自走砲とは? わかりやすく解説

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じそう‐ほう〔‐ハウ〕【自走砲】


【自走砲】(じそうほう)

車両搭載され単独で自ら走って機動する事ができる野戦砲
他の車両軍馬牽引させたり、現地組み立てたりする必要がないため、機動力が高い。
これは特に電撃戦浸透作戦などの攻勢や、劣勢時に撤退する際に有利になる

戦車との違いは、自身攻撃対象になった場合防御をどこまで想定しているかによる。
戦車同等戦車撃たれる事を想定して対応防御施されるが、自走砲はたいてい十分な装甲持たない
また、回避機動反撃同時に行う事も想定されず、砲の配置多少不備がある事が多い。

また、砲兵以外の兵科運用される車両は、それが火砲搭載していても「自走砲」とは呼ばない
例えば、歩兵戦闘車には往時突撃砲匹敵する火力備えられているが、それは歩兵輸送保護するための一手に過ぎない
従って、自走砲と違って作戦中に最大限火力発揮する義務はないし、また実際発揮せずに済むならその方が望ましい。
砲兵違い、どこにどれだけの火力投入するかを作戦立案段階綿密に計画できるわけではないからだ。

自走砲の分類


自走砲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/20 03:42 UTC 版)

自走砲(じそうほう、Self-propelled artillery, SPA, Self-propelled gun, SPG)は、大砲を自走可能な車体に射撃可能な状態で搭載した兵器。




「自走砲」の続きの解説一覧

自走砲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/08 08:07 UTC 版)

コズミック・イラの艦船及びその他の兵器」の記事における「自走砲」の解説

ザフトゲリラ組織明け砂漠」が使用する戦闘車両。8輪トラックフロントおよびサイドガラスはスリット入り防弾板で塞がれている。武装は45mmバルカン砲。『SEED DESTINY』では、ロード・ジブリール邸を襲撃したゲリラ同型車両使用した多くの公式資料では扱い小さいが、デザイナー山根公利によるイラストエッセイ『FROM G(THE) FIELD #10』でフィーチャーされており詳述されている。

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自走砲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/21 10:25 UTC 版)

パロウォーズ」の記事における「自走砲」の解説

機銃の他に、陸、海戦兵器への攻撃可能な中距離砲を搭載している。

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自走砲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 08:42 UTC 版)

朝鮮人民軍の兵器一覧」の記事における「自走砲」の解説

北朝鮮は自走砲の国産化に非常に熱心であり、これまで幾つもタイプ知られている。一部の自走砲にはソ連製のATS-59砲兵トラクターen)を元にした「トクチョン(Tok-Ch'on)」Tokchon(artillery)(英語版)という国産装甲車両使用している。 SU-76M - 朝鮮戦争時使用SU-85 - 朝鮮戦争時使用SU-100 - 朝鮮戦争時使用ISU-122 - 朝鮮戦争時使用ISU-152 - 朝鮮戦争時使用ASU-57 - 1960年代導入2S5ギアツィント 152mm自走カノン砲 - 1970年代導入M1978 170mm自走カノン砲主体砲」 - 59式戦車車体沿岸砲搭載したもの。駐鋤を装備している。アメリカM110自走榴弾砲同様、砲弾操作人員別途輸送が必要。M1989交代して既に退役したとする文献もあるが、2009年射撃訓練を行う写真公開されたほか、2013年金正恩視察した部隊配備されていた。イラン輸出されており、イラン・イラク戦争時にイラク鹵獲した車体湾岸戦争後発見されている。 M1989 170mm自走カノン砲主体砲」 - M1978後継か。トクチョン装甲車両用いているが、車体はかなり大型化されており、要員弾薬輸送可能になっている。外観ソ連製2S7ピオン 203mm自走カノン砲類似する。これらの自走カノン砲シルクワーム配備により余剰となった沿岸砲転用したとされている。米国防総省は黄海北道谷山郡最初に確認されたことから「コクサン号(koksang-go)」と呼称している。ロケット砲同様に南部配備されており、韓国本土直接攻撃することが可能。 M1977 152mm自走カノン砲 - D-1 152mm榴弾砲装備M1992 130mm自走カノン砲 - SM-4-1 130mm沿岸砲トクチョン装甲車両装備。砲の周りに防盾が装備されている。 M1975 130mm自走カノン砲 - M-46 130mmカノン砲装備改良型のM1981、M1991も有。 M1985 122mm自走カノン砲 - A-19 122mmカノン砲装備。 M1991 122mm自走カノン砲 - D-74 122mmカノン砲装備確認されている自走カノン砲の中で唯一砲塔備えている。また2018年軍事パレード等では砲塔上部携行対空ミサイル装備していることが確認されている。 M1981 122mm自走カノン砲 - D-74 122mmカノン砲を防盾ごとトクチョン装甲車両装備カノン砲両側面には9K32SA-7携行対空ミサイル発射機も2基装備している。 M1974 152mm自走榴弾砲 - D-20 152mm榴弾砲装備。 M1977 122mm自走榴弾砲 - D-30 122mm榴弾砲トクチョン装甲車両装備M1992 120mm自走迫撃砲 - 砲塔備えており、限定的ながら自走榴弾砲としても運用可。 M2018 152mm自走榴弾砲 - M109 155mm自走榴弾砲によく似た新型の自走砲。2018年軍事パレード初登場した。初登場した頃は副武装として,12.7mmクラス機関銃連装形式携帯型対空ミサイル発射機連装形式搭載していたが、2020年においては自走砲としては珍しく自動擲弾銃連装形式装備していることが確認された。2020年行われた軍事パレードでも再度登場した時には迷彩2018年のものから一部変更されていた。なお車体は先軍98戦車系列のものを流用しているとみられるまた、イラン辺りからの技術提供があった可能性指摘されている。ジェーン年間では2S19ムスタ-S 152mm自走榴弾砲ベースにしていると記載されている。なお、2020年行われた軍事パレード写した朝鮮中央通信解説にて、名称がNK-9であることが発表された。また最新型であるとも公表された。

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自走砲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 13:22 UTC 版)

スーパーシャーマン」の記事における「自走砲」の解説

M50 155mm自走榴弾砲 M4A4エンジン前部補助操縦席部分移して、オープントップの後部フランスM50 155mm榴弾砲搭載している。後にHVSSとカミンズエンジン換装されたがソルタムL33 155mm自走榴弾砲M107 175mm自走砲に更新され後述のアンビュタンクに改装された。 詳細は「M50 155mm自走榴弾砲」を参照 ソルタムL33 155mm自走榴弾砲 自走榴弾砲M50の後継として開発された。M4の車体上に密閉型戦闘室を設けてイスラエル国産の33口径ソルタムM68 155mm榴弾砲装備している。第四次中東戦争運用されたが、後に前線部隊装備M109 155mm自走榴弾砲更新されている。 詳細は「ソルタムL33 155mm自走榴弾砲」を参照 マクマト 160mm自走迫撃砲 余剰化したスーパーシャーマン車体前部をオープントップ式の戦闘室に改造して、ソルタム社製M66 160mm迫撃砲装備した自走迫撃砲車体前部装甲板乗員乗降砲弾積載有利なように蝶番によって下部方向に展開可能。なお、マクマト(Makmat)とはヘブライ語でMargema Kveda Mitnayaat=自走重迫撃砲の略称であり、M3ハーフトラックソルタムM65 120mm迫撃砲搭載した120mm自走迫撃砲もマクマトと呼ばれる詳細は「マクマト 160mm自走迫撃砲」を参照 マクマト 160mm自走迫撃砲 車体前部装甲板開いている シャーマンMRL 砲塔外して多連装ロケット砲装備した車輌鹵獲したソ連製多連装ロケット砲BM-24カチューシャ)のロケット弾コピーした240mmロケット弾36連装ランチャー搭載したMAR-240と、290mmロケット弾4連装ランチャー搭載したMAR-290とが存在するMAR-290にはショットを基にした車輌存在するMLRS更新され現役装備から外された。 詳細は「MAR-240」および「MAR-290」を参照 MAR-240発射機右舷側に向けられている MAR-290発射機車体後方向けられている キルション 退役したM51スーパーシャーマン車体AGM-45シュライク対レーダーミサイルの単装ランチャー装備したレーダー車両。第四次中東戦争最中エジプトシリアS-125SA-3ゴア)や2K12SA-6ゲインフル)などの新型地対空ミサイルによって多数航空機撃墜されイスラエル軍が、航空機使用せず地対空ミサイル無力化するために開発した。Kachlilitとも言われる。なおキルション(Kilishon)はヘブライ語トライデント意味する詳細は「キルション (ミサイル)」を参照

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自走砲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/12 05:32 UTC 版)

エリア88の登場兵器一覧」の記事における「自走砲」の解説

反政府軍の自走砲。

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自走砲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 00:13 UTC 版)

NINKU -忍空-」の記事における「自走砲」の解説

軍用トラック大口径の砲を設置した姿をしており、装甲などは一切付いていない。上記装甲車同じく多く前線登場しては、風助達に撃破されるやられ役演じている。砲は走りながら発射可能で、対空砲としても使用している。

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自走砲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 04:31 UTC 版)

風の谷のナウシカ」の記事における「自走砲」の解説

映画のみに登場したトルメキア軍の陸上における主力兵器風の谷侵略する際はバカガラス運び込まれた。国を占領され風の谷人々反乱起こした際は、城オジ達が1台を乗っ取って奮戦した。クロトワと城オジ達は「戦車」と呼んでいるが、旋回砲塔を持たず火砲車両戦闘室に固定式搭載されている。水かきのようなキャタピラを持つ。

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自走砲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 06:21 UTC 版)

突撃!!ファミコンウォーズ」の記事における「自走砲」の解説

遠隔射撃行えユニット。弾速自体は遅いため、戦車動かないに対して有効。

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自走砲

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 12:49 UTC 版)

名詞

   (じそうほう)

  1. 火砲自走可能な車体搭載した軍用車両

対義語


「自走砲」の例文・使い方・用例・文例

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