EventLog.Source プロパティとは? わかりやすく解説

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EventLog.Source プロパティ

イベント ログ書き込むときに登録して使用するソース名を取得または設定します

名前空間: System.Diagnostics
アセンブリ: System (system.dll 内)
構文構文

例外例外
解説解説

イベント ソースは、何によってイベントログ記録されるかを示します通常アプリケーションの名前か、アプリケーションのサブコンポーネントの名前 (アプリケーション大き場合) を指定しますアプリケーションおよびサービスは、アプリケーション ログまたはカスタム ログ書き込みますデバイス ドライバは、システム ログ書き込みます

イベント ログ書き込む場合必要なのは、イベント ソース指定することだけです。イベント ログにエントリを書き込む前にイベント ソース有効なイベントソースとしてイベント ログ登録する必要がありますログのエントリを書き込むときに、システムは、Source プロパティ使用して、エントリを配置する適切なログ探しますイベント ログ読み取る場合は、Source指定するか、または Log と MachineName を指定します

メモメモ

ローカル コンピュータログ接続している場合MachineName指定する要はありません。MachineName指定しない場合は、ローカル コンピュータ (".") であると見なされます

イベントイベント ログ書き込むには、WriteEvent と WriteEntry を使用しますイベント書き込むには、イベント ソース指定することが必要です。イベント ソースは、そのソースを持つ最初のエントリを書き込む前に作成および構成しておく必要があります

アプリケーションのインストール時に新しイベント ソース作成します。これにより、オペレーティング システムが、登録されイベント ソースその構成の一覧を更新するだけの時間的余裕生まれますイベント ソースの一覧がオペレーティング システムにより更新されていないとき、新しソースイベント書き込もうとすると、書き込み操作失敗します新しソースは、EventLogInstaller または CreateEventSource メソッド使用して構成できます新しイベント ソース作成するには、コンピュータ管理者権限が必要です。

既存イベント ログまたは新しイベント ログイベント ソース作成できます新規イベント ログに対して新しソース作成すると、システムは、そのログソース登録しますが、ログ最初のエントリが書き込まれるまで作成されません。

ソースローカル コンピュータ上で一意である必要があります新しソース名に、対象となるコンピュータ既存ソース名や既存イベント ログ名と同じ名前を付けることはできません。各ソース同時に 1 つログだけに登録できます。ただし、アプリケーションでは、複数イベント ログ書き込むために複数ソース使用される場合あります。たとえば、アプリケーションには、異なイベント ログまたは異なリソース ファイル用に構成され複数ソース必要になる場合あります

Source 値を変更すると、ソースの登録先である EventLog は閉じられすべてのイベント ハンドル解放されます。

ソースは、ローカライズされたエントリを書き込むか、または直接文字列書き込むように構成されている必要がありますアプリケーションリソース識別子文字列値の両方使用してエントリを書き込む場合2 つ異なソース登録する必要があります。たとえば、複数リソース ファイルを持つ 1 つソース構成してから、WriteEvent メソッドでこのソース使用しリソース識別子によってエントリをイベント ログ書き込みます次にリソース ファイル使わず作成した別のソースWriteEntry メソッド使用し、そのソース使って文字列直接イベント ログ書き込みます

既存ソース構成情報変更するには、一度ソース削除してから、新し構成作成し直す必要があります。他のアプリケーションまたはコンポーネント既存ソース使用している場合既存ソース削除するではなく更新され構成新しソース作成します

メモメモ

ログに既にマッピングされているソース別の新しログマッピングする場合、この変更有効にするには、コンピュータ再起動する必要があります

使用例使用例

ソース存在しない場合MySource作成しイベント ログ MyNewLog にエントリを書き込む例を次に示します

Option Explicit
Option Strict
Imports System
Imports System.Diagnostics
Imports System.Threading

Class MySample
    Public Shared Sub Main()
        ' Create the source, if it does not already exist.
        If Not EventLog.SourceExists("MySource")
 Then
            EventLog.CreateEventSource("MySource",
 "MyNewLog")
            Console.WriteLine("CreatingEventSource")
        End If
        
        ' Create an EventLog instance and assign its source.
        Dim myLog As New
 EventLog()
        myLog.Source = "MySource"
        
        ' Write an informational entry to the event log.    
        myLog.WriteEntry("Writing to event log.")
        
        Console.WriteLine("Message written to event log.")
    End Sub ' Main
End Class ' MySample
using System;
using System.Diagnostics;
using System.Threading;
              
class MySample{

    public static void Main(){
    
        // Create the source, if it does not already exist.
        if(!EventLog.SourceExists("MySource")){
            EventLog.CreateEventSource("MySource", "MyNewLog");
            Console.WriteLine("CreatingEventSource");
        }
                
        // Create an EventLog instance and assign its source.
        EventLog myLog = new EventLog();
        myLog.Source = "MySource";
        
        // Write an informational entry to the event log.    
        myLog.WriteEntry("Writing to event log.");
        
        Console.WriteLine("Message written to event log.");           
                                                             
    }
}
   
#using <System.dll>

using namespace System;
using namespace System::Diagnostics;
using namespace System::Threading;
int main()
{
   
   // Create the source, if it does not already exist.
   if (  !EventLog::SourceExists( "MySource" ) )
   {
      EventLog::CreateEventSource( "MySource", "MyNewLog" );
      Console::WriteLine( "CreatingEventSource" );
   }

   
   // Create an EventLog instance and assign its source.
   EventLog^ myLog = gcnew EventLog;
   myLog->Source = "MySource";
   
   // Write an informational entry to the event log.    
   myLog->WriteEntry( "Writing to event log." );
   Console::WriteLine( "Message written to event log." );
}

import System.*;
import System.Diagnostics.*;
import System.Threading.*;

class MySample
{
    public static void main(String[]
 args)
    {
        // Create the source, if it does not already exist.
        if (!(EventLog.SourceExists("MySource"))) {
            EventLog.CreateEventSource("MySource", "MyNewLog");
            Console.WriteLine("CreatingEventSource");
        }

        // Create an EventLog instance and assign its source.
        EventLog myLog = new EventLog();
        myLog.set_Source("MySource");

        // Write an informational entry to the event log.    
        myLog.WriteEntry("Writing to event log.");
        Console.WriteLine("Message written to event log.");
    } //main
} //MySample
.NET Framework のセキュリティ.NET Frameworkセキュリティ
プラットフォームプラットフォーム
バージョン情報バージョン情報
参照参照
関連項目
EventLog クラス
EventLog メンバ
System.Diagnostics 名前空間
EventLog.Log プロパティ
EventLog.MachineName プロパティ
CreateEventSource
DeleteEventSource
SourceExists


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