エスタナトレーヒ・チーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 01:07 UTC 版)
「それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ」の記事における「エスタナトレーヒ・チーム」の解説
山本洋子(やまもと ようこ) 声 - 高山みなみ 現代世界から相対未来の30世紀へ、戦艦のプレイヤーとしてスカウトとされた最初の女子高生。成績優秀、スポーツ万能(アニメ版では運動部からたびたび助っ人に借り出され、みよね椎のコミック版ではバスケットボールの授業でその身長にもかかわらずダンクシュートを決めた)と、本人曰く、忙しい学校生活を送っている。また料理、裁縫など様々な分野に長けている他、演劇でもプロ顔負けの演技力を発揮し、学園祭ではシェークスピアの「お気に召すまま」のロザリンド役を見事に演じていた。唯一の欠点は欧米的な自己主張が強すぎる性格で、学校の教師からは厄介者扱いされている。原作においてアメリカで暮らしている祖母に、「その性格から日本社会に溶け込めないだろうから、大学、就職はアメリカに戻って来い」と言われていた。一方で同級生たちの間、取り分け女子生徒からは学年を問わず圧倒的な人気を誇っており、バレンタインデーの時には大量のチョコレートが贈られてくる(同性愛者の女生徒から贈られたチョコには、かなりいかがわしい内容の手紙が添付されていた)。 地元では名の通ったゲーマーでもあり、シューティングゲームで培った反射神経を駆使した操艦術で多くの艦を撃沈。途中からの参戦、特殊なミッションに駆り出されることが多かったために年間撃墜王には届かなかったものの、瞬く間にTERRAのエースパイロットとなった。 切れ長の眼(緑がかった色とされる)から猫のようなイメージをもたれることがあり、自身も猫を飼っているが彼女自身「猫」呼ばわりすることを毛嫌いしている。 ベルギー系アメリカ移民のクォーターで小学生までアメリカで暮らしていた帰国子女。日本の戸籍上は山本洋子であるが、フルネームは Yohko Dolores Asami Darlton Yamamoto(ヨーコ・ドロレス・アサミ・ダールトン・ヤマモト)となり、アメリカ時代「ヨーコ」という名前を呼びづらかったそちらの親類や友人によって「ドロレス」(Dolores)というミドル・ネームで呼ばれていた。帰国後はそのことをひた隠しにしていたが理由は「ドロレス」の変形愛称に「ロリータ」が存在するため。 プロ野球「読売ジャイアンツ」のファンである。ゲームフリークではあるが真性のシューターであるためRPG、なかんずく「京都の花札屋」(任天堂を指す隠語)の製品を激しく嫌悪しており、同級生が学校に持ってきた新品のゲームソフトを校舎の2階の窓から校庭に投げ捨てた事もある。RPG嫌いの原因は不明だが、漫画版では「めんどくさいから」という理由で迷路型要塞の通路を一直線にぶち破ってきていることから、頭を使う類のゲームが苦手な模様。ゲームフリークとしては「北綾瀬の最終兵器」「ポリゴンの女王」などの通り名で呼ばれ、「京都を嫌わせれば羽田にも負けない」(それぞれ任天堂とセガを指す隠語)と言われる。 メオ・トロルのフーリガーとローソンの2人を憎からず思っているようだが積極的な行動に出ることは少なく、それが紅葉の気を揉ませている一因にもなっている。一方でルージュがフーリガーに恋心を持っている事には気付いており、自分がフーリガーとダンスを踊った事をルージュにバラしてしまった時は彼女の怒りを恐れて狼狽するなど、他人の恋愛感情には敏感な部分がある。 3月6日生まれ、16歳。身長156cm。血液型AB型。嫌いな食べ物は納豆、のり、生卵(ただし、テレビアニメの6話では自分で握ったおにぎりにのりが巻いてあった)。 乗艦は火力に特化した特一級打撃戦艦「TA-29 ヤマモト・ヨーコ」。サポートAIの名前は「アソビン教授」。 出撃時のセリフは「Get Ready Go!」、口癖は「誰にケンカ売ったか教えてあげるわ」。 御堂まどか(みどう まどか) 声 - 林原めぐみ 中学時代は器械体操の選手で、オリンピックの候補に上がる程の実力の持ち主でもあったが、それ以外の運動は苦手で全く泳げなかったり、スキーができなかったりする。負けず嫌いな性格のため洋子に対するライバル意識も強く、そのことで度々衝突することがある。 実際は結構なアニメオタクでもあり、アニメ関連の知識は豊富で、彼女の発言の中にもアニメのネタが含まれていることも多い。長身で大人びたルックスであるにもかかわらずフリルのついたピンクハウス系の衣服を好んでいる。 同人誌も執筆し、盆暮れにおける晴海・有明の時期には大騒ぎする。その際にはチームの仲間を問答無用で修羅場に引きずりこみ、アシスタントとしてこき使い栄養ドリンク攻めにすることがある。また、その手の業界ではそこそこの知名度があるらしく、文化祭で出品作品に因縁を付けてきたオタクを一喝して追い返している。 広いおでこが特徴であり、それをよく洋子に茶化される他、レッドスナッパーズからも「オデコ」と呼ばれている。アニメ版では過剰なまでに、おでこが鏡のように反射したり、光り輝いたりする演出がとられる。 メオ・キャケルのバーニナーに恋心を抱いており、原作では恋のライバルとしてメオ・ニスのルブルムが登場して以降は過激な取り合いをすることになる。また、後輩の光に抱きつかれた時はルージュにそっちの趣味を疑われた。 9月10日生まれ、16歳。身長170cm。血液型O型。 乗艦は高速戦闘に特化した特一級高速戦艦「TA-25 ミドー・マドカ」。サポートAIの名前は「コーチ」 出撃時のセリフは「行きまーす!」。 白鳳院綾乃エリザベス(はくほういん あやの エリザベス) 声 - 宮村優子 古流武術白鳳院流の達人。綾乃エリザベスという名前であるが洋子とは違い純粋な日本人である(ミドルネームのようなもの)。 祖父と両親がイギリスに白鳳院流の道場を開く関係もあってイギリスで生まれ育った。また両親が時たまアメリカにも武術を教えに行くこともあり、その時に洋子と知り合いになった。 性格は素直であるが、祖父にあらぬことを吹き込まれてコスプレをさせられることもある他、押しに弱い一面もある。洋子曰く「着せ替え娘」。原作では武道家として育ったためか常に冷静沈着だが、テンツァーが絡むと情緒不安定になることもあった。テレビアニメ版ではやや引っ込み思案な性格で洋子に憧れと劣等感を抱いており、終盤で洋子達と袂を分かって対決する。また、行動パターンが全く読めないロートに苦手意識を持っており、漫画版では彼女の艦を見ただけで平常心を失っていた。 古流武術の達人だけあって近接格闘戦では圧倒的な強さを持っており、銃を装備したプロの工作員数名を瞬時に叩きのめしたこともある。常識的に考えてもかなり無茶な行動で、戦いの後洋子に泣きながら「怪我をしたらどうするの!?」と詰め寄られた。 1月24日生まれ、16歳。身長160cm。血液型B型。食べ物は和食を好み毎日納豆を食べる習慣がある、更に猛暑でも熱いほうじ茶を飲んでいる。またアニメでは煎餅を食べる描写があった。 乗艦は「格闘」戦に特化した特一級格闘戦艦「TA-27 ハクホーイン・アヤノ・エリザベス」。サポートAIの名前は「お師匠様」。 出撃時のセリフは「いざ、参る!」。 松明屋紅葉(かがりや もみじ) 声 - 新山志保(OVA版・ドラマCD版) / 雪乃五月(テレビアニメ版) 大衆演劇の座長を母に持ち、全国各地を公演し回っていたが、演劇に対する考えの違いで母親とは衝突していた。最初はパイロットになることを拒んでいたが、洋子達の説得や似たような境遇のメオ・ニスのエリュトロンとの出会いから自分もパイロットとして宇宙戦争に参加することを決意する。 将来の夢はハリウッド並のアクション映画を作ることで、学園祭では自主制作の映画を公開している。ポニーテールで背が高く、大衆演劇時代にくノ一役を好演していたことがある。ゲームやアニメには明るくないが、映画に関しては豊富な知識を持っており、アクション以外のジャンルも網羅している。 和歌山県生まれであり関西弁をしゃべる。エリュトロンとはかなり良い仲であるが、あまりにも仲が良すぎるため実は怪しい仲ではないかとからかわれることが多い。 ローソンに好意を寄せているが、ローソンの洋子に対する感情、洋子のローソンに対する感情が不鮮明なために思い切った行動に出られずにいる。一方でお節介焼きな一面もあり、バーニナーに思い切った行動ができないでいたまどかの後押しをしたことがある。 1月1日生まれ、16歳。身長168cm。血液型A型。 乗艦は艦載機を大量に搭載した特一級強襲空母「TA-23 カガリヤ・モミジ」。サポートAIの名前は「AD」。 出撃時のセリフは「アクション!」。 1998年からOVA版、ドラマCD版での担当声優の新山志保が病気で休業していたため、テレビ版では声優が雪乃五月に変更されている。 カーティス・ローソン 声 - 松本保典 タイラント艦隊エスタナトレーヒ分艦隊所属のエンジニアで、TA-2系列艦のデザイナー。洋子達を宇宙戦艦に乗せた張本人。優秀な技術者で、様々な新装備を開発してTA-2系列艦を完成させたものの、TERRAのトッププレーヤーでさえも扱うことのできない艦となってしまった。学生時代はグレッグ・サイモン教授について応用時間工学に携わり、その頃に開発を指揮した事象転換機「クロノスプレインシステム」を使って、相対過去の20世紀から洋子達をスカウトした。 天才的頭脳と技術の持ち主であるが、性格は飄々としていてつかみどころのない部分がある。また壊滅的なまでにファッションセンスがないため上下がまったくかみ合わない服装を身に付けて20世紀に現れる事も多い(その都度、洋子達に苦笑されている)。原作と漫画版では容姿がかなり異なっており、原作ではエンジニアである事を強調した容姿だったが、漫画(角井版)ではメガネをかけるなど、科学者の部分を強調した容貌となっている。 ゼナ・リオン 声 - 勝生真沙子 パドック艦エスタナトレーヒとエスタナトレーヒ分艦隊を預かる指揮官。「リオン提督」と呼ばれ、部下からの信頼も篤いが、ローソンや洋子たち女子高生プレイヤーという優秀ではあるが個性の強い面々の扱いには手を焼いている。 アニメ版においては、かつてフーリガーとも互角に戦った歴戦のプレイヤーであった過去が明かされ、ゼンガートーナメントにおいては、フーリガーとタッグを組んで洋子達と戦った。
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