NX級宇宙船一覧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 07:14 UTC 版)
NX-01 エンタープライズ(Enterprise) 地球暦2151年進宙。船長はジョナサン・アーチャー大佐。地球初のワープ5船のプロトタイプ。2143年にようやくワープ2の壁を突破したワープ5センターであったが、それからわずか5年後の2148年に起工、さらに2151年に最終的な仕上げをする前に予定を前倒しして進宙する。当初は深宇宙に対する見通しの甘さから装備が不十分で遭遇した自然現象や敵船に全く太刀打ちできないことも多く、クリンゴン帝国の巡洋戦艦に搭載されている光子魚雷が2発直撃しただけで撃沈されることが推定されるほどの貧弱さであった。しかし2153年の改修で反物質兵器である光子性魚雷(photonic torpedo)を装備し船体装甲も大幅に強化されるなどした結果、クリンゴン帝国のバード・オブ・プレイにも引けを取らない強力な船になった。ズィンディ危機の解決、アンドリア人とテラライト人の間の和解、バルカンの革命など、数々の功績を挙げる。24世紀の記録によると、進宙から10年後の2161年、惑星同盟(のちの惑星連邦)憲章の調印式典にアーチャー提督を送り届ける任務を最後に退役となり、船名に「S.S.」の接頭詞を追加(宇宙艦隊除籍により民間船扱いとなるため)したあと、展示品としてスミソニアン博物館へ送られる。24世紀に至っても現存している。 NX-02 コロンビア(Columbia) 地球暦2154年進宙。船長はエリカ・ヘルナンデス大佐。フェイズ砲は従来のビーム式からパルス式に変更され、攻撃力が増している。またブリッジ内の随所に情報ディスプレイが増設され、エンタープライズではシルバー系だった船体の塗装はホワイト系に変更された。ブリッジの各ステーションが主要EPSジャンクションに直結される構造に変更されており、この仕様は以降の宇宙艦隊所属船では標準となった。のちのシリーズで宇宙艦隊の宇宙船が船体のどの部位に被弾してもブリッジのステーションが爆発するのは、この仕様が原因である。エンジントラブルのため1年近くも進宙が延期されていたが、優性クリンゴン問題の発生に伴いついに太陽系を発つ。姉妹船エンタープライズの救援に駆け付け、優性遺伝子ウイルスが蔓延したクバットコロニーの住民を抹殺しようとするクリンゴン艦隊を阻止する。2156年に時空の異常に巻き込まれ消息不明となったが、2373年にガンマ宇宙域を探査中のU.S.S.ディファイアントによってある惑星上に墜落しているのが発見された。なお第二船体を追加したNX級の改装型クラス名「コロンビア級」は、NX-02コロンビアとクルーの追悼を目的として名付けられている。 NX-03 チャレンジャー(Challenger) ロミュラン戦争で大破、喪失。「Star Trek:ENTERPRISE -THE ROMULAN WAR- Beneath the Raptor's Wing」に登場。 NX-04 ディスカバリー(Discovery) ロミュラン戦争で大破、喪失。「Star Trek:ENTERPRISE -THE ROMULAN WAR- Beneath the Raptor's Wing」に登場。 NX-06(→NCC-06) エンデバー(→U.S.S.エンデバー) 惑星連邦が創設された時点で現役のコロンビア級の内、NX級からの改装によってコロンビア級となった唯一の船。惑星連邦宇宙艦隊の所属となってからはトゥポル大佐が船長を務め、クルーにはリードやホシ、フロックスなど除籍となったエンタープライズからの異動組が多い。
※この「NX級宇宙船一覧」の解説は、「NX級」の解説の一部です。
「NX級宇宙船一覧」を含む「NX級」の記事については、「NX級」の概要を参照ください。
- NX級宇宙船一覧のページへのリンク