ゴリアテの混乱
(The Bedlam in Goliath から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/02 02:27 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動『ゴリアテの混乱』 | ||||
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マーズ・ヴォルタ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | カリフォルニア州ロサンゼルス ニューヨーク ブルックリン |
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ジャンル | プログレッシブ・ロック、エクスペリメンタル・ロック、ポストロック | |||
時間 | ||||
レーベル | ユニバーサルミュージック | |||
プロデュース | オマー・ロドリゲス・ロペス | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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マーズ・ヴォルタ アルバム 年表 | ||||
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『ゴリアテの混乱』(原題:The Bedlam in Goliath)は、アメリカ合衆国のバンド、マーズ・ヴォルタが2008年に発表した4作目のスタジオ・アルバム。
背景
セドリック・ビクスラー・ザヴァラによれば、オマー・ロドリゲス・ロペスがエルサレム旅行で買ってきたウィジャボードのようなボードをお土産にもらい、そこに母・娘・男の三角関係に関する詩が付いているのを見つけ、彼らから得られたメッセージを書きとめて歌詞に使用し、更にポジティヴな要素を加味して幸運をもたらすような内容にしたという[17]。しかし、スタジオが水浸しになる、エンジニアが神経衰弱になる、ザヴァラが足の手術をするなどの災難が続いたため、ロペスはそのボードを埋め、バンドの誰にも埋めた場所を言わないことを誓った[17]。そして、本作は『ゴーストバスターズ』のような作品と説明されている[17]。
本作よりトーマス・プリジェンが加入。また、前作『アンピュテクチャー』(2006年)に引き続きジョン・フルシアンテが全面参加している。
レーベル側は「ゴリアテ」を本作からの第1弾シングルにしようと考えていたが、バンド側はこの曲が編集されることを嫌い、「ワックス・シムラクラ」をシングルとしてリリースした[17]。
本作は2008年1月23日に日本で先行発売され、映像とカヴァー曲のオーディオ・トラックを収録したボーナスDVDが付属したデラックス・エディションも同時発売された。また、2008年6月4日には、別内容のボーナスDVDが付いた『ゴリアテの混乱〜大混乱エディション』もリリースされている。
反響・評価
アメリカのBillboard 200では自己最高の3位に達した[2]。また、「ワックス・シムラクラ」はグラミー賞最優秀ハードロック・パフォーマンス賞を受賞[2]。
音楽評論家のジョン・ブッシュはオールミュージックにおいて「本作はこれまでの作品と同様にダイナミック(ナイフの刃のようなテンションが絶え間なく続く様を思わせる)だが、『アンピュテクチャー』だけでなく『フランシス・ザ・ミュート』をも超えるほど緻密に構築されている」と評している[18]。
収録曲
全曲ともオマー・ロドリゲス・ロペスとセドリック・ビクスラー・ザヴァラの共作。
- アバリンクラ - "Aberinkula" - 5:44
- メタトロン - "Metatron" - 8:11
- イリアナ - "Ilyena" - 5:35
- ワックス・シムラクラ - "Wax Simulacra" - 2:38
- ゴリアテ - "Goliath" - 7:15
- トゥーニケット・マン - "Tourniquet Man" - 2:37
- カヴァレタス - "Cavalettas" - 9:32
- アガデス - "Agadez" - 6:43
- アスキピオス - "Askepios" - 5:10
- ウロブロス - "Ouroborous" - 6:35
- スースセイヤー - "Soothsayer" - 9:07
- コンジュガル・バーンズ - "Conjugal Burns" - 6:35
デラックス・エディション盤ボーナスDVD
- キュクノス…ヴィスムンド・キュクノス(ライヴ映像) - "Cygnus Live"
- ワックス・シムラクラ(ビデオ) - "Wax Simulacra"
オーディオ・トラック
- メモリーズ - "Memories"
- ソフト・マシーンが1967年にデモ録音を残した曲のカヴァー。
- バースデイ - "Birthday"
- シュガーキューブスが1987年に発表したシングル曲のカヴァー。
- シングス・ビハインド・ザ・サン - "Things Behind The Sun"
- ニック・ドレイクがアルバム『ピンク・ムーン』(1972年)で発表した曲のカヴァー。
『大混乱エディション』ボーナスDVD
- ワックス・シムラクラ(ビデオ) - "Wax Simulacra"
- イリアナ(ビデオ) - "Ilyena"
- アスキピオス(ビデオ) - "Askepios"
- ゴリアテ(ビデオ) - "Goliath"
- アバリンクラ(ビデオ) - "Aberinkula"
オーディオ・トラック
- プルド・トゥ・ビッツ - "Pulled to Bits"
- スージー・アンド・ザ・バンシーズがライヴ・アルバム『ノクターン』(1983年)で発表した曲のカヴァー。
- キャンディー・アンド・ア・カレント・バン - "Candy and a Currant Bun"
- バック・アゲインスト・ザ・ウォール - "Back Against the Wall"
- サークル・ジャークスがアルバム『Group Sex』(1980年)で発表した曲のカヴァー。
- ゴリアテ(リミックス) - "Goliath"
- トゥーニケット・マン(リミックス) - "Tourniquet Man"
参加ミュージシャン
- オマー・ロドリゲス・ロペス - ギター、シンセサイザー
- セドリック・ビクスラー・ザヴァラ - ボーカル
- アイザイア・アイキー・オーウェンズ - キーボード
- ホアン・アルデレッテ - ベース
- トーマス・プリジェン - ドラム
- マルセル・ロドリゲス・ロペス - パーカッション
- エイドリアン・テラサス・ゴンサレス - フルート、サックス、バスクラリネット、パーカッション
- パブロ・イノホス・ゴンサレス - サウンド・マニピュレーション
- ジョン・フルシアンテ - ギター
アディショナル・ミュージシャン
- Henry Trejo - "Because"s (#8)
- Nathaniel Tookey - ストリングス・アレンジ(#11)
- Edwin Huizinga - ヴァイオリン(#11)
- Anthony Blea - ヴァイオリン(#11)
- Charith Premawardhana - ヴィオラ(#11)
- Sam Bass - チェロ(#11)
- Owen Levine - ダブル・ベース(#11)
脚注・出典
- ^ a b “ゴリアテの混乱|マーズ・ヴォルタ”. ORICON NEWS. 2018年8月23日閲覧。
- ^ a b c The Mars Volta - Awards : AllMusic
- ^ australian-charts.com - The Mars Volta - The Bedlam In Goliath
- ^ finnishcharts.com - The Mars Volta - The Bedlam In Goliath
- ^ norwegiancharts.com - The Mars Volta - The Bedlam In Goliath
- ^ charts.org.nz - The Mars Volta - The Bedlam In Goliath
- ^ Mars Volta | Longplay-Chartverfolgung - musicline.de
- ^ swedishcharts.com - The Mars Volta - The Bedlam In Goliath
- ^ ultratop.be - The Mars Volta - The Bedlam In Goliath
- ^ MARS VOLTA | Artist | Official Charts - 「Albums」をクリックすれば表示される
- ^ dutchcharts.nl - The Mars Volta - The Bedlam In Goliath
- ^ The Mars Volta - The Bedlam In Goliath - austriancharts.at
- ^ mexicancharts.com - The Mars Volta - The Bedlam In Goliath
- ^ The Mars Volta - The Bedlam In Goliath - hitparade.ch
- ^ spanishcharts.com - The Mars Volta - The Bedlam In Goliath
- ^ lescharts.com - The Mars Volta - The Bedlam In Goliath
- ^ a b c d Mars Volta To Release 'The Record That Did Not Want To Be Born' - Music, Celebrity, Artist News | MTV.com - Interview by Chris Harris - 2013年6月5日閲覧
- ^ The Bedlam in Goliath - The Mars Volta : AllMusic - Review by John Bush
「The Bedlam in Goliath」の例文・使い方・用例・文例
- The Malay Times に掲載されていた、非常勤の下級アナリストの職に関する広告についてご連絡を差し上げています。
- ‘They are flying kites.' はあいまいな文である.
- 話し中です (《主に英国で用いられる》 The number's engaged.).
- 名詞相当語句 《たとえば The rich are not always happier than the poor. における the rich, the poor など》.
- 総称単数 《たとえば The dog is a faithful animal. の dog》.
- =《口語》 These kind of stamps are rare. この種の[こういう]切手は珍しい.
- 王立オペラ劇場 《the Covent Garden Theatre のこと》.
- 英国学士院 (The Royal Society)の会報.
- 初めて読んだ英文小説は“The Vicar of Wakefield”
- 『Scotish』は、『The Scottish Symphony』や『Scottish authors』、あるいは、『Scottish mountains』のような、より正式な言葉遣いの傾向がある
- STD(神学博士)はラテン語のSanctae Theologiae Doctorに由来する
- 『The boy threw the ball(少年がボールを投げた)』は、能動態を使う
- 『The ball was thrown(ボールは投げられた)』は簡略化された受動態である
- 1992年,「The Animals(どうぶつたち)」という本のために,まどさんの動物の詩のいくつかが皇后美(み)智(ち)子(こ)さまによって英訳された。
- 式典は,3Dコンピューターアニメ映画「I Love スヌーピー The Peanuts Movie」の米国公開の数日前に行われた。
- 「アサガオ」に対する英語は「morning glory」です
- Holman Healthは栄養補助食品業界の巨大企業で、最高経営責任者であるBud Rollinsを交代させようとしているが、Bud Rollinsは機会があるたびに、彼と同社取締役会とがあらゆる点で合意できるようには思えないと公言していた。
- 私は6月後半に休暇を取るので、参加のご要望は必ずLyle GrodinをCCに入れてください。
- 工事が完了するまで、正面とVine通りの入口からしかセンターに入れない。
- 昨年までは、Train FirstとTop Shareと契約をしていました。
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