AIとは?

死亡時画像診断

読み方:しぼうじがぞうしんだん
別名:オートプシー・イメージング死亡時画像病理診断、Ai
英語:autopsy imaging

CTコンピューター断層撮影)やMRI磁気共鳴画像法)などで遺体撮影し、画像から死因診断検証すること。死亡時画像診断の結果は、死亡診断書死体検案書などの作成にあたって用いられる。

死亡時画像診断は、自然死病死遺体適用されることもあるが、特に犯罪医療過誤など、事件性が疑われる異状死が起こった場合に、死因究明を可能にする手段として重視されている。死亡時画像診断で事件性のある異常が見られ場合警察署に対して検視依頼が行われることがある

死亡時画像診断は近年大学病院などの医療現場積極的に取り入れられているが、それまで死因診断および検証は、主に体表所見解剖などに基づいて行われてきた。しかし、死因究明が十分に行われていないことが問題とされており、平成21年人口動態統計では、解剖が行われた遺体の数は総数の2.7パーセントに過ぎなかった。

死亡時画像診断は遺体を傷つけずに行うことができることから、通常の病理解剖よりも遺族同意が得やすいことがメリットとして挙げられている。また、解剖と死亡時画像診断を併用することで、解剖単独で行った時よりも死因究明精度が高まる場合があるとされている。一方、死亡時画像診断単独では必ずしも精度が高くなく、遺体の状態や死因によっては、内因死か外因死かの判断できない場合がある。

厚生労働省2013年6月成立した「死因究明等の推進に関する法律死因究明推進法)」に基づき、「死因究明推進会議」を設けて、死亡時画像診断の活用推進している。2014年には、子供虐待死見逃しを防ぐ目的で、子供遺体対する死亡時画像診断を本格的推進する方針示した。虐待死ケースでは、遺族中に加害者含まれることが多く解剖承諾が得られないことが問題視されてきたことから、遺族同意なしに死亡時画像診断を行う場合ありうるとされている。

関連サイト
オートプシー・イメージング学会
死因究明に資する死亡時画像診断の活用に関する検討会 報告書 - 死因究明に資する死亡時画像診断の活用に関する検討会
2014年0320更新

AI(アプリシエイティブ・インクワイアリー)

「AI」とは、アプリシエイティブ・インクワイアリー(Appreciative Inquiry)の略で、Appreciativeは「真価がわかる」「価値認める」、Inquiryは「探求」「質問」などの意味を表します。AIは、米国開発された人材開発組織活性化アプローチ一つポジティブ問い探求によって、個人組織における強み真価成功要因発見し、認め、それらの価値可能性最大限に活かした最も成果上がる有効なしくみを生み出すためのプロセス指します。

AI

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

動脈硬化指数(AI)【どうみゃくこうかしすう】

動脈硬化指数=LDLコレステロール÷HDL コレステロール計算されます。数値が高いほど動脈硬化が進むリスクが高くなります。QUPiO では 4.0 以下を正常値としています。

Ai

名前 アイ

AI

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/08/26 21:33 UTC 版)

AI, Ai, ai

正式名称

人名

  • AI(あい) - 日本のシンガーソングライター。⇒ AI (歌手)
  • ai(あい) - 日本の音楽グループ、I WiSH のボーカル。⇒ 川嶋あい
  • AI(あい) - 富山県のご当地アイドル。⇒ 亜惟
  • Ai(あい) - 日本のバンド、Ai+BANDのヴォーカリスト。

会社名

作品名

略語・略称

一般名詞・術語

固有名詞

コード・形式名

他の記号等を付して用いるもの

.ai

数式

関連項目


.ai

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/06/07 03:51 UTC 版)

.ai
アンギラの旗
施行 1995年
TLDの種類 国別コードトップレベルドメイン
現在の状態 利用可
管理団体 Offshore Information Services
後援組織 アンギラ
利用地域 アンギラに関連のある団体
使用状況 アンギラを中心にいくつかのサイトで使われている。第三レベルの登録は世界中の誰でも可能だが、あまり使われていない。
登録の制限 第三レベルの登録には無し。
階層構造 第二・第三レベルの登録はアンギラに居住しているか否かに関わらず誰でも可能。
ウェブサイト Nic.com.ai
  

.aiは、国別コードトップレベルドメイン (ccTLD) の一つ。イギリスアンギラに割り当てられている。アンギラ政府によって管理されている。

サブドメイン

.aiは直接第二レベルに登録できるほか、以下のカテゴリーラベルが存在する。

  • off.ai
  • com.ai
  • net.ai
  • org.ai

以上のドメインはアンギラに居住しているか否かに関わらず、誰でも登録することができる。登録料は2年間100ドルである。しかし、あまり使用されていない。

外部リンク


A.I.

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/22 14:04 UTC 版)

A.I.
A.I. Artificial Intelligence
監督 スティーヴン・スピルバーグ
脚本 イアン・ワトソン
スティーヴン・スピルバーグ
原案 スタンリー・キューブリック(クレジット無し)
原作 ブライアン・オールディス
『スーパートイズ』
製作 スティーヴン・スピルバーグ
キャスリーン・ケネディ
ボニー・カーティス
製作総指揮 ヤン・ハーラン
ウォルター・パークス
出演者 ハーレイ・ジョエル・オスメント
ジュード・ロウ
フランセス・オコナー
音楽 ジョン・ウィリアムズ
撮影 ヤヌス・カミンスキー
編集 マイケル・カーン
製作会社 ザ・ケネディ/マーシャル・カンパニー
アンブリン・エンターテインメント
スタンリー・キューブリック・プロダクションズ
配給 ワーナー・ブラザース
公開 アメリカ合衆国の旗 2001年6月29日
日本の旗 2001年6月30日
上映時間 146分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $100,000,000[1]
興行収入 $78,616,689[1] アメリカ合衆国の旗カナダの旗
97億円[2] 日本の旗
$235,926,552[1] 世界の旗
テンプレートを表示

A.I.』(エー・アイ、A.I. Artificial Intelligence)は2001年アメリカSF映画

製作

元々は、スタンリー・キューブリック監督の企画であったが、キューブリックが死去したため、スティーヴン・スピルバーグによって監督された。ただしクリスティアーヌ・キューブリックとスピルバーグ本人によると、キューブリックは元々監督をスピルバーグに任せ、自身は製作に回る予定だったとのこと。その後スピルバーグは監督を任せるとキューブリックに言われたとき1度は断り、キューブリックが監督することになったという。

キューブリックは1970年代より、原作となる『スーパートイズ』の映画化の計画を持っていたといわれ、1982年に正式に原作者から映画化に関する権利を取得した[3]

その後10年かけて脚本が執筆され[3]、1990年代初頭には、後に『ジュラシック・パーク』で少年ティムを演じたジョゼフ・マゼロを起用してキューブリック自らテスト撮影を行ったが(これは関係者が認めている)、本撮影に入る前に話が消滅。この時点で既にキューブリックとスピルバーグはこの映画の制作に関する話し合いを複数回持っていたとされる。キューブリックは製作に時間をかける監督であることから人間の子役では成長してしまうため、デイビットを実際にロボットで造るという案も出ていた[3]

キューブリックの死後、一度は企画が白紙になりかけるが、キューブリックの遺族の強い希望でスピルバーグが製作を引き継ぎ、監督だけでなく自ら脚本を執筆することとなった。スピルバーグ自身はキューブリックの原案を変えたくなかったため、キューブリックの遺志を尊重した監督を行ったという[3]

ストーリー

地球温暖化が進んで一部の海に近い土地が沈み、妊娠・出産に厳しい許可制度がしかれ、人間の代わりに多くの資源を必要としないロボットが活躍する未来。その時代に人間と同じ愛情を持つ少年型ロボットとして開発されたデイビッドは、彼を製作したロボット製造会社の社員、ヘンリーとその妻モニカの元へ試験的に送られる。夫妻には不治の病を持つ息子のマーティンが居たが、現在は冷凍保存で眠っていて目覚める保証はなく、実質的に子供がいないのと同じだった。

起動させたモニカを永遠に愛するよう、元々変更がきかないようにプログラムされたデイビッドだったが、マーティンが奇跡的に病を克服して目を覚まし、退院して家に戻ってくる。それからモニカはデイビッドよりもマーティンの方に特に愛情を注ぐようになった。ある日マーティンとデイビッドが遊んでいる最中、マーティンの生命に関わる事故が発生し、デイビッドは森に捨てられる。

デイビッドは、再び母に愛されることを目的に友達の玩具型ロボットのテディ、森で出会ったセックス・ロボットのジゴロ・ジョーとともに旅をする。途中でロボットを破壊して楽しむショーの見世物にされかけるなど様々なトラブルに遭いながらも、デイビッドはただひたすらにモニカの愛を求めて旅を続け、最後は海に落ちてしまう。それでも彼は意識を失うその瞬間まで「僕を愛して」と望み続けた。

それから2000年が経ち、地球は厚い氷に覆われ、人類は絶滅していた。海底で機能停止していたデイビッドは、より進化したロボットたちに回収され、再起動される。

デイビッドは彼らに歓迎され、願いを1つ叶えてもらえることになり、モニカと過ごす日々を望んだ。技術が発達しているその世界ではクローン技術も進歩していたが、再生されたクローンは長く生きられないため、たった1日しか一緒にいられないことを告げられる。それでも希望を捨てないデイビッドの願いを尊重したロボットたちは彼の願いに応え、デイビッドは母の愛にあふれた暖かな1日を過ごし、最後は人間と同じように眠るのだった。

登場人物

デイビッド:ハーレイ・ジョエル・オスメント
この物語の主人公で人間と同じ愛情を持つ少年型ロボットとして造られた。
モニカによって愛情をプログラムされた後に、不治の病から回復したマーティンと一緒に暮らすも、プールでマーティンを溺れさせてしまった事により、モニカによってテディと共に森に捨てられる。
放浪中に出会ったセックス・ロボットのジゴロ・ジョーと共に旅を続ける。警察のヘリコプター(?)を奪取し、自分を造った会社の本社に向かいホビー教授と会うが、自身と同じタイプのロボットが無数にある事に驚き、絶望する。その後、海底で願いが叶うと云われる「ブルー・フェアリー」を発見、彼女に人間にしてもらうようにお願いするが、そのまま機能停止する。
それから2000年後に人類再生の為のロボットにより再起動される。クローンとして復活したモニカと共に最後の1日を楽しみ、モニカと共に眠りに落ちた。
尚、飲食が出来ず、それでいながら食事をするシーンがあるが、それが元で修理する羽目になる。
ジゴロ・ジョー:ジュード・ロウ
もう一人の主人公で女性を悦ばせる男性型セックス・ロボットとして造られた。
数多くの女性を悦ばせていたが、客の一人の女性が他殺体で発見された事件に巻き込まれて警察に追われる身となる。逃亡の為に胸部の営業許可証を切除したことにより未登録のロボットと思い込まれ、森で出会ったデイビッドと共にショーの見世物として連れ去られてしまうが、無事に脱出する。
デイビッドと共に旅を続けて行くが、警察に連れ去られ、「僕は生きた、そして消える!」とデイビッドに言い残した。その後の去就は描かれていない。
髪型や人相を自由に変える事ができ、相手の女性の好みにする事が可能。
テディ:ジャック・エンジェル
デイビッドの友達として、モニカが起動させた高度な知能を持つ熊型のペットロボット。
デイビッドと共に旅を続け、最後まで彼の傍に居続けた相棒である。
モニカ・スウィントン:フランセス・オコナー
ロボット製作会社の社員・ヘンリーの妻。不治の病を患った息子のマーティンがいるが、彼が冷凍睡眠している事により、デイビッドが彼女の家族としてやってきた。
デイビッドに自身を永遠に愛するようにプログラムするが、マーティンが病を克服した事により、デイビッドを除け者にし、更には彼を森に捨て車で走り去っていく。
2000年後、クローンとして肉体・精神・記憶と共に復活するが、その時点での彼女の寿命は1日しかなく、デイビッドと共に最後の1日を楽しんだ。

キャスト

役名 俳優 日本語吹き替え
ソフト版 TBS
デイビッド ハーレイ・ジョエル・オスメント 常盤祐貴 上村祐翔
ジゴロ・ジョー ジュード・ロウ 大川透 成宮寛貴
モニカ・スウィントン フランセス・オコナー 紗ゆり 玉川紗己子
ヘンリー・スウィントン サム・ロバーズ 井上和彦 寺杣昌紀
マーティン・スウィントン ジェイク・トーマス 村上想太 宮谷恵多
アレン・ホビー教授 ウィリアム・ハート 仲野裕 菅生隆之
ジョンソン=ジョンソン卿 ブレンダン・グリーソン 岩崎ひろし 池田勝
テディの声 ジャック・エンジェル 大平透 銀河万丈
Dr.ノウの声 ロビン・ウィリアムズ 小川真司 岩崎ひろし
スペシャリストの声 ベン・キングスレー 青野武 稲垣隆史
ブルー・メカ(青い髪の妖精)の声 メリル・ストリープ 高島雅羅 堀越真己
コメディアンの声 クリス・ロック
  • ソフト版吹き替え - VHSDVDBD収録
  • TBS版吹き替え - 初回放送2005年1月12日『水曜プレミア』(20:00-22:54)※ノーカット放送

スタッフ

作品解説

最終盤に登場する半透明・人型のキャラクター(クレジットには「スペシャリスト(専門家)[4]」と表記)を宇宙人と誤解している評論も見かけるが、メイキング映像によるとあのキャラクターは、絶滅した人類の遺物であるロボット=デイビッドよりはるかに高度に進歩したA.I.という説明がなされている。スピルバーグ曰く「アナログはいつか滅び、デジタルが生き残る。なぜならデジタルは劣化しないからだ」。

楽曲

「モニカのテーマ」と題されたエンディング曲でソプラノの歌声が聴ける。ヴォカリーズ(歌詞が無い)という形態はハリウッド映画の音楽では珍しいものである。

ソロを担当したのはアメリカのソプラノ歌手バーバラ・ボニーである。ボニーが得意としていた役の一つに『ばらの騎士』(R.シュトラウス)のゾフィー役があるが、『ばらの騎士』のワルツ音楽も『A.I.』劇中で使用されている(下記)。R.シュトラウスは『2001年宇宙の旅』で知名度を上げた交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』の作曲者でもある。

『ばらの騎士』の音楽を使うことはキューブリックの遺志だったが、どの場面で使うべきまでは伝わっておらず、最終的には音楽担当のジョン・ウィリアムズの独断でルージュ・シティに主人公達が入っていく場面で30秒間だけ使われた。

反響・評価

ほかのスピルバーグ監督作品とはかなり異質である。スピルバーグが「母親と息子」という構図を用いること自体非常に珍しい。この脚本はオリジナルとは百箇所近くも異なっている部分があるにも関わらず、オリジナルにある根本的なものは全く揺らいでいないと、製作総指揮のヤン・ハーランは絶賛している。

本国のアメリカでは興行的に失敗に終わったが、日本では興行収入96.3億円と大ヒットを飛ばして製作費を楽々と回収した。これはアメリカでは難解な哲学映画としてマーケティングされたのに対し、日本では「母とロボットの愛」として宣伝されたことに由来する。しかし実際には日本の宣伝のような母とロボットの愛の表現はほとんど登場しない。この結果を受け、スピルバーグは日本のマーケット的価値をより重視するようになる(スピルバーグ製作の『硫黄島』2部作もその流れの中にあると言える)。

2001年アカデミー賞では視覚効果賞、作曲賞にノミネートされたが、いずれも受賞は逃がしている。

また、キューブリックのファンからは「ラストシーンはキューブリックなら海底に沈んで機能停止した時点で終わらせていた」と批判されている。しかし、スピルバーグ曰く「スタンリーの草案では2000年後の世界を描く展開も用意されていたため、あのシーンこそ私が映像化しなければならなかった」という[5]

脚注

  1. ^ a b c A.I. Artificial Intelligence (2001)”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2010年3月26日閲覧。
  2. ^ 日本映画産業統計 過去興行収入上位作品 (興収10億円以上番組) 2001年(1月~12月)”. 社団法人日本映画製作者連盟. 2010年3月26日閲覧。
  3. ^ a b c d 「EYES特別インタビュー ヤン・ハーラン」、『宇宙船』Vol.100(2002年5月号)、朝日ソノラマ2002年5月1日、 98頁、 雑誌コード:01843-05。
  4. ^ 「スペシャリスト」が絶滅した人類について語る台詞に"space-time"(時空)という単語が2度出てくるが、日本語字幕作成者の戸田奈津子はこれを「宇宙時間」と誤訳している。
  5. ^ 「映像の魔術師 スピルバーグ自作を語る」より。

外部リンク


オートプシー・イメージング

(AI から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/10 08:31 UTC 版)

オートプシー・イメージングAutopsy imaging、Ai)とは、狭義では死亡時画像診断、広義では死亡時画像病理診断のことである。 「Autopsy=検死」、「imaging=画像診断」に由来する造語で、画像診断によって死因を検証するというもの。略語として「Ai」と称されることが多い。

コンピュータ断層撮影 Computed tomography(CT)や核磁気共鳴画像法 Magnetic resonance imaging(MRI)などによって撮影された死後画像(Postmortem Imaging = PMI)により、死体にどのような器質的病変を生じているのかを診断する(狭義のAi)ことによって、死亡時の病態把握、死因の究明などを行うシステムである。

日本の医療法に基づく医療事故調査においては、調査方法のひとつとして通達で挙げられている[1]

意義

画像検査によって、ある程度の器質的異常所見を確認することで、死因の推定を計る目的施行される。

特にERなどでは、以前から死因が体表からではわからない症例に対して、正確な死亡診断書死体検案書を作成するためにAiを活用するようになっている。救急搬送される症例には、自宅での服毒自殺や幼児虐待などの外因死の可能性がある症例が含まれる。体表の情報からこれらを判断するには限界があるが、Aiを取り入れることにより正確な判断が可能になり、外因死などが疑われる場合には、所轄の警察署へ検視依頼を行っている。

議論

死亡時に施行される医学的な検索(死亡時医学検索)としては、病理解剖司法解剖行政解剖の3種類の解剖がある。しかし、東京都23区監察医によって行われる行政解剖以外は、国策としての不作為、解剖資格を持つ医師の不足等によって、極めて低い解剖率にとどまっている。異状死はもちろんのこと、病院内での死亡についても、死亡時の真の病態、真の死因が明確になる例は極めて低い。

画像所見・診断、剖検肉眼所見・診断、更に病理組織学的診断を含む最終病理診断を(広義のAi)を行うことで、死亡時の病態を正確に診断できるようになる。これらが制度として構築されれば、今の日本においては極く少数の例にしか適用されていない「死亡時医学検索」がシステムとして確立されることになり、医療の質を高める上で、直接的、間接的に大いに寄与するものとなる。2005年時点での日本国内のCT普及率は人口100万人あたり92.6台、MRIは35.3台と国際的な平均値の6 - 7倍と格段に多い数値(OECD調べ)であり、環境そのものは十二分に整備されている。

2009年現在、多くの病院でAiの取り組みが始まっている。しかし、Ai単独の実施はエビデンスがなく、現時点では実施困難であるとの考えから、病理解剖前の検査として取り組むこととしている施設もある。一見もっともな意見に思えるが、こういった発言をするのは、救急搬送され異状死と判断せざるを得ない現実を知らない施設あるいは監察医務院制度がある地域で、Aiの必要がない施設からの意見と考えられる。現実には、日本医師会のアンケート(n=2450)でも既に4割近い病院でAiを実施しており、解剖が実施される割合が3%程度しかない現状ではそのほとんどがAi単独施行である。全国の医療機関へのAi学会のアンケートによる。

病院施設内の死亡でも、「解剖の同意は得られないがAiなら」という症例がかなり多くなって来ている。実際にAiを行うと、原病が悪化し死亡するのは当然であるが、必ずしもdown hill courseをとるのではなく、ある時点で急変し死亡する事例が多いということに気がつくことも多い。実際の症例でも急変し死亡したため、死因が不明であるということに直面した臨床医に対しても納得のいく回答が得られるケースが増えて来ている。

Ai検査がルーチン化してくると、医師あるいは看護師から遺族への死因に対する説明が今までより正確なものとなり、今まで途絶えがちであった死後の遺族とのかかわり合いがより良好になる。一種のグリーフケアとしてAiが役立っているようである。その後病理解剖が行われる場合は、より正確な病理画像対比が可能となり、病理解剖がない場合でも、生前の画像と比較することにより病態の変化を最後まで確認することができる。

通常各地のAiセンターは大学医学部の装置を使用し検査も実施しているが、法医学分野、医療過誤事件などでは客観的な読影には遠隔システムが必須である。   放射線技師会でのガイドライン策定よりAi実施に関してまず問題となるのは、施行施設各科・各部門とのコンセンサスを得ることである。次に実際の検査を担当する診療放射線技師との調整である。理想的なリソース配分として、全体の構図を見渡せる位置にいる放射線科が主導し、病院内でのシステム構築、フローチャートの設定を行うことが推奨される。また放射線科は中央管理部門で、画像を介し、他科と横断的なつながりがあることも重要な点として挙げられる。今後各地でAiが実施され、Aiセンターが設立されるだろう。重要なことは「Aiが検査を実施して終了、ということではない」ということである。各施設からの搬送、院内の移動、検査の実施、そして最後に読影まで行われ、初めてAiが完結するのである。 [2]

読影を行うこと、また行える体制を整えることが重要である。大学の法医学教室でもAiが行われているが、データがどのように取り扱われるか注意深く見守る必要がある。開示制限により、司法解剖の結果が遺族に伝えられるまで2年以上かかるケースが全体の6割を超えるという報告もある。Aiの情報が同様の扱いを受けると、遺族への説明にも使用できないという事態が発生してしまう。今後Aiセンターの役割が、医療情報をまとめたデータベースセンターとしての役割も担うことを考えると、警察あるいは検察によるAi情報の囲い込みが行われないように十分注意する必要がある。

警察庁は、変死体の死因を調べ、犯罪性の有無を判断する検視官(刑事調査官)を増員。コンピューター断層撮影(CT)検査で遺体内部の異常を探るAi(死亡時画像診断)を都道府県警が実施する費用を、国費で負担している。しかし、現状では死後画像を的確に読影できる専門医が限られているため、解剖医もしくは法医学者による読影が行われているが、出血の有無を間違って判断するなど問題点が多い。これに関しては、解剖医や法医学者が画像診断の専門家ではないということも大きな要因であり、そのため遠隔読影サービスによる客観的なコンサルテーションが必要となっている。

子供の虐待事件で捜査機関から画像所見の鑑定書作成を依頼されたりすることなどや、法医学分野以外でも外部の医療機関からも医療事故調査で読影を求められたりするなど、中立性を保つために独立した第三者機関の設立準備を進めてきた。2009年12月に日本放射線科専門医会のメンバーらにより「一般財団法人Ai情報センター」が設立されこれらの障害が取り除かれつつある。[3]

国内施設

2007年に千葉大学に臨床オートプシー・イメージングセンターが設立された。群馬大学に基礎オートプシー・イメージングセンターが設立され、近畿大学神奈川歯科大学と後を追う形で各地に施設の整備が進んでいる。札幌医科大学ではAiを患者家族への適切な対応や知識攻究の重要性を医学生に認識させ、人間性豊かな医師の育成を図ることを目的として導入している。

死亡時画像診断の読影業務を、専門医がインターネット経由で請け負う「一般財団法人Ai情報センター」が設立された。遠隔読影により異状死体をAiでスクリーニングし、不審な遺体を解剖に回すシステムの定着を目指している。

脚注

  1. ^ 厚生労働省 平成27年5月8日 医政発0508第1号
  2. ^ ネット経由で遺体診断「Ai情報センター」発足”. 産経新聞 (2009年12月9日). 2009年12月20日閲覧。
  3. ^ 法医学の「死後画像」には「診断」がない”. 日系BP (2010年1月15日). 2010年1月26日閲覧。

関連項目

テレビ

参考文献

  • 「死因不明社会 Aiが拓く新しい医療」海堂尊,講談社ブルーバックスB-1578(新書),2007-11,ISBN 978-4-06-257578-2
  • 「オートプシー・イメージング読影ガイド」塩谷清司,山本正二,文光堂,2009-04,ISBN 978-4-8306-3736-0
  • 「Autopsy imaging ガイドライン」日本放射線専門医会・医会 Aiワーキンググループ,日本放射線技師会 Ai活用検討委員会,ベクトル・コア,2009-11,ISBN 978-4-902380-57-6
  • 「これで安心! 診療放射線技師のための よくわかるオートプシー・イメージング(Ai)検査マニュアル」阿部一之,樋口清孝,井野賢司,ベクトル・コア,2010-10,ISBN 978-4-902380-72-9
  • 「死因不明社会2 なぜAiが必要なのか」海堂尊,山本正二,飯野守男,高野英行,長谷川剛,塩谷清司,講談社ブルーバックスB-1735(新書),2011-08,ISBN 978-4062577-35-9
  • 「Autopsy imaging ガイドライン 第2版」今井裕,高野英行,山本正二,ベクトル・コア,2012-02,ISBN 978-4902380-96-5
  • 「Autopsy imaging 症例集~死亡時画像診断のための読影マニュアル~」高橋直也,塩谷清司,ベクトル・コア,2012-11,ISBN 978-4906714-05-6

外部リンク






AIと同じ種類の言葉


固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  • AIデジモノステーション編集者ブログ

辞書ショートカット

カテゴリ一覧

全て

ビジネス

業界用語

コンピュータ

電車

自動車・バイク

工学

建築・不動産

学問

文化

生活

ヘルスケア

趣味

スポーツ

生物

食品

人名

方言

辞書・百科事典

すべての辞書の索引

「AI」の関連用語

AIのお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   
検索ランキング

画像から探す

プレリュード

Amazon Echo Look

デフロック

iPad 2

フルハーネスシートベルト

中付きルビ

緊急通報システム

ネットワークプリンタ





AIのページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
三省堂三省堂
Copyright (C) 2001-2017 Sanseido Co.,Ltd. All rights reserved.
株式会社 三省堂三省堂 Web Dictionary
新語時事用語辞典新語時事用語辞典
Copyright © 2017 新語時事用語辞典 All Rights Reserved.
日本の人事部日本の人事部
Copyright © 2004- 2017 i.Q. Co., Ltd. All Rights Reserved.
三栄書房三栄書房
Copyright c San-eishobo Publishing Co.,Ltd.All Rights Reserved.
QUPiOQUPiO
Copyright © 2017 Healthcare Committee, Inc. all rights reserved
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのAI (改訂履歴)、.ai (改訂履歴)、A.I. (改訂履歴)、オートプシー・イメージング (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2017 Weblio RSS