yankee
「yankee」の意味・「yankee」とは
「yankee」は英語の単語で、主にアメリカ合衆国の北部出身者または北部在住者を指す言葉である。特に南北戦争時には、北部の連邦軍兵士を指す言葉として用いられた。また、アメリカ人全般を指す際にも使われることがある。さらに、ニューヨークのプロ野球チーム「ニューヨーク・ヤンキース」の名前にも使われている。「yankee」の発音・読み方
「yankee」の発音はIPA表記では /ˈjæŋki/ となる。IPAのカタカナ読みでは「ヤンキー」となる。日本人が発音するカタカナ英語では「ヤンキー」と読む。「yankee」の定義を英語で解説
「yankee」は、"A native or inhabitant of the northern United States." と定義される。これは、「アメリカ合衆国北部の出身者または住民」を意味する。「yankee」の類語
「yankee」の類語としては、「northerner」がある。これは直訳すると「北部人」を意味し、「yankee」と同様にアメリカ合衆国の北部出身者または在住者を指す。「yankee」に関連する用語・表現
「yankee」に関連する用語としては、「Yankee Doodle」がある。これはアメリカの伝統的な歌で、アメリカ独立戦争時にイギリス軍がアメリカ軍を侮蔑するために歌ったものである。また、「Yankee swap」はアメリカで行われるギフト交換の一種である。「yankee」の例文
1. He is a Yankee.(彼はヤンキーだ)2. The Yankees won the game.(ヤンキースが試合に勝った)
3. I heard the song "Yankee Doodle".(私は「ヤンキー・ドゥードゥル」の歌を聞いた)
4. He is a true Yankee.(彼は本当のヤンキーだ)
5. The Yankee swap was fun.(ヤンキースワップは楽しかった)
6. The Yankees are a famous baseball team.(ヤンキースは有名な野球チームだ)
7. He moved from the south to become a Yankee.(彼は南部から移住してヤンキーになった)
8. The Yankees fought in the Civil War.(ヤンキースは南北戦争で戦った)
9. The term "Yankee" is often used in the United States.(「ヤンキー」の語はアメリカ合衆国でよく使われる)
10. The Yankees have a strong fan base.(ヤンキースには強力なファンベースがある)
ヤンキー【Yankee】
読み方:やんきー
1 米国人の俗称。元来は米国南部で、北部諸州の住民を軽蔑的に呼んだ語。
2 不良青少年。第二次大戦後、髪型やファッションなどで、米国の若者の風俗をまねた青少年をさして呼んだ語。
[補説]
2018年5月に実施した「あなたの言葉を辞書に載せよう。2018」キャンペーンでの「ヤンキー」への投稿から選ばれた優秀作品。
◆殴り合いの喧嘩の後に、親友になるタイプ。
みーのイメー辞書さん
◆優しさを教えられなかったため、優しさの表現の仕方がわからない人。
bugさん
◆注目されたいという欲求が、乱暴という形で外に現れたもの。
おちよさん
◆大人になりたがっているけど方法が分からず迷った結論。
MOONさん
◆そろそろ郷愁感を抱かせる、不良少年に対する呼称。
kktさん
ヤンキー
(YANKEE から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/24 07:15 UTC 版)
ヤンキー(英: Yankee、英語発音: [ˈjæŋki]〈ヤンキ〉) は、アメリカ合衆国北東部に住む白人に対する俗称である。アメリカ国外においては南部を含むアメリカ人全体に対する俗称、または蔑称。
概要
元々は、コネチカット州に住むイギリス系移民が、南西隣のニューアムステルダム(後のニューヨーク)に住むオランダ系移民を呼んだあだ名、Jan Kees(ヤン・キース)に由来するという説と、その逆という説がある。Jan Kees(ヤン・キース)を英語に直訳すると「John Cheese」(ジョン・チーズ)になるが、イギリス系移民は「Kees」の「-s」を複数形と誤解し、英語においては「Yankee」を単数形、「Yankees」を複数形とした。ただし、これ以外にもヤンキーの由来や語源は諸説あり、はっきりと断定できない(インディアン語での「卑怯者」など)。
なお、「John」や「Jan」や「Jon」は、英語やフランス語などの西欧語圏、もしくはキリスト教圏では典型的な男性名である。また、これらと「チーズ」を重ねる理由は不明だが、ニューアムステルダムが港湾都市としてやや都市化していたのに対し、コネチカットの入植地は農業(酪農など)が主要産業だったことや、当時のオランダとイギリスの間の国際関係も下地にあると考えられる(日本人をスキヤキ野郎や寿司太郎と呼ぶのに近い)。
南北戦争時代には、南部(ディキシー)に住む人間から見た北部人に対する蔑称にもなった。 逆に南部人に対する蔑称はレッドネックもしくはレベル(英: rebel、アメリカ合衆国から独立を企てた謀反人や反逆者の意味で「reb」〈レベ〉と略されることもある)であり、北部諸州をヤンキーランド)、南部諸州はディキシーランドと呼ばれる。
また、わかりやすい俗語として「失敗する、たぶらかす」という意味で使われていた時代もあった[1]。
現在
現在では、狭義にはニューヨーク州を含め、その北東側に位置するニューイングランド地方(旧13植民地を構成するメイン州、ニューハンプシャー州、バーモント州、マサチューセッツ州、ロードアイランド州、コネチカット州)の住民を指す。また、米国北東部においてはヤンキーの語が地域の誇りやプライドとして認識がされており、少なくとも諸外国においてしばしば見られる蔑称であるとの認識はない。
アメリカ南部、特にサウスカロライナ州、ジョージア州、アラバマ州、ミシシッピ州、ルイジアナ州などのディープ・サウスと呼ばれる地域、それと合衆国からの独立意識が高いテキサス州などの保守的な場所では、今でも北部住民に対する蔑称として「ヤンキー」を使用することもあり、特に過激なテキサス人の一部は、冗談交じりで「レッド川(テキサス州と北隣りのオクラホマ州を分かつ川)より北に住む連中は全員ヤンキーだ!」と豪語し、同じ南部諸州に属していたオクラホマ州やアーカンソー州を切り捨てるほど、東部(北部)に対する対抗意識と優越感、ひいては劣後感が激しい。
アメリカ以外では、アメリカと経済格差がある国々、特に非白人がマジョリティの国々では、現在もアメリカ人、特にヨーロッパ系アメリカ人(WASPなど)に対する蔑称として使われるケースも多い。日本でも、第二次世界大戦中は国内向けの政府系広報に「洋鬼」で「ヤンキー」と読む記述が残る。また、後に「ヤンキー・ゴー・ホーム」というように、米軍基地反対運動などで使用されている。一方、父島では、かつて欧米系島民が多く住んでいた小笠原村奥村集落を「ヤンキータウン」と呼んでいた。
ラテンアメリカ諸国では、蔑称として使用される。メキシコや中米では「グリンゴ(gringo)」もヤンキーとほぼ同様の意味である(ただし、グリンゴの場合は「よそもの」を意味しており、カナダを含む北米の白人を指す場合が多い)。1980年代にアメリカ合衆国のレーガン政権に支援された、反政府ゲリラコントラの攻撃を受けていたニカラグアのサンディニスタ民族解放戦線 (FSLN) の党歌「サンディニスタ賛歌」には、「人類の敵、ヤンキー」という部分がある。
ベトナム戦争の際、ベトナム民主共和国は、北爆を行っていたアメリカ空軍を「ヤンキーの空中海賊」と呼んでいた。
北朝鮮などでは、「アメリカ人」全体への蔑称として「ヤンキー」を用いている。
その他
- 「Y」を正確に伝達するための、国際的な頭文字の規則の通称(通話表・NATOフォネティックコード)
脚注
出典
- ^ 編集者・辻原康夫『図解雑学 Q&A 読みたくなる世界史』2005年、143頁。
関連項目
- ディキシー
- アメ公
- 反米
- グリンゴ
- 白人至上主義
- ニューヨーク・ヤンキース (New York Yankees)
- ヤンキードゥードゥル(Yankee Doodle)
- アーサー王宮廷のコネチカット・ヤンキー
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