藤本房子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/15 10:25 UTC 版)
| 藤本 房子 | |
|---|---|
| 基本情報 | |
| 別名 | フーコ | 
| 生誕 | 1950年5月2日(74歳) | 
| 出身地 |   | 
    
| ジャンル | |
| 職業 | 歌手 | 
| 担当楽器 | ボーカル | 
| 活動期間 | 1970年 - | 
藤本 房子(ふじもと ふさこ、 1950年〈昭和25年〉5月2日 - )は、日本の歌手。東京都出身。ウッドペッカーの元メンバー。
略歴
フォークソングのグループであるウッドペッカーのメンバーとして、1970年(昭和45年)にデビュー。
解散後は、1970年代から1990年代にかけて数多くのアニメ主題歌やコマーシャルソングを歌い、CMソングの女王とも呼ばれた。「フーコ」名義では『ひらけ!ポンキッキ』の楽曲も歌っている[1]。
その一方、1980年代からコーラス担当として、楠瀬誠志郎、陣内大蔵、松田聖子、原田知世、遊佐未森らのツアーに参加。遊佐未森コンサートには、1989年(平成元年)から1996年(平成8年)、1998年(平成10年)から1999年(平成11年)、2003年(平成15年)に参加した。
かわいらしいハイトーンの歌声から、さらに1オクターブ高く転換するところが特徴的で、独特のしゃくり、ビブラート、歌詞の1フレーズを際立たせるキメも特徴である。
主な楽曲
アニメ・児童向け番組
- ゴクロウサン(1976年、『みんなのうた』)
 - おれは鉄兵(1977年、アニメ『おれは鉄兵』オープニング曲)
 - カニさんカニさん(1977年、アニメ『おれは鉄兵』エンディング曲)
 - ロボットガンちゃん110番 (1977年、特撮ドラマ『ロボット110番』オープニング曲)
 - バッテンパンチの唄(1977年、特撮ドラマ『ロボット110番』エンディング曲)
 - おいらはスペース・ドッグ(1978年、『ワンツージャンプ!』)
 - ごてんばあさん(1979年、テレビ静岡イメージソング)
 - サンデーパパ (1979年5月、『ひらけ!ポンキッキ』)[注釈 1] キャニオン・レコード - CX-117
 - つんつるてん(1979年11月、『ひらけ!ポンキッキ』)[注釈 1] キャニオン・レコード - CX-119
 - ゆかいな仲間たち(1981年、『アニメ親子劇場』エンディング曲)
 - パタリロ!(1982年、アニメ『パタリロ![注釈 2]』オープニング曲)
 - トンデラハウスの大冒険(1982年、アニメ『トンデラハウスの大冒険』オープニング曲)
 - われないタマゴ(1984年、『みんなのうた』)
 
CMソング
- 明治製菓「ピッコロチョコレート」[注釈 3]
 - 森永製菓「ピッツェル」(1976年)
 - 日本ハム「ウイニー」(1976年)
 - 石丸電気
 - 東ハト「ポテコ」
 - カルビー「ポテトチップス」[注釈 4]
 - サントリー「オレンジ50」[注釈 5]
 - 味覚糖「さくらんぼの詩」「なないろ」
 - カルピス「白い少女」
 - カバヤ「マスカットキャンディー」「ジューC」
 - 加ト吉「ソフトえびフライ」「海老コロッケ」「あんまん」
 - 三和シヤッター
 - 日本広告審査機構「JAROって、なんジャロ」
 - カゴメ「トマトケチャップ」
 - ツカサ都心開発「ウィークリーマンション」[注釈 4]
 - 大正製薬「パブロン」「ワイパアエースゾル」
 - 中外製薬「グロンサン」
 - 大日本除虫菊「金鳥マット」「キンチョール」
 - 布亀「ヒヨコのヒヨコッコ」[注釈 6]
 - ビッグ富士
 - テレビ新広島「TSS味なプレゼント」
 - タカラブネ[注釈 4]
 - 登喜和冷凍食品「鶴羽二重こうや豆腐」
 - ビオフェルミン製薬「新ビオフェルミン」[注釈 4]
 - 丸辰「ビタミンちくわ」
 - 富士タクシーグループ
 - ミエライス
 - 津サンバレー
 - マルショクとサンリブの店内ソング
 - シジシージャパン - CGC加盟店の店内ソング
 - カスミ「カスミは大きなお弁当箱」(2011年) - 店内ソング
 - 鴨川シーワールド「ベルーガ」[注釈 7]
 - 焼肉なべしま[3]
 - 白元「ホッカイロ」[注釈 4]
 - 石井食品「イシイのタマゴにべんり[注釈 8]」[注釈 9]
 - ロッテ「ジョイントロボフーセンガム」「ジャフィビスケット」「マザービスケット」
 - サクラクレパス「サクラクーピー色鉛筆」
 - 小泉産業「コイズミ学習机」
 - 久光製薬「サロンパス」
 - 津村順天堂「バスクリン」
 - 樋屋製薬「樋屋奇応丸」
 - 石垣食品「フジミネラル麦茶」(1982年)
 
歌謡曲・一般曲
- お湯をかけたら / 米・パン大戦争(1976年)
 - アババのバ / それでも地球は…(1977年)
 - うちのお父さん / ゴクロウサン(1977年)[注釈 10]
 - 私言います親孝行。 / 花のCMガール(1977年)
 - 返してタンゴ / カマトト月夜(1977年)
 - 世の中まったくわからない / ハンタイの唄(1977年)
 - あの子はキティ / ハローキティ(1977年)[注釈 11] サンリオ・レコード - KTS-20001
 - ちびっこ音頭 / 来年もくるよ(1979年)[注釈 12] 日本クラウン - CW-1863
 - ドラドラロックンロール(1982年、中日ドラゴンズ応援番組『週刊ドラドラ生放送』オープニング曲)
 
出演
バラエティ
脚注
注釈
- ^ a b 「フーコ」名義。
 - ^ 後期は『ぼくパタリロ!』と改題。
 - ^ ウッドペッカー時代に歌った最初のCMソング。
 - ^ a b c d e サウンドロゴ。
 - ^ 初期の代表作。原田美枝子が出演。
 - ^ 作詞:荒木とよひさ、作曲:田中公平[2]。
 - ^ マリンシアターでベルーガショーの前に流れる歌。
 - ^ 卵料理の素。
 - ^ 暁テル子「ミネソタの卵売り」が原曲。
 - ^ A面はかぐや姫のカバー。
 - ^ ジャケット、歌詞カード、レーベルに作詞、作曲、歌手名の記載は無し。JASRACのデータベースには両曲とも作詞・八坂裕子、作曲・宮川泰として登録され、B面のハローキティは歌手・藤本房子の記載がある。
 - ^ A面曲は岡山県内の盆踊りでしばしば使用される。
 - ^ 特集「あるあるローカルCMソング」に出演[4]。
 
出典
- ^ 小島豊美とアヴァンデザイン活字楽団『『昭和のテレビ童謡クロニクル 『ひらけ! ポンキッキ』から『ピッカピカ音楽館』まで』』DU BOOKS、2015年、162 - 163頁。ISBN 978-4-907583-45-3。
 - ^ “ひよこっこ広場”. 布亀. 2024年1月24日閲覧。
 - ^ Taka「鹿児島県でおなじみ「焼肉なべしま」 ローソンでコラボ商品「ビビンバ丼」と「焼きおにぎり」発売中」『ガジェット通信』東京産業新聞社、2021年4月8日。2024年1月24日閲覧。
 - ^ “4月11日(水)は「イマドキ!面白コンテナハウス &あるあるローカルCMソング」”. MBCテレビ『てゲてゲ』. MBC南日本放送 (2018年4月4日). 2024年1月24日閲覧。
 
参考文献
- 「ブラウン管の向こうの音楽職人たち」『レコード・コレクターズ』2009年5月号、ミュージック・マガジン、2009年4月15日、116 - 119頁。
 
固有名詞の分類
- 藤本房子のページへのリンク