【イタリア軍】(いたりあぐん)
- 現在のイタリア共和国の正規軍。
現役約21万、予備役約6万の兵力を持つ。陸軍は国産のアリエテ戦車及びドイツから輸入されたレオパルト戦車、国産のセンタウロ軽戦車など、千両にも及ぶAFVを装備し、海軍はジュゼッペ・ガリバルディ級軽空母やデ・ラ・ペンネ級・アウダーチェ級駆逐艦を配備、空軍もタイフーンやトーネードを中心とした200機にも及ぶ戦闘機を配備するなど、世界でもトップクラスの兵力を誇る。
【主な装備品】
・イタリア空軍
戦闘機 F-16「ファイティングファルコン」、タイフーン 戦闘攻撃機 トーネード 攻撃機 AMX 輸送機 C-130「ハーキュリーズ」、C-27J「スパルタン」、ファルコン50、ピアッジョ P.180 アヴァンティ 対潜哨戒機 アトランティック1 空中給油機 KC-767(導入予定) 練習機 MB-339、SF-260、M-346 ヘリコプター HH-3F、AB-212、NH-500E
・イタリア陸軍
固定翼機 ドルニエ 228、ピアッジョ P.180 アヴァンティ 攻撃ヘリコプター A129「マングスタ」、A109 輸送ヘリコプター UH-1、ベル412、CH-47C/F、NH90 戦車 レオパルト1、アリエテ 歩兵戦闘車 VCC-1「カミリーノ」、VCC-80「ダルド」 偵察車 チェンタウロ 装甲車 M113、クーガー、バッファロー、ピューマ、Type6614、Bv206S、AAV7 軽車両 AR90、VM90、LMV 自走砲・野砲 M109、PzH2000、FH70、120mm迫撃砲 RT 自走ロケット砲 M270 対空砲・地対空ミサイル SIDAM-25、スパダ2000、ホーク、スティンガー、FSAF-SAMP IT 対戦車ミサイル スパイク、ミラン、TOW 小火器 拳銃 M92、M93R 短機関銃 M12、MP5、P90、MP7 小銃・突撃銃 BM59、AR70、AR70/90、ARX-160、G36、M4カービン 散弾銃 スパス12、スパス15 機関銃 ミニミ、MG3、ブローニングM2 狙撃銃・対物ライフル SAKO TRG、バレットM82 無反動砲 パンツァーファウスト3
・イタリア海軍
戦闘機 AV-8B/TAV-8B ハリアーII+、トーネードIDS 哨戒機 アトランティック1、B737 AEW(計画中)、P-8「ポセイドン」(計画中) その他航空機 ピアッジョ P.180 アヴァンティ、ATR-72-600 ヘリコプター AW101「マーリン」、NH90、ベル 212、SH-3D/H 「シーキング」、A109 UAV RQ-1B「プレデター」、スキャン・イーグル 航空母艦 カヴール、ジュゼッペ・ガリバルディ 駆逐艦 アンドレア・ドリア級、デ・ラ・ペンネ級 フリゲート ベルガミニ級(FREMM計画艦、建造中)、ルポ級、マエストラーレ級 コルベット ミネルヴァ級 哨戒艦 コマンダンテ級、カシオペア級 哨戒艇 エクスプローラ級 掃海艇 レリチ級 揚陸艦 サン・ジョルジョ級 中型揚陸艇 MTM217型 車両兵員揚陸艇 MTP96型 補給艦 エトナ級、ストロンボリ級 潜水艦 212A型、改サウロ級 - 第二次世界大戦におけるイタリア王国軍。
現代日本では専ら弱兵の代名詞として用いられ、半ばネタ的な扱いを受ける場合が多い。
これはフランス、東および北アフリカ戦線に於ける敗退の連続と「日独伊三国軍事同盟」の参加国の中で一番最初に降伏し、連合国側に付いた事に依る物であるとされる。
だが、実際にはエル=アラメン戦で戦車に対し肉薄攻撃し、多数撃破したフォルゴーレ空挺師団や、バドリオ政権降伏後もサロ共和国に付き、貧弱な装備で終戦まで戦い通したⅩMAS師団など勇敢に戦った部隊も多く存在し、場合によっては装備に優れる独軍をも凌駕する働きをしていた。
そしてイタリア軍の“弱さ”の根本的原因は、その前のエチオピアおよびスペイン内戦への介入による多額の戦費の負担、および経済制裁により国力が疲弊しきった中で、準備不足のままで参戦したことにある。参戦前のイタリア軍は定数割れは当たり前で、さらに銃に火砲、車輌、燃料、弾薬どころか軍服すら行き渡らない有様であり、軍はムッソリーニに対し「43年までは戦争はできない」と上申したとされている。
- グルメ軍隊
イタリア軍をモチーフにしたジョークの中でも良く使われる表現。
「イタリア軍の食事はパスタに始まりパスタに終わる。
その食に対するこだわりは、砂漠のど真ん中でパスタを茹でるほど(パスタを茹でるには大変な量の水が必要になる。一人前で1リットルほど)」
「水が足りないと救援を頼んできたイタリア軍部隊。それを聞きつけ急いで水を運んできたドイツ軍部隊に向かって一言。『良かった、これでパスタが茹でられる!』」 等、『イタリア軍は弱い』というネタと組み合わせて笑い話のネタにされる。
実際のところ、当時のイタリア軍が採用していた戦闘糧食はビスケットと牛肉の缶詰であり、後方の司令部や兵舎ならともかく、前線でパスタなどまずあり得なかったという。
それどころか、前線では補給の途絶からその戦闘糧食も無かった日が多かったという。
ちなみに、フリーズ・ドライの保存食を開発したのはイタリア軍である。
やはり、『グルメ』な軍隊だったのかもしれない(兵士の士気を保つ上で食事は重要な要素)。
現在もそのグルメっぷりは進化しながら受け継がれており、イタリア軍の戦闘糧食にはデザートは勿論ワインまである。
イタリア王国軍の雑多な資料ページ
http://www2u.biglobe.ne.jp/~hasse/italy.htm
パスタ伝説訂正記事
http://mltr.free100.tv/faq08a04b.html#pasta
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