Ionosphere Sounding Satelliteとは? わかりやすく解説

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アイ‐エス‐エス【ISS】

読み方:あいえすえす

《Ionosphere Sounding Satellite》電離層観測衛星昭和51年(1976)に打ち上げられ日本最初実用衛星昭和53年1978)には2号ISS-b)が打ち上げられた。昭和58年1983運用終了愛称「うめ」。


うめ

分類:人工衛星


名称:電離層観測衛星「うめ」/Ionosphere Sounding Satellite(ISS)
小分類:地球観測衛星
開発機関・会社:宇宙開発事業団(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))
運用機関会社:宇宙開発事業団(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))
打ち上げ年月日:1976年2月29日
運用停止年月日:1976年4月
打ち上げ国名機関:日本/宇宙開発事業団(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))
打ち上げロケット:N-I
打ち上げ場所:種子島宇宙センター(TNSC)
国際標識番号:1976019A

うめは、日本計画され初めての実用衛星です。その目的短波通信効率的な運用を図るために、電離層観測行なうことです。しかし、打上げ1ヵ月後に故障したため、その予備機うめ2号打ち上げられました。うめはスピン安定方式姿勢制御します設計寿命は、打ち上げ1年半後の、残存確率70%以上としていました

1.どんな形をして、どんな性能持っているの?
直径約94cm、高さ約82cmの円筒形です。重量は約139kgです。
観測装置としては、電離層観測装置(トップサイド・サウンダ)、電波雑音観測装置プラズマ測定器イオン質量測定器搭載していました

2.どんな目的使用されるの?
電離層臨界周波数や、電波雑音源の世界的分布観測電離層上部空間におけるプラズマ特性と、正イオン密度測定目的開発されました。

3.宇宙でどんなことをし、今はうなっているの?
衛星軌道投入後機能性能確認行ない、正常であることを確認しましたが、全日照に近づいた3月以降電池温度許容値越えて上昇し4月初旬地上局からの衛星コマンドに対して応答得られず、運用不可能になりました

4.このほかに、同じシリーズでどんな機種があるの?
うめ2号あります

5.どのように地球を回るの?
高度999km~1,018km、傾斜角69.7度、周期105分の円軌道です。

参考文献:大林辰蔵監修日本宇宙科学19522001東京書籍



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