DGET 関数とは? わかりやすく解説

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DGET 関数

適用対象: Microsoft Excel 2010, Excel Web App, SharePoint Online for enterprises, SharePoint Online for professionals and small businesses

 

ここでは、Microsoft ExcelDGET 関数書式および使用法について説明します

説明

リストまたはデータベースの列から指定され条件を満たす 1 つの値を抽出します。

書式

DGET(データベース, フィールド, 検索条件)

DGET 関数の書式には、次の引数あります

検索条件例については、ここをクリックしてください

解説

たとえば、セル範囲 G1:G2セル G1 に "収入" という列見出しセル G210,000 という数値入力されている場合、このセル範囲に "年収額" という名前を定義してデータベース関数検索条件引数として指定することができます

使用例

使用例新規ワークシートコピーすると、計算結果確認できます

表示その方法は?

 重要   行見出しまたは列見出し選択しないでください

ヘルプから使用例を選択する

 重要   使用例正しく機能するには、ワークシートセル A1 に貼り付ける必要があります

使用例を空のワークシートコピーした後、必要に応じて変更できます

A B C D E F
名前 樹高 樹齢 歩どまり 利益 樹高
="=りんご" >10 <16
="="
名前 樹高 樹齢 歩どまり 利益
りんご 18 20 14 105.00
12 12 10 96.00
さくらんぼ 13 14 9 105.00
りんご 14 15 10 75.00
9 8 8 76.80
りんご 8 9 6 45.00
数式 説明 (計算結果)
=DGET(A4:E10,"歩どまり",A1:A3) 条件を満たすレコード複数あるので、エラー#NUM!返されます (#NUM!)

検索条件の例

 重要   

=''=入力内容''

入力内容 には、検索する文字列または値を指定します次にその例を示します

次のセクションでは、複雑な検索条件の例を紹介します

1 つの列に複数の検索条件を指定して、いずれかに一致するデータを抽出する

論理式:     (販売員 = "西脇" OR 販売員 = "吉田")

1 つの列に複数検索条件指定していずれかに一致するデータ抽出する場合、同じ列の個別の行に検索条件入力します

次のようにデータ範囲 (A6:C10) と検索条件 (B1:B3) を指定すると、販売員が "西脇" または "吉田" であるすべての行が表示されます (A8:C10)。

  A B C
1 種別 販売員 売上
2   =西脇  
3   =吉田  
4      
5      
6 種別 販売員 売上
7 ジュース 須山 ¥5122
8 肉類 西脇 ¥450
9 ビール 吉田 ¥6328
10 ビール 西脇 ¥6544

複数の列に検索条件を指定して、すべてに一致するデータを抽出する

論理式 :     (種別 = "ビール" AND 売上 > 1000)

複数の列に検索条件指定して、すべてに一致するデータ抽出する場合、同じ行に検索条件入力します

次のようにデータ範囲 (A6:C10) と検索条件範囲 (A1:C2) を指定すると、種別が "ビール" で売上が 1,000 より大きいすべての行が表示されます (A9:C10)。

  A B C
1 種別 販売員 売上
2 =ビール   >1000
3      
4      
5      
6 種別 販売員 売上
7 ジュース 須山 ¥5122
8 肉類 西脇 ¥450
9 ビール 吉田 ¥6328
10 ビール 西脇 ¥6544

複数の列に検索条件を指定して、いずれかの条件に一致するデータを抽出する

論理式 :     (種別 = "ビール" OR 販売員 = "西脇")

複数の列に検索条件指定していずれか条件一致するデータ抽出する場合、別々の行に検索条件入力します

次のようにデータ範囲 (A6:C10) と検索条件 (A1:B3) を指定すると、種別が "ビール" であるか、販売員が "西脇" であるすべての行が表示されます (A8:C10)。

  A B C
1 種別 販売員 売上
2 =ビール    
3   =西脇  
4      
5      
6 種別 販売員 売上
7 ジュース 須山 ¥5122
8 肉類 西脇 ¥450
9 ビール 吉田 ¥6328
10 ビール 西脇 ¥6544

複数の列を対象とする 2 セット以上の検索条件を指定して、一致するデータを抽出する

論理式:     ( (販売員 = "西脇" AND 売上 >3000) OR (販売員 = "吉田" AND 売上 > 1500) )

複数の列を対象とする 2 セット上の検索条件指定して一致するデータ抽出するには、個別の行に検索条件セット入力します

次のようにデータ範囲 (A6:C10) と検索条件範囲 (B1:C3) を指定すると、販売員が "西脇" で売上が 3,000 より大きい行、または、販売員が "吉田" で売上が 1,500 より大きい行が表示されます (A9:C10)。

  A B C
1 種別 販売員 売上
2   =西脇 >3000
3   =吉田 >1500
4      
5      
6 種別 販売員 売上
7 ジュース 須山 ¥5122
8 肉類 西脇 ¥450
9 ビール 吉田 ¥6328
10 ビール 西脇 ¥6544

1 つの列を対象とする 2 セット以上の検索条件を指定して、一致するデータを抽出する

論理式 :     ( (売上 > 6000 AND 売上 < 6500 ) OR (売上 < 500) )

1 つの列を対象とする 2 セット上の検索条件指定するには、複数の列に同じ列見出し付けて指定します

次のようにデータ範囲 (A6:C10) と検索条件 (C1:D3) を指定すると、売上が 6,000 ~ 6,500 である行、および、500 より小さい行が表示されます (A8:C10)。

  A B C D
1 種別 販売員 売上 売上
2     >6000 <6500
3     <500  
4        
5        
6 種別 販売員 売上  
7 ジュース 須山 ¥5122  
8 肉類 西脇 ¥450  
9 ビール 吉田 ¥6328  
10 ビール 西脇 ¥6544  

一部の文字だけが一致している文字列を検索する

一部文字だけが一致する文字列検索するには、次のいずれか行います

比較検索条件として、次のワイルドカード文字使用できます

入力する文字列 検索対象
? (疑問符) 任意の 1 文字
たとえば、「インターフェ?ス」と入力すると "インターフェイス" や "インターフェース" が検索されます。
* (アスタリスク) 任意の数の文字
たとえば、「Win*」と入力すると "Win98" や "Win2000" が検索されます。
˜ (チルダ) (?、*、または ˜ の前に入力) 疑問符アスタリスク、またはチルダ
たとえば、「fy91~?」と入力すると "fy91?" が検索されます。

次のようにデータ範囲 (A6:C10) と検索条件 (A1:B3) を指定すると、種別が "肉" で始まるか、販売員列の 2 文字目が "山" である行が表示されます (A7:C9)。

  A B C
1 種別 販売員 売上
2    
3   =?山*  
4      
5      
6 種別 販売員 売上
7 ジュース 須山 ¥5122
8 肉類 西脇 ¥450
9 ビール 吉田 ¥6328
10 ビール 西脇 ¥6544

数式の計算結果を検索条件として指定する

数式計算結果検索条件として使用できます次の点に注意してください

=''=入力内容''

数式には、相対セル参照範囲名の代わりに列見出し指定することができます列見出し使用すると、検索条件入力したセルに "#NAME?"、"#VALUE" などのエラー値が表示されますが、このエラーセル範囲抽出結果には影響しないため、無視してかまいません

以降サブセクションでは、数式結果検索条件用いる例を紹介してます。

データ範囲のすべての値の平均より大きい値を抽出する

次のようにデータ範囲 (A6:D10) と検索条件範囲 (D1:D2) を指定すると、売上列が、すべての売上 (C7:C10) の平均超えている行が表示されます。数式の中で "C7" は、データ範囲における抽出列 (C 列) の先頭行 (7 行目) を参照してます。

  A B C D
1 種別 販売員 売上 平均値評価
2       =C7>AVERAGE($C$7:$C$10)
3        
4        
5        
6 種別 販売員 売上  
7 ジュース 須山 ¥5122  
8 肉類 西脇 ¥450  
9 ビール 吉田 ¥6328  
10 ビール 西脇 ¥6544  
大文字と小文字を区別して文字列を抽出する

次のようにデータ範囲 (A6:D10) と検索条件範囲 (D1:D2) を指定しEXACT 関数使用すると、大文字と小文字区別した検索実行され種別列が "農産物" である行が表示されます (A10:C10)。数式の中で "A7" は、データ範囲における抽出列 (A 列) の先頭行 (7 行目) を参照してます。

  A B C D
1 種別 販売員 売上 完全一致
2       =EXACT(A7, "農産物")
3        
4        
5        
6 種別 販売員 売上  
7 ジュース 須山 ¥5122  
8 肉類 西脇 ¥450  
9 農産物 吉田 ¥6328  
10 農産物 西脇 ¥6544  


このページでは「Excel関数リファレンス」からDGET 関数を検索した結果を表示しています。
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