの内容」の解説
オープニング・アニメの後、北部イングランドの街ジャロー、1912年の大晦日とのテロップが表示される。娘(キャロル・クリーヴランド)が編み物をしているところに、いかにも労働者といった風体の男レッグ(グレアム・チャップマン、復活ライヴではサミュエル・ホームズ)がやってくる。レッグは「粉ひきが壊れた」ということを報告に来たのだが、訛りが強すぎて全く伝わらない。娘が詰め寄ると、レッグは苛立って「これじゃまるでスペインの宗教裁判だ!」と叫ぶ。 すると、大げさな効果音と共に、赤い服を着たスペイン宗教裁判の審問官の三人組、ヒメネス枢機卿(マイケル・ペイリン)、ビグルス(英語版)枢機卿(テリー・ジョーンズ)、ファング枢機卿(テリー・ギリアム)が入ってきた。ヒメネス枢機卿は決め台詞、「まさかの時のスペイン宗教裁判!」(NOBODY expects the Spanish Inquisition!)を叫ぶ。その後彼は自らの力、権力武装をカウントとともに誇示するが、数が合わなかったり、説明で言葉の矛盾に陥ったり、間違えたりと、全くうまくいかない。失敗したらまたレッグのセリフからやり直させられる。 最終的に3人は、娘を拷問にかけようとするが、拷問台のつもりで出したのが、食器の乾燥台(dish-drying rack)。当然拷問は上手くいかず、登場人物はあまりの中途半端さに呆れ果てる。 いくつかのスケッチを挟み、とある家の居間につながる。ある優しそうなお婆さん(マージョリー・ワイルド)が若い女性(クリーヴランド)に古い写真を見せていた。するとその中に、なぜか「石炭小屋の後ろに隠れているスペイン宗教裁判」の写真が紛れていた。若い女性が「まあ、スペインの宗教裁判だなんて」と言うと、また前回の効果音と共に、「まさかの時のスペイン宗教裁判!」と3人が飛び込んでくる。続いて、16世紀の油彩画『死の勝利』(ピーテル・ブリューゲル)を背景に『これがスペイン宗教裁判だ!』なるドキュメンタリーのオープニング風ナレーションが入り、3人はお婆さんを怪しげな地下室に連れ込む。お婆さんを縛り上げた3人は、「(罪を)告白せよ!(Confess!)」と叫びながら拷問にかけようとする。しかし、最初の「拷問クッション」は、いかにもやわらかいただのクッションでお婆さんをつつくだけのもの。当然お婆さんが無傷なため、次に「安楽椅子」を用意するが、座り心地のよさそうなただのアームチェアである。無理やりソファーに座らされたお婆さんはとても幸せそうな顔。しかしヒメネス枢機卿は相変わらず「告白せよ!」と叫び続けるのであった。 いくつかのスケッチの後、裁判所のスケッチにつながる。そのスケッチの最後のセリフが、「これじゃまるでスペインの宗教裁判だ!」であった。スケッチの登場人物は一斉に扉を見るが、例の3人は入ってこない。 ちょうど裁判所から離れたところにいた3人はバスに飛び乗る。しかし、焦る3人の顔の上を、無情にもエンド・クレジットが流れ始め、3人は更に焦る。やっとのことで裁判所(外観は中央刑事裁判所)にたどり着いた3人。法廷に飛び込むが、ヒメネス枢機卿が「まさかの時の……」とセリフを切り出した瞬間に、画面には「THE END」の文字が。ヒメネス枢機卿の「ああ、クソッ」("Oh, bugger"、ホモの意もある)というセリフで、番組はエンド。
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