【自走砲】(じそうほう)
車両に搭載され、単独で自ら走って機動する事ができる野戦砲。
他の車両や軍馬に牽引させたり、現地で組み立てたりする必要がないため、機動力が高い。
これは特に電撃戦や浸透作戦などの攻勢や、劣勢時に撤退する際に有利になる。
戦車との違いは、自身が攻撃対象になった場合の防御をどこまで想定しているかによる。
戦車は同等の戦車に撃たれる事を想定して対応防御を施されるが、自走砲はたいてい十分な装甲を持たない。
また、回避機動と反撃を同時に行う事も想定されず、砲の配置に多少の不備がある事が多い。
また、砲兵以外の兵科で運用される車両は、それが火砲を搭載していても「自走砲」とは呼ばない。
例えば、歩兵戦闘車には往時の突撃砲に匹敵する火力が備えられているが、それは歩兵を輸送・保護するための一手段に過ぎない。
従って、自走砲と違って作戦中に最大限の火力を発揮する義務はないし、また実際、発揮せずに済むならその方が望ましい。
砲兵と違い、どこにどれだけの火力を投入するかを作戦立案段階で綿密に計画できるわけではないからだ。
自走砲の分類
自走砲
自走砲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/08 08:07 UTC 版)
「コズミック・イラの艦船及びその他の兵器」の記事における「自走砲」の解説
反ザフトのゲリラ組織「明けの砂漠」が使用する戦闘車両。8輪トラックでフロントおよびサイドガラスはスリット入りの防弾板で塞がれている。武装は45mmバルカン砲。『SEED DESTINY』では、ロード・ジブリール邸を襲撃したゲリラが同型の車両を使用した。多くの公式資料では扱いが小さいが、デザイナーの山根公利によるイラストエッセイ『FROM G(THE) FIELD #10』でフィーチャーされており詳述されている。
※この「自走砲」の解説は、「コズミック・イラの艦船及びその他の兵器」の解説の一部です。
「自走砲」を含む「コズミック・イラの艦船及びその他の兵器」の記事については、「コズミック・イラの艦船及びその他の兵器」の概要を参照ください。
自走砲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/21 10:25 UTC 版)
機銃の他に、陸、海戦兵器への攻撃が可能な中距離砲を搭載している。
※この「自走砲」の解説は、「パロウォーズ」の解説の一部です。
「自走砲」を含む「パロウォーズ」の記事については、「パロウォーズ」の概要を参照ください。
自走砲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 08:42 UTC 版)
「朝鮮人民軍の兵器一覧」の記事における「自走砲」の解説
北朝鮮は自走砲の国産化に非常に熱心であり、これまでに幾つものタイプが知られている。一部の自走砲にはソ連製のATS-59砲兵トラクター(en)を元にした「トクチョン(Tok-Ch'on)」Tokchon(artillery)(英語版)という国産の装甲車両を使用している。 SU-76M - 朝鮮戦争時に使用。 SU-85 - 朝鮮戦争時に使用。 SU-100 - 朝鮮戦争時に使用。 ISU-122 - 朝鮮戦争時に使用。 ISU-152 - 朝鮮戦争時に使用。 ASU-57 - 1960年代に導入。 2S5ギアツィント 152mm自走カノン砲 - 1970年代に導入。 M1978 170mm自走カノン砲「主体砲」 - 59式戦車の車体に沿岸砲を搭載したもの。駐鋤を装備している。アメリカのM110自走榴弾砲同様、砲弾や操作人員は別途の輸送が必要。M1989と交代して既に退役したとする文献もあるが、2009年に射撃訓練を行う写真が公開されたほか、2013年に金正恩が視察した部隊に配備されていた。イランに輸出されており、イラン・イラク戦争時にイラクが鹵獲した車体が湾岸戦争後に発見されている。 M1989 170mm自走カノン砲「主体砲」 - M1978の後継か。トクチョン装甲車両を用いているが、車体はかなり大型化されており、要員・弾薬の輸送が可能になっている。外観はソ連製の2S7ピオン 203mm自走カノン砲に類似する。これらの自走カノン砲はシルクワームの配備により余剰となった沿岸砲を転用したとされている。米国防総省は黄海北道の谷山郡で最初に確認されたことから「コクサン号(koksang-go)」と呼称している。ロケット砲と同様に南部に配備されており、韓国本土を直接攻撃することが可能。 M1977 152mm自走カノン砲 - D-1 152mm榴弾砲を装備。 M1992 130mm自走カノン砲 - SM-4-1 130mm沿岸砲をトクチョン装甲車両に装備。砲の周りに防盾が装備されている。 M1975 130mm自走カノン砲 - M-46 130mmカノン砲を装備。改良型のM1981、M1991も有。 M1985 122mm自走カノン砲 - A-19 122mmカノン砲を装備。 M1991 122mm自走カノン砲 - D-74 122mmカノン砲を装備。確認されている自走カノン砲の中で唯一砲塔を備えている。また2018年の軍事パレード等では砲塔上部に携行型対空ミサイルを装備していることが確認されている。 M1981 122mm自走カノン砲 - D-74 122mmカノン砲を防盾ごとトクチョン装甲車両に装備。カノン砲の両側面には9K32(SA-7)携行対空ミサイル発射機も2基装備している。 M1974 152mm自走榴弾砲 - D-20 152mm榴弾砲を装備。 M1977 122mm自走榴弾砲 - D-30 122mm榴弾砲をトクチョン装甲車両に装備。 M1992 120mm自走迫撃砲 - 砲塔を備えており、限定的ながら自走榴弾砲としても運用可。 M2018 152mm自走榴弾砲 - M109 155mm自走榴弾砲によく似た新型の自走砲。2018年の軍事パレードで初登場した。初登場した頃は副武装として,12.7mmクラスの機関銃を連装形式と携帯型対空ミサイル発射機を連装形式で搭載していたが、2020年においては自走砲としては珍しく自動擲弾銃を連装形式で装備していることが確認された。2020年に行われた軍事パレードでも再度登場した時には、迷彩が2018年のものから一部変更されていた。なお車体は先軍98戦車系列のものを流用しているとみられる。また、イラン辺りからの技術提供があった可能性も指摘されている。ジェーン年間では2S19ムスタ-S 152mm自走榴弾砲をベースにしていると記載されている。なお、2020年に行われた軍事パレードを写した朝鮮中央通信の解説にて、名称がNK-9であることが発表された。また最新型であるとも公表された。
※この「自走砲」の解説は、「朝鮮人民軍の兵器一覧」の解説の一部です。
「自走砲」を含む「朝鮮人民軍の兵器一覧」の記事については、「朝鮮人民軍の兵器一覧」の概要を参照ください。
自走砲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 13:22 UTC 版)
M50 155mm自走榴弾砲 M4A4のエンジンを前部の補助操縦席部分に移して、オープントップの後部にフランス製M50 155mm榴弾砲を搭載している。後にHVSSとカミンズエンジンに換装されたがソルタムL33 155mm自走榴弾砲やM107 175mm自走砲に更新され、後述のアンビュタンクに改装された。 詳細は「M50 155mm自走榴弾砲」を参照 ソルタムL33 155mm自走榴弾砲 自走榴弾砲M50の後継として開発された。M4の車体上に密閉型の戦闘室を設けてイスラエル国産の33口径ソルタムM68 155mm榴弾砲を装備している。第四次中東戦争で運用されたが、後に前線部隊の装備はM109 155mm自走榴弾砲に更新されている。 詳細は「ソルタムL33 155mm自走榴弾砲」を参照 マクマト 160mm自走迫撃砲 余剰化したスーパーシャーマンの車体前部をオープントップ式の戦闘室に改造して、ソルタム社製M66 160mm迫撃砲を装備した自走迫撃砲。車体前部の装甲板は乗員の乗降や砲弾の積載に有利なように蝶番によって下部方向に展開可能。なお、マクマト(Makmat)とはヘブライ語でMargema Kveda Mitnayaat=自走重迫撃砲の略称であり、M3ハーフトラックにソルタムM65 120mm迫撃砲を搭載した120mm自走迫撃砲もマクマトと呼ばれる。 詳細は「マクマト 160mm自走迫撃砲」を参照 マクマト 160mm自走迫撃砲 車体前部の装甲板が開いている シャーマンMRL 砲塔を外して多連装ロケット砲を装備した車輌。鹵獲したソ連製の多連装ロケット砲BM-24(カチューシャ)のロケット弾をコピーした240mmロケット弾36連装ランチャーを搭載したMAR-240と、290mmロケット弾4連装ランチャーを搭載したMAR-290とが存在する。MAR-290にはショットを基にした車輌も存在するがMLRSに更新されて現役装備から外された。 詳細は「MAR-240」および「MAR-290」を参照 MAR-240。発射機は右舷側に向けられている MAR-290。発射機は車体後方に向けられている キルション 退役したM51スーパーシャーマンの車体にAGM-45シュライク対レーダーミサイルの単装ランチャーを装備した対レーダー車両。第四次中東戦争の最中にエジプトやシリアのS-125(SA-3ゴア)や2K12(SA-6ゲインフル)などの新型地対空ミサイルによって多数の航空機を撃墜されたイスラエル軍が、航空機を使用せずに地対空ミサイルを無力化するために開発した。Kachlilitとも言われる。なおキルション(Kilishon)はヘブライ語でトライデントを意味する。 詳細は「キルション (ミサイル)」を参照
※この「自走砲」の解説は、「スーパーシャーマン」の解説の一部です。
「自走砲」を含む「スーパーシャーマン」の記事については、「スーパーシャーマン」の概要を参照ください。
自走砲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/12 05:32 UTC 版)
「エリア88の登場兵器一覧」の記事における「自走砲」の解説
反政府軍の自走砲。
※この「自走砲」の解説は、「エリア88の登場兵器一覧」の解説の一部です。
「自走砲」を含む「エリア88の登場兵器一覧」の記事については、「エリア88の登場兵器一覧」の概要を参照ください。
自走砲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 00:13 UTC 版)
軍用トラックに大口径の砲を設置した姿をしており、装甲などは一切付いていない。上記の装甲車と同じく多くの前線に登場しては、風助達に撃破されるやられ役を演じている。砲は走りながら発射可能で、対空砲としても使用している。
※この「自走砲」の解説は、「NINKU -忍空-」の解説の一部です。
「自走砲」を含む「NINKU -忍空-」の記事については、「NINKU -忍空-」の概要を参照ください。
自走砲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 04:31 UTC 版)
映画のみに登場した、トルメキア軍の陸上における主力兵器。風の谷を侵略する際はバカガラスで運び込まれた。国を占領された風の谷の人々が反乱を起こした際は、城オジ達が1台を乗っ取って奮戦した。クロトワと城オジ達は「戦車」と呼んでいるが、旋回砲塔を持たず、火砲は車両の戦闘室に固定式に搭載されている。水かきのようなキャタピラを持つ。
※この「自走砲」の解説は、「風の谷のナウシカ」の解説の一部です。
「自走砲」を含む「風の谷のナウシカ」の記事については、「風の谷のナウシカ」の概要を参照ください。
自走砲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 06:21 UTC 版)
「突撃!!ファミコンウォーズ」の記事における「自走砲」の解説
遠隔射撃を行えるユニット。弾速自体は遅いため、戦車や動かない物に対して有効。
※この「自走砲」の解説は、「突撃!!ファミコンウォーズ」の解説の一部です。
「自走砲」を含む「突撃!!ファミコンウォーズ」の記事については、「突撃!!ファミコンウォーズ」の概要を参照ください。
「自走砲」の例文・使い方・用例・文例
- 自走砲という兵器
- 自走砲のページへのリンク