パタリロ!
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/27 03:38 UTC 版)
アニメ
1982年にはフジテレビでテレビアニメ化された(後期は『ぼくパタリロ!』と改題。詳細は後述)。製作は東映動画(現・東映アニメーション)。
テレビシリーズ終了後の1983年7月には、劇場用アニメーション作品が製作・公開された(詳細は後述)。
映像ソフト化については、1980年代に放送初期の数話と劇場版のVHSがリリースされたが、現在は、全巻廃盤となっている。また、2003年12月、2004年2月にはハピネット・ピクチャーズから、テレビアニメ全49話がDVDとして発売され、また2005年12月には東映ビデオから劇場用作品のDVDが発売された。2021年現在、Blu-ray版はリリースされていない。
アニメ関係のアルバム以外に、さくまあきらや新田一郎が中心となり、原作をなぞって作成したアルバムがある。
テレビアニメ
原作の人気を受けてアニメ化された。漫画作品のアニメ化については、作画技術の問題から原作と異なったテイストのキャラクターが設定されることがあるが、本作に関してはキャラクター・背景とも可能な限り原作のユニークな作風が再現されている。
一方、音効の面ではクックロビン音頭の節回しに関して試行錯誤があり、定着まで時間を要した。なお劇中の「クックロビン音頭」がエンディングテーマ等で知られる節回しで音楽が付くようになったのは第9話「べらんめえ桜吹雪」からであり、それまではアカペラで、節回しの一切ない平坦な音調で歌われており、原作に忠実な絵柄と相まってかなりシュールな雰囲気を醸していた。
内容については、ゴールデンタイムの放映であったにもかかわらず、バンコランとマライヒの男同士の愛人関係を避けることなく描写している点が注目される。この件に関しては「故意に女性に間違えられるようにマライヒをはじめ美少年役の声優は女性を用いている」というスタッフによるコメント[注 12]もあるが、原作者の魔夜はマライヒ役の選定の際にオーディションに応募してきた三ツ矢雄二で試験的に収録したが、不評だったため(原作者の魔夜曰くオカマ声にしか聞こえなかったとのこと)藤田淑子を起用したと語っている[119]。マライヒ役の藤田淑子は、最初は少年っぽい声も試したが、やはり少女っぽい声のほうが適切と判断したと当時のインタビューで語っている[注 13]。ほかにもアイキャッチを動画に起こし、CM前後でストーリー性を持たせたコントにするなどのお遊び的要素がふんだんに盛り込まれている。
劇場版のためにキープされた「スターダスト」などを除き、1年で当時の原作をほぼ映像化している。また別世界の番外編「猫間天狗」はアニメ化されていない(オープニング、後期エンディングには登場)。
原作者の魔夜はテレビアニメの製作にはほとんど関わっておらず、あくまで声優の選定のみしか関わってないという。その中でパタリロ役に白石冬美を起用することについてはアニメスタッフとかなりもめたというが、現在は白石でよかったと考えているという[119]。次回予告のナレーションと締めのセリフ「見るのは、キミだ!」を叫んでいるのもパタリロ本人(=白石)。
放送枠の変遷
当初、木曜日19:00-19:30(JST)枠で放送が開始されたが最終話までに放送枠が2回移動している。1982年10月に土曜日19:30-20:00枠へと1回目の移動。1983年4月には、金曜日19:00-19:30枠へと2回目の移動となった。また、キー局・フジテレビの金曜日19:00-19:30枠はローカルセールス枠であったことから、フジテレビ系列基幹局のテレビ西日本(TNC)などでも1983年3月末で放送を打ち切られる弊害があったものの、キー局における放送は1年1か月の放送期間を全うした。キー局での本放送終了後には、TNCやTSSなどの途中で打ち切りとなった系列局でも全話分の再放送が行われた。
1回目の時間帯移動の際に『ぼくパタリロ!』と改題されている。当時のアニメ誌で「パタリロ!」の名称がキャラクターの名前とはわかりにくかったこと、また改題を機に脚本を少し児童向けにシフトさせる旨が語られていた。
アニメ版については『さすらいのパタリロ』とも呼ばれたというエピソードもある。これは放送時間帯の移動が頻繁に行われたことから、いつの間にか付けられた俗称であるが、アニメの放送終了間際の時期にラジオ番組『アニメトピア』において『さすらいのパタリロ』との名称の続編について語られたことで『さすらいのパタリロ』との語が広く知れわたり(ただし、続編の名称とその噂はそのオンエア以前から存在していた)、それとともに「そのようなタイトルの企画が存在したらしい」と誤認されたためである。また、この続編企画そのものについては当時のアニメ雑誌でもスタッフが否定している。
2度の時間帯移動に関して、開始当初からの時間帯、また移動先の各時間帯それぞれでも放送回数を重ねるに連れて、それなりに安定した視聴率を記録していた事実をアニメ誌でスタッフがコメントしている。
『ぼくパタリロ!』最終回の本編終了後に劇場版公開の告知がされた。
スタッフ
- 企画:土屋登喜蔵(フジテレビ)、籏野義文(東映動画)
- 原作:魔夜峰央
- 音楽:青木望
- 総作画監督:鈴木欽一郎
- チーフデザイナー:土田勇
- チーフディレクター:西沢信孝
- 製作担当:佐々木章
- 編集:望月徹→吉川泰弘
- 録音:池上信照→市川修
- 選曲:宮下滋
- 効果:松田昭彦(フィズサウンド)
- 記録:黒石陽子→竹沢裕美子
- 現像:東映化学
- 制作:フジテレビ、東映動画(東映名義)
主題歌
- エンディングテーマ
- 全てキャニオンレコードより発売。
- 美しさは罪 (1 - 20・48・最終話)
- 作詞・作曲 - 伊藤薫 / 編曲 - 中村暢之 / 歌 - 竹田えり
- クックロビン音頭 (21 - 47話)
- 作詞 - 田中のぶ / 作曲・編曲 - 青木望 / 歌 - スラップスティック、白石冬美
- スラップスティックは羽佐間道夫プロデュースのバンド。野島、古川など常連だった本作のキャストとバンコラン役の曽我部和行などが所属していた。パタリロ役の白石は、イントロで出るパタリロのセリフ(「さぁ皆さん、お手を拝借!」)を喋ったり合いの手を入れたりしている。振り付けはフジテレビのバラエティ番組ディレクターである三宅恵介が担当しているが、これは実家が日本舞踊花柳流の舞踊家で、本人も振り付けの心得があったため。
- 挿入歌 - 翔ベ!プラズマX
-
- 作詞 - 田中のぶ / 作曲 - ゆうきまさこ / 作曲・編曲 - 青木望 / 歌 - サタンタ(子門真人)、杉並児童合唱団
- 輝け!タマネギ部隊
- 作詞 - 森雪之丞 / 作曲 - 森田公一 / 編曲 - 青木望 / 歌 - スラップスティック、白石冬美
各話リスト
話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 美術 | 作画監督 | 演出 |
---|---|---|---|---|---|---|
パタリロ! | ||||||
1 | 1982年 4月8日 |
美少年キラー | 辻真先 | 土田勇 | 兼森義則 | 西沢信孝 |
2 | 4月15日 | 霧の夜に花が散る | 土橋博 | 笠井由勝 | ||
3 | 4月22日 | 墓に咲くバラ | 津野二朗 | 久岡敬史 | ||
4 | 4月29日 | パタリロ危うし! | 酒井あきよし | アベ正己 | 芹川有吾 | |
5 | 5月13日 | 死の天使マライヒ | 金春智子 | 坂本信人 | 伊東誠 | 笠井由勝 |
6 | 5月20日 | 悲しみのエトランジュ | 土田勇 | 兼森義則 | 設楽博 | |
7 | 5月27日 | カンフー大あばれ! | 酒井あきよし | 坂本信人 | 河村信道 | 久岡敬史 |
8 | 6月3日 | パタリロより愛をこめて | 辻真先 | 土田勇 | 津野二朗 | 芹川有吾 |
9 | 6月17日 | べらんめえ桜吹雪 | 酒井あきよし | 坂本信人 | アベ正己 | 笠井由勝 |
10 | 6月24日 | マリネラに降る雪 | 金春智子 | 土田勇 | 兼森義則 | 西沢信孝 |
11 | 7月8日 | マライヒマライヒ | 辻真先 | 伊東誠 | 久岡敬史 | |
12 | 7月22日 | マリネラの吸血鬼 | 酒井あきよし | 坂本信人 | 河村信道 | 芹川有吾 |
13 | 7月29日 | アメリカ乗っ取り! | 津野二朗 | 設楽博 | ||
14 | 8月12日 | パタリロ7世と8世 | 金春智子 | 土田勇 | 兼森義則 | 笠井由勝 |
15 | 8月26日 | プリンス マライヒ | 酒井あきよし | 坂本信人 | アベ正己 | 芹川有吾 |
16 | 9月2日 | ダイヤモンドの伝説 | 金春智子 | 土田勇 | 河村信道 | 久岡敬史 |
17 | 9月9日 | ねらわれた赤い人魚 | 辻真先 | 坂本信人 | 星野絵美 | 設楽博 |
18 | 9月16日 | 輝けタマネギ! | 酒井あきよし | 土田勇 | 兼森義則 | 笠井由勝 |
19 | 9月23日 | 月への旅立ち | 坂本信人 | アベ正己 | 久岡敬史 | |
20 | 9月30日 | バンコラン死す! | 河村信道 | 設楽博 | ||
ぼくパタリロ! | ||||||
21 | 10月9日 | 超ロボット・プラズマX | 辻真先 | 土田勇 | 伊東誠 | 笠井由勝 |
22 | 10月16日 | プラズマの恋 | 金春智子 | 坂本信人 | 兼森義則 | 西沢信孝 |
23 | 10月23日 | 殺しのライセンス | 辻真先 | 土田勇 | アベ正己 | 久岡敬史 |
24 | 10月30日 | 旅立てジャック | 坂本信人 | 須田正己 | 笠井由勝 | |
25 | 11月6日 | プラズマ・パパ | 金春智子 | 河村信道 | 山吉康夫 | |
26 | 11月13日 | パタリロ8世と10世 | 酒井あきよし | 兼森義則 | 設楽博 | |
27 | 11月20日 | おちょくり24時間 | 辻真先 | 伊東誠 | 笠井由勝 | |
28 | 11月27日 | 忠誠の木ものがたり | 金春智子 | 土田勇 | 須田正己 | 西沢信孝 |
29 | 12月4日 | 帰ってきた暗殺者 | 酒井あきよし | 坂本信人 | アベ正巳 | 笠井由勝 久岡敬史 |
30 | 12月11日 | 愛しのプララ | 津野二朗 | 設楽博 | ||
31 | 12月18日 | ゲルマン城のとりこ | 金春智子 | 土田勇 | 河村信道 | 山吉康夫 |
32 | 12月25日 | ニャンコはニャンコ | 酒井あきよし | 坂本信人 | 我妻宏 | 笠井由勝 |
33 | 1983年 1月8日 |
わたし待つわ | 兼森義則 | 芹川有吾 | ||
34 | 1月15日 | やっぱりプララ | 金春智子 | 土田勇 | 伊東誠 | 設楽博 |
35 | 1月22日 | 雪がやんだら | 辻真先 | 坂本信人 | 富田邦 | 久岡敬史 |
36 | 1月29日 | パタリロ異変 | 酒井あきよし | 土田勇 | 津野二朗 | 芹川有吾 |
37 | 2月5日 | ベルサイユのヒマワリ | 金春智子 | 坂本信人 | 河村信道 | 山吉康夫 |
38 | 2月12日 | アイ・ラブ・マライヒ | 筒井ともみ | 兼森義則 | 西沢信孝 | |
39 | 2月19日 | その男バンコラン | 酒井あきよし | 土田勇 | 我妻宏 | 笠井由勝 |
40 | 2月26日 | プララのお兄さん | 金春智子 | 坂本信人 | アベ正己 | 久岡敬史 |
41 | 3月5日 | マライヒの季節 | 筒井ともみ | 土田勇 | 兼森義則 | 設楽博 |
42 | 3月12日 | パタリロ大集合 | 酒井あきよし | 河村信道 | 山吉康夫 | |
43 | 3月19日 | バンコランに死の愛を | 金春智子 | 坂本信人 | 津野二朗 | 芹川有吾 |
44 | 3月26日 | ファントム | 酒井あきよし | 土田勇 | 伊東誠 | 笠井由勝 |
45 | 4月8日 | ああ、花の新学期 | 坂本信人 | 兼森義則 | 西沢信孝 | |
46 | 4月15日 | プララの初恋 | 筒井ともみ | 土田勇 | 昆進之介 | 笠井由勝 |
47 | 4月22日 | さよならアフロ | 坂本信人 | 須田正己 アベ正己 |
芹川有吾 | |
48 | 5月6日 | 霧のロンドンエアポート | 土田勇 | 河村信道 | 山吉康夫 | |
49 | 5月13日 | 伊東誠 | 笠井由勝 |
放送局
※放送日時は1983年5月終了時点[120]、第44話で打ち切りの局については1982年12月中旬 - 1983年1月上旬時点[121]、放送系列は放送当時のものとする。
放送地域 | 放送局 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
---|---|---|---|---|
関東広域圏 | フジテレビ | 土曜 19:30 - 20:00[122] →金曜 19:00 - 19:30 |
フジテレビ系列 | 制作局 |
北海道 | 北海道文化放送 | |||
静岡県 | テレビ静岡 | |||
岡山県・香川県 | 岡山放送 | |||
佐賀県 | サガテレビ | |||
青森県 | 青森テレビ | 水曜 17:30 - 18:00 | TBS系列 | |
岩手県 | テレビ岩手 | 日曜 7:15 - 7:45 | 日本テレビ系列 | |
福島県 | 福島テレビ | 日曜 7:00 - 7:30(1982年6月 - 1983年3月) 日曜 7:30 - 8:00(1983年4月 - 1983年5月)[123] |
フジテレビ系列 | 1983年3月まではTBS系列とのクロスネット局。 |
新潟県 | 新潟総合テレビ | 木曜19:30-20:00→
月曜 17:25 - 17:55 |
フジテレビ系列 テレビ朝日系列 |
現・NST新潟総合テレビ |
富山県 | 富山テレビ | 土曜 19:30 - 20:00[122] →木曜 17:20 - 17:50(1983年4月14日 - 1983年5月26日[124]) |
フジテレビ系列 | |
中京広域圏 | 東海テレビ | 土曜 19:30 - 20:00 →日曜 10:30 - 11:00 |
||
広島県 | テレビ新広島 | 土曜 19:30 - 20:00[122] →土曜 7:30 - 8:00 |
||
山口県 | テレビ山口 | 土曜 17:00 - 17:30 | TBS系列 フジテレビ系列 |
開始当初は土曜 17:00 - 17:30に放映されたが、後に火曜 - 金曜 17:00- 17:30に放映された[125]。 |
高知県 | テレビ高知 | 金曜 17:00 - 17:30 | TBS系列 | |
長崎県 | テレビ長崎 | 土曜 19:30 - 20:00[122] →金曜 17:30 - 18:00 |
フジテレビ系列 日本テレビ系列 |
|
第44話で打ち切りの局 | ||||
宮城県 | 仙台放送 | 土曜 19:30 - 20:00 | フジテレビ系列 | |
秋田県 | 秋田テレビ | フジテレビ系列 テレビ朝日系列 |
木曜時代は月曜 19:00 - 19:30に放映[126]。 | |
山形県 | 山形テレビ | フジテレビ系列 | 木曜時代は未放映。 | |
長野県 | 長野放送 | |||
石川県 | 石川テレビ | |||
福井県 | 福井テレビ | |||
近畿広域圏 | 関西テレビ | |||
島根県・鳥取県 | 山陰中央テレビ | |||
愛媛県 | 愛媛放送 | 現・テレビ愛媛。 木曜時代は火曜 17:25 - 17:55に放映[127]。 | ||
福岡県 | テレビ西日本 | |||
熊本県 | テレビ熊本 | フジテレビ系列
テレビ朝日系列 |
||
宮崎県 | テレビ宮崎 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
木曜時代は未放映。 未放映分は本放送終了後に1983年 - 1984年頃に月曜 - 金曜 16:50 - 17:20に改めて全話放映された[125]。 | |
沖縄県 | 沖縄テレビ | フジテレビ系列 |
劇場アニメ
『パタリロ! スターダスト計画』
パタリロ! スターダスト計画 | |
---|---|
監督 | 西沢信孝 |
脚本 | 田波靖男 |
原作 | 魔夜峰央 |
製作 | 横山賢二 |
製作総指揮 | 今田智憲 |
出演者 |
白石冬美 曽我部和恭 藤田淑子 |
音楽 | 青木望 |
主題歌 | 「Run away 美少年達!」(歌:魔夜峰央) |
撮影 |
武井利晴 福井政利 |
編集 | 吉川泰弘 |
配給 | 東映 |
公開 | 1983年7月10日 |
上映時間 | 48分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
1983年7月10日公開作品。同時上映はシブがき隊の映画『ヘッドフォン・ララバイ』。単行本第5巻に収録された「スターダスト」を原作にした作品。当時はOVAも存在しなかった時代であり、メディア展開の一環として『宇宙戦艦ヤマト』や『機動戦士ガンダム』などのように放映終了後に映画化された。ストーリー展開は基本的には原作に忠実だが、アニメ作品のオリジナルキャラクターとして、原作とは異なり人間であるシュゲルグ博士を登場させ、博士が国際ダイヤモンド輸出機構のトップ「ナンバー1」の正体との設定となっている。またストーリーの後半には、(原作の掲載時にはなかった時間跳躍能力を使って)スターダスト計画を阻止するためパタリロが7世と10世の力を借りる「パタリロ大集合」の要素も盛り込まれている。
上映時間は48分。当初は上映時間が48分より長い作品として構想されていたが実際の上映時間が短縮されたため、制作期間に余裕ができた旨がアニメ誌で語られていた。
アニメ誌において「ドラえもんと比べると…」という東映サイドのコメントがあり、また作者自身「ポシャった」と語っているため興行的には芳しくなかった模様である。ただし、本作の劇場作品は上映規模があまり大きい作品ではない。
- ゲストキャラクター
- ジュニア - 戸田恵子(本名ビョルン)
- アンドレセン - 田島令子(ジュニアの双子の弟)
- シュゲルグ - 大塚周夫
- ミーちゃん - 魔夜峰央(魔夜が自分を作中に登場させる際に用いるキャラクター、特別出演)
- 主題歌 - 「Run away 美少年達!(ローズボーイズ)」
- 作詞 - 冬杜花代子 / 作曲・編曲 - 馬飼野康二 / 歌 - 魔夜峰央
- 挿入歌 - 「スターダスト悲歌(エレジー)」
- 作詞 - 冬杜花代子 / 作曲・編曲 - 馬飼野康二 / 歌 - 藤田淑子
- 製品コード - 7G-0025(キャニオンレコード)
注釈
- ^ 2014年に連載終了するまでは『あさりちゃん』(作・室山まゆみ)が最長であった。連載期間の長さという点では、1976年連載開始の『ガラスの仮面』や『エロイカより愛をこめて』、『王家の紋章』などの方が長いが、休載や掲載雑誌の刊行ペースの相違などのため、巻数は『パタリロ!』には及ばない。
- ^ ただし、これらの読みきり短編のキャラが『パタリロ!』本編にゲストとして出演するケースはある。占い師ザカーリ、花屋ミロール、ルル=ベルなど。
- ^ 『MELODY』2005年10月号掲載の『パタリロ!外伝』はパタリロ8世が本人役として登場しているにもかかわらず外伝扱いとして作品番号はつけられていない。この作品は当時MELODYに連載中だった『パタリロ西遊記!』のキャラクターを外見同一の別キャラクターとして登場させており、単行本でも『パタリロ!』ではなく『パタリロ西遊記!外伝』に収録されている。また、パタリロ11世が登場する外伝エピソード「宇宙翔けるパタリロ」は「パタリロ!番外編」とされ作品番号がふられていない。これも『パタリロ!』の単行本ではなく、『破異スクール斬鬼郎』(ジェッツコミックス,1988年)に収録されている。
- ^ ディクスン・カー初期作品に、予審判事アンリ・バンコランが主役の作品群がある。うち中編『グラン・ギニョール』の語り手はジャックである。
- ^ アーサー・モリスンが創造したキャラクターの一つに、保険調査の探偵マーティン・ヒューイットがある。
- ^ タマネギが「携帯型マッハ絨毯(速度はマッハ5)」を出すこともあり、パタリロ専用のもの以外にも複数機存在する。
- ^ デ・ビアスは作中、この組織とは別に存在している。『タマネギ!』(作品番号31)を参照。
- ^ フレミング原作小説『007 サンダーボール作戦』では、No.2のブロフェルドがスペクターの首領で、No.1のラルゴは彼の手下である。イオン・プロダクション映画では分かりにくいためか逆にされた。リメイク版『ネバーセイ・ネバーアゲイン』では、白猫を抱くブロフェルドが原作通りNo.2(=首領)になっている。
- ^ 加速時、人間でいえば盲目になる。
- ^ ただしこの展開には矛盾がある。アフロの死が大帝の陰謀と明かされるのはこの後の回のことで、大帝の組織についてランダムが一端でも知る機会はそれまでのエピソードで一度もなかった
- ^ この結果、単行本第6巻以降の作品番号は変動していない
- ^ 当時発刊されたアニメ雑誌では「宝塚的雰囲気を目指している」というスタッフの談話が掲載されている[要出典]。
- ^ アニメ第11話の原作となったエピソードには藤田淑子が主役を演じていた『一休さん』のような小坊主が登場していたため、アニメ化の際にその声をあえて一休さんっぽく演じるという製作サイドのお遊びもあった。アニメ版放送開始後3か月間他局で放送されていた『一休さん』とは共通点がいくつもあり、製作は同じ東映動画で、脚本家も酒井あきよし以外全員『一休さん』にも複数回で関わっている。声優は藤田淑子だけでなく白石冬美と増山江威子も『一休さん』の常連である。
出典
- ^ 「パタリロ!」マンガPark. 2020年9月2日閲覧。
- ^ ネルケプランニング公式web「舞台「パタリロ!」★スターダスト計画★」2018年3月15日(木)~3月25日(日)
- ^ 「「劇場版パタリロ!」6月28日に公開決定、魔夜峰央「とにかく“全編ミスマッチ”」」『コミックナタリー』株式会社ナターシャ、2019年3月12日。2019年3月12日閲覧。
- ^ 「「生きたパタリロ」加藤諒、「お芝居の中で遊ぶことを学びました」」『ORICON NEWS』、2019年7月2日。2021年1月25日閲覧。
- ^ “魔夜峰央、パタリロ!100巻&40周年イベントで「目標は200巻。あと40年待って」(12月1日池袋コミュニティ・カレッジで開催のトークイベント。加藤諒)”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ (2018年12月2日). 2018年12月14日閲覧。
- ^ 「新編 真ク・リトル・リトル神話体系 第6巻」(国書刊行会) 巻末インタビューより
- ^ リアルガイド給湯室 魔夜峰央スペシャルインタビュー
- ^ 『パタリロ西遊記!』魔夜峰央先生スペシャルインタビュー
- ^ 参考
- ^ ビョルン(パタリロ!2「墓に咲くバラ」後半)、マライヒ(パタリロ!7「パタリロより愛をこめて」)他多数。
- ^ クリスチャン(アニメ第10話『マリネラに降る雪』)など。
- ^ 「日経ヒット商品番付1978」「アクロス 定点観測 ストリートファッション」(パルコ出版)
- ^ 「ぱふ」1980年月号「特集 木原敏江の世界 特集 木原敏江の世界 魔夜峰央 吾妻ひでお 真崎守の世界」など
- ^ ネルケプランニング公式サイト「舞台「パタリロ!」佐奈宏紀のマライヒや青木玄徳のバンコランの姿解禁」(2016.8.26)
- ^ “パタリロ! 1”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 2”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 3”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 4”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 5”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 6”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 7”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 8”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 9”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 10”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 11”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 12”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 13”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 14”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 15”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 16”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 17”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 18”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 19”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 20”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 21”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 22”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 23”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 24”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 25”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 26”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 27”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 28”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 29”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 30”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 31”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 32”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 33”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 34”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 35”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 36”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 37”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 38”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 39”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 40”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 41”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 42”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 43”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 44”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 45”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 46”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 47”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 48”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 49”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 50”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 51”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 52”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 53”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 54”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 55”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 56”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 57”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 58”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 59”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 60”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 61”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 62”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 63”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 64”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 65”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 66”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 67”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 68”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 69”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 70”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 71”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 72”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 73”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 74”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 75”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 76”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 77”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 78”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 79”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 80”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 81”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 82”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 83”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 84”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 85”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 86”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 87”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 88”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 89”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 90”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 91”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 92”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 93”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 94”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 95”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 96”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 97”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 98”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 99”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 100”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 101”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 102”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 103”. 白泉社. 2022年1月19日閲覧。
- ^ “パタリロ! 104”. 白泉社. 2022年6月21日閲覧。
- ^ a b https://bkmr.booklive.jp/wagakoma-mayamineo
- ^ 『アニメディア』 1983年6月号、学研、テレビ局ネットワーク pp.90 - 92。
- ^ 『アニメージュ』 1983年1月号、徳間書店、全国放映リスト pp.84 - 85。
- ^ a b c d 「テレビ局ネットワーク」『アニメディア』1983年2月号、学研ホールディングス、104 - 106頁。
- ^ 『福島民報』1982年6月6日 - 1983年5月22日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『富山新聞』1983年4月14日付 - 同年5月26日付各朝刊、テレビ欄。
- ^ a b 『アニメージュ』 1983年12月号、徳間書店、全国放映リスト p.113。
- ^ 『アニメージュ』 1982年9月号、徳間書店、全国放映リスト p.96。
- ^ 『アニメージュ』 1982年9月号、徳間書店、全国放映リスト p.97。
- ^ a b c “魔夜峰央のマンガ「パタリロ!」が舞台化!脚本に池田鉄洋、演出は小林顕作”. ステージナタリー. (2016年6月25日) 2016年6月27日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j “「パタリロ」開幕!魔夜峰央が加藤諒を絶賛「演じられるのは彼だけ」”. ステージナタリー. (2018年3月16日) 2021年5月9日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “加藤諒、舞台「パタリロ!」開幕に“常春”のマリネラ王国で「笑顔の花を咲かせて」”. ステージナタリー. (2021年1月21日) 2021年5月9日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k “祝いだ!祭りだ!原作連載45周年記念、舞台「パタリロ!」第4弾上演決定”. ステージナタリー (ナターシャ). (2022年4月28日) 2022年4月28日閲覧。
- ^ a b c d e f “「パタリロ!」加藤諒、マライヒ&バンコランのラブシーンにドキドキ”. ステージナタリー. (2016年12月8日) 2021年5月9日閲覧。
- ^ “魔夜峰央「パタリロ!」映画化!加藤諒、青木玄徳、佐奈宏紀の舞台キャストで”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年3月15日) 2018年3月15日閲覧。
固有名詞の分類
フジテレビ系アニメ |
ハリスの旋風 魁!!男塾 パタリロ! フーセンのドラ太郎 キャプテン翼 |
アニメ作品 は |
VS騎士ラムネ&40炎 バロム・1 パタリロ! 伯爵と妖精 ハル&ボンス |
1982年のテレビアニメ |
トンデラハウスの大冒険 プロゴルファー猿 パタリロ! サイボットロボッチ 科学救助隊テクノボイジャー |
日本の漫画作品一覧 |
機獣新世紀・ZOIDS ONE×3 パタリロ! 闇のシルエット LOVE MY LIFE |
漫画作品 は |
VS騎士ラムネ&40炎 バロム・1 パタリロ! 春風いちばんっ 覇王伝説 驍 |
- パタリロ!のページへのリンク