サラダ サラダの種類

サラダ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/30 07:46 UTC 版)

サラダの種類

一般的なもの

各国の特色あるサラダ

日本

生食文化の強い日本だが野菜の生食料理は歴史的に少ない。

より詳しく言えば、野菜の生食は農家が自家消費的に行うもので料理とは見なされていなかった。

よって日本のサラダは酢の物を別とすればほとんどが戦後に広まったものである。

なお、英語版wikipediaのサラダのリストには胡麻和えが掲載されている。


中国

台湾

  • 涼筍沙拉(リャンスンシャーラー liángsǔn shālā) - たけのこサラダ。主に細いたけのこの先端部分をゆでて、甘みのあるマヨネーズをつけて食べる。

マレーシア、インドネシア

タイ

アングロアメリカ

フランス

  • リヨネーズ(salade Lyonnaise、リヨン風) - マスタード入りドレッシングで和えた葉野菜の上にベーコン、ポーチドエッグクルトンを乗せたサラダ。
  • ニソワーズ(salade Niçoise、ニース風) - プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地方のサラダ。ニンニクで香りづけした皿の上に冷やしたトマト、アンチョビフィレ、ピーマン、タマネギなどを並べ、オリーブオイルと塩、コショウ、バジルで作ったドレッシングをかけ、固茹で卵とオリーブをあしらう[14]
  • スュド・ウェスト(salade Sud-Ouest、南西風) - フランス南西部のペリゴールおよびラングドック地方の料理。砂肝サラダ。家禽類の砂肝を炒めたものおよび鴨の生ハムを葉野菜の上に彩る。半熟の目玉焼きを乗せる場合もある。
  • マセドワーヌ(Macédoine)- 1cm角に切った野菜または果物のサラダ。野菜のマセドワーヌ(マセドワーヌ・ド・レギュム Macédoine de légumes)は温菜、冷菜どちらとしてもよい。
  • タブーレ (taboulé)- クスクスを調理して冷やし、トマトやキュウリなどの角切りやオリーブ、乾燥フルーツなどを混ぜたサラダ。クスクス粒による独特の食感がある。原型は東地中海地方の「タブーリ」(後述)。
  • ムスクラン (mesclun)- 色々な種類の若菜を取り合わせた、南仏のサラダ。

イタリア

ロシア

ギリシャ

トルコ

  • ジャジュック(Cacık) - キュウリのヨーグルト合えサラダ
  • ピヤズ(Piyaz) - 白インゲン豆のサラダ
  • パトルジャンサラタス(Patlıcan salatası) - 焼きナスのペースト状サラダ
  • チョバンサラタス(Çoban salatası) - チョバンとは羊飼いのこと。羊飼いが仕事先に材料を持って行ってそこで作ったとされることから。

アラブ圏

アラブ人のサラダには一般的にヴィネグレットに似たサラダドレッシングが用いられるが、ヨーロッパのヴィネグレットよりも油に対するやレモン汁の比率が高い。


  1. ^ おせんべいやスナック菓子の「サラダ味」 いったいどんな味?”. 朝日新聞DIGITAL (2022年8月18日). 2022年8月18日閲覧。
  2. ^ マグロンヌ・トゥーサン=サマ 『世界食物百科』玉村豊男 翻訳監修、原書房、1998年、ISBN 4087603172、pp.721-725
  3. ^ 石毛直道『世界の食べもの 食の文化地理』p239 講談社学術文庫。
  4. ^ 敬学堂主人、『西洋料理指南』下p17、1872年、東京、東京書林雁金屋 [1]
  5. ^ 秋山四朗編、『秋山徳蔵メニュー・コレクション』p16、1976年、東京・秋山徳蔵偲ぶ会出版部
  6. ^ 服部誠一『東京新繁昌記』 六、山城屋政吉、1876年、28頁。 
  7. ^ 山田美妙『帝国以呂波節用大全』嵩山堂、1898年、616頁。 
  8. ^ 森本樵作 編『実用新辞典:発音数引』開文館、1908年、428頁。 
  9. ^ 大槻文彦「サラダ」『大言海』(新編)冨山房、1982年、863頁。 
  10. ^ サラダ油の語源”. 油Q&A. 日清オイリオ. 2008年12月1日閲覧。
  11. ^ 吉浦秀吉、「サラドの部」『西洋支那料理法』p161、1935年、大阪、芝蘭社家政学園
  12. ^ 健康美人は始めてる!今年注目のパワーサラダって?All About Beauty.2017年1月4日閲覧。
  13. ^ キユーピーアヲハタニュース2017年2月15日キユーピードレッシング「緑キャップ」シリーズを使用したオリジナルの“パワーサラダ”をパワーサラダ専門店「HIGH FIVE SALAD」で提供
  14. ^ 辻調グループ 辻静雄料理教育研究所 編著 『フランス料理ハンドブック』 柴田書店、2012年、p31


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