三省堂 大辞林 |
海上自衛隊装備品ギャラリー |
艦艇(輸送艦「おおすみ」型)
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航空軍事用語辞典++ |
【おおすみ】
海上自衛隊初の大型輸送艦。
みうら級のように直接海岸に乗り上げる(ビーチング式)輸送艦と違って船内に搭載したエアクッション型揚陸艇(LCAC)を利用する輸送艦として設計された。 そのため、航行速度を大幅に改善することができ、一方ではより多くの海岸部への資材・人員の揚陸が可能になった。
基準排水量が8900tであるが、これは先進諸国では標準的なもので、ようやく実用に堪える輸送艦を装備したといえる。
船内に作られた330名分の宿泊設備や医療設備は、災害派遣などにも非常に有用である。
一方で、ヘリコプターの発着が可能な全通甲板を持っているが、格納庫や整備機材を持たずヘリ運用能力はない。 揚陸作戦に必要な指揮管制や通信の能力、人員も貧弱で、何より肝心のLCACが敵前上陸を前提に作られていないため、ジェーン年鑑どおりドック型揚陸艦とみるのが適切であろう。
全通甲板は物資の搭載やヘリコプターの発着を容易にするが、船体の設計の自由を多少奪ってしまうため、先進諸国が保有する同規模の輸送艦に比べた場合、おおすみは搭載能力がやや小さいが、おおすみ級輸送艦が画期的な装備であることに変わりはない。
現在、同型艦3隻が竣工し、第1輸送隊を編成している。
LST-4001 おおすみ
LST-4002 しもきた
LST-4003 くにさき
スペース百科 |
おおすみ

名称:おおすみ
小分類:技術開発・試験衛星
開発機関・会社:宇宙科学研究所(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))
運用機関・会社:宇宙科学研究所(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))
打ち上げ年月日:1970年2月11日
運用停止年月日:1970年2月12日
打ち上げ国名・機関:日本/宇宙科学研究所(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))
打ち上げロケット:L-4S
打ち上げ場所:鹿児島宇宙空間観測所(KSC)
国際表記番号:1970011A
おおすみは、人工衛星打ち上げ技術の習得と衛星についての工学的試験を目的として打ち上げられた日本初の人工衛星です。「おおすみ」の名前は打ち上げた鹿児島宇宙空間観測所のある大隅半島にちなんでつけられました。
このおおすみの打ち上げ成功で、日本はソ連、アメリカ、フランスに次いで独力で衛星を打ち上げた国になりました。
おおすみは重力ターン方式で打ち上げられました。重力ターン方式とは、打ち上げたロケットが最終段階で地球の重力で落ち始める直前、すなわち地球の表面との速度が0になります。このとき地表に向かって水平にロケットを点火すると、ロケットは地面と平行に飛行するようになります。これによって人工衛星を円軌道に乗せる方法です。
この方法をとった背景には誘導制御装置を装備したロケットのミサイル転用への不安が世論にあったためです。
1.どんな形をして、どんな性能を持っているの?
アイスクリームをさかさまにしたような形をしています。重量は24kgです。
2.どんな目的に使用されるの?
おおすみは、人工衛星打上げ技術の習得と衛星についての工学的試験を目的として打ち上げられました。
3.宇宙でどんなことをし、今はどうなっているの?
日本初の人工衛星として軌道に乗ったのち、種々のデータを送りました。化学電池のみのため数日の寿命と考えられていましたが、燃焼熱がたまり、予想以上に電池の温度が上昇したため、推定15時間ほどで寿命がつきました。
その後も「おおすみ」は地球を回り続けてきましたが、2003年8月2日、アフリカ上空で大気圏に突入し燃えつきました。
JMnedict |
ウィキペディア |
おおすみ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/12 15:54 UTC 版)
| おおすみ | |
|---|---|
実際の「衛星」は銀色の円筒部分であり、「黒い球体」はロケットの最終段である。
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| 所属 | |
| 国際標識番号 | 1970-011A |
| カタログ番号 | 04330 |
| 状態 | 運用終了 |
| 目的 | 技術試験 |
| 打上げ場所 | 鹿児島宇宙空間観測所 |
| 打上げ機 | L-4Sロケット5号機 |
| 打上げ日時 | 1970年2月11日 13時25分(JST) |
| 通信途絶日 | 1970年2月12日 |
| 消滅日時 | 2003年8月2日 |
| 物理的特長 | |
| 最大寸法 | 長さ: 100cm 太さ: 48cm |
| 質量 | 23.8kg |
| 発生電力 | 10.3W |
| 軌道要素 | |
| 軌道 | 楕円軌道 |
| 近点高度 (hp) | 350km |
| 遠点高度 (ha) | 5140km |
| 軌道傾斜角 (i) | 31度 |
| 軌道周期 (P) | 145分 |
| 搭載機器 | |
| 加速度計 | 加速度を測定 |
| 温度計 | 温度を測定 |
おおすみは、1970年2月11日に東京大学宇宙航空研究所(後の宇宙科学研究所)が鹿児島宇宙空間観測所からL-4Sロケット5号機により打ち上げた日本最初の人工衛星である。名称は打ち上げ基地のあった大隅半島に由来する。
目次 |
概要
1966年から観測用ロケットL-3H型に補助ブースターと姿勢制御装置、第4段球形ロケットを追加したL-4Sロケットで打ち上げ実験を開始し、1969年に打ち上げられたL-4T型(L-4Sとほぼ同型であるが、第4段の能力を減じているため、衛星打ち上げ手法の確認は出来ても、軌道投入能力はない)1機の打ち上げを含んで、5回の試行錯誤の後ついに成功した。
その結果、日本はソビエト連邦(当時)、アメリカ合衆国、フランスについで世界で4番目の人工衛星打上げ国となった。また、その2ヵ月後に中華人民共和国は東方紅1号の打ち上げに成功している。なお中国を含め、他国は弾道ミサイル開発の副産物として人工衛星打ち上げ技術を習得したが、日本は大学の付属研究所が純粋な民生技術として研究を行い、非軍事目的での人工衛星開発に成功したという点で、国際的に特異性を持っている。
L-4Sロケット
詳細は「L-4Sロケット」を参照
今では考えられないが、L-4Sロケットは誘導制御装置が付いていない、世界初の無誘導衛星打ち上げロケットである。しかし、単に真っ直ぐロケットを打ち上げても軌道には乗らない。何らかの方法で機体を制御し、地表に対して水平に向きを変えなくては、衛星を軌道に投入できないのである。これは決して開発能力が無かったわけではなく、誘導装置はミサイル開発に繋がる軍事技術への転用が可能であるという指摘が野党の日本社会党等から上がり、開発の着手時期が大幅に遅れたためである[1][2][3]。この代替策として、第1段と第2段は尾翼による空力的効果で、第2段と第3段はスピンモーターにより機体をスピンさせて安定を保ち、第3段燃焼終了・分離後、慣性により放物線軌道を飛翔中に、第3段はレトロモーターで飛翔経路を後落させ、(この時、第3段と第4段は慣性飛行を行っているので、そのままだと第3段の残留推力で第3段が第4段に衝突する)、第4段はデスピンモータでスピンを停止、姿勢制御装置で第4段を水平姿勢に制御(この時、ロケットは燃焼していないので「誘導」ではなく「姿勢制御」である)、その後、リスピンモーターでスピンを再び掛けて、放物線の頂点で第4段の燃焼を開始するという、非常に手の込んだ打ち上げ方式の「無誘導重力ターン方式」で軌道に投げ込む方法を取ることとなった。
「無誘導重力ターン方式」での「手の込んだ」一例を上げると、デスピンモーターがある。一旦点火をすると燃焼を中断できない固体ロケットによって、ロケット本体のスピンを停めるため、デスピンモーターはスピン方向と反スピン方向の両方にノズルを持っている。デスピンモーターは、燃焼直後には反スピン方向のノズルのみに燃焼経路を開きスピン停止の為の噴射を行うが、スピン停止を検知するとスピン方向のノズルにも燃焼経路を開き、相対推力を零にする。この技術は、後の宇宙研衛星打ち上げロケットに採用されるロール制御モーター「SMRC」に結実する。
おおすみ
「おおすみ」は、L-4Sロケットの最上段(4段目)である直径48cmの球形固体モーター(ロケットエンジン)に円錐台状の計器部を付けたもので、全長約1m、質量は4段目(燃焼後質量)の14.9kgと計器部8.9kgを合わせた23.8kgの小さいものである。計器部には軸方向の加速度計、温度計、テレメータ送信機(295.6MHz)、ビーコン送信機(136MHz帯)、パイロット信号送信機(296.7MHz)などを搭載、電力は容量5AHの酸化銀-亜鉛一次電池で設計寿命は電池容量から約30時間であった。
目標とされた軌道は、遠地点2,900km、近地点530kmであったが、第1段が風で流された事と第4段の推力が過剰であったため、実際に投入された軌道は、遠地点5,151km、近地点337kmの楕円軌道であった。ロケットモーターの断熱が十分でなく、機体が予想より高温となったため電池の消耗が激しく、14~15時間ほどで電力供給が途絶えた。そのため、衛星からの電波の発信は終了し、おおすみの運用は終了した。
打上げ後33年間軌道上にあったが、大気との摩擦で高度が低下し、JAXA統合を10月に控えた2003年8月2日午前5時45分、北緯30.3度、東経25.0度(エジプト・リビアの国境付近)にて大気圏に再突入し燃え尽きた。
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- 1 おおすみの概要
- 2 関連項目
固有名詞の分類
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