rate of return on investmentとは? わかりやすく解説

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投資利益率

読み方とうしりえきりつ
【英】: rate of return on investment
略語: ROI

投資プロジェクト収益性を示す指標で、プロジェクトのための資本的支出額と、それから予想される、あるいは実現され利益との比較を表すものである
この場合投資および利益額として何を取るかによっていろいろな利益率考えられる投資額としては、資金の調達方法いかんにかかわりなく、所要投資総額を取る場合と、自己資本だけを考え他人資本借入れ分は含めない(それに対応して利益としては支払金利控除したものを取る)場合とがある。前者プロジェクトそのもの収益性を示すのに対し後者(これを特に自己資本利益率rate of return on equity, ROE と呼ぶことがある)は、プロジェクトそのもの収益性のほか、資金調達内訳によって数値変動する一般に投資プロジェクトの特徴として、当初資本的支出から、利益実現されるまでの時間的遅れの存在利益実現長期かつ有限の期間にわたること、およびその間プロジェクト利益実現収入実現支出発生大きさおよび時期)に多少とも不確実性を伴うことが挙げられ、投資利益率は、これらの投資固有の特性反映したのであることが要求される。そのために投資利益率として満たすべき基準は、投資全期間にまたがる総利益考慮入れたのであること、および総利益としては、利益実現時点対応した減価補正貨幣時間価値、すなわち利子率による割引)率や、さらに利益実現不確実性加重した減価補正施した加重総和用いることである。以上の二つ基準満足している投資利益率が割引現金収支法( DCF 法)による ROI で、DCFROI と呼ばれるのである。これは各年の現金収入償却前利益)の現在価値合計と、現金支出当初投資を含む)の現在価値合計とが等しくなるような割引率であって内部利益率internal rate of return, IRR)とも呼ばれる継続企業場合利益は、期間損益対応の会計規約によって算定され、それを生み出した算定期中平均使用総資本対す比率会計上の利益率accounting rate of return)としてその企業営業投資全体効率を示す指標とされ、他企業との比較や、期間的変化分析対象とされる。それとの類推から、分かりやすいという理由投資プロジェクト収益率に、これをそのまま用いて操業間中の各年の平均投資残高対す同期間の平均利益比率)として計算されることがあるが、前述の投資利益率の満たすべき二つ基準満足していないことから、会計方法による利益率投資意思決定基準として用いることは適当でない。石油会社投資プロジェクト収益性評価基準としては、ほとんどが DCF 法による ROI用いている。米国石油会社場合、約 70 %がこれによっているという調査結果がある。同時に会計法による ROI用い会社10 %程度ある。以上のほか、油田開発投資プロジェクト利益率計算法としては、古くからの鉱山の投資利益率算定法の Hoskold 法や J.J.Arps の提唱した AARR 法などもあるが、実際にはほとんど用いられていない

「rate of return on investment」の例文・使い方・用例・文例

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